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2006年04月09日 さん 「勘違いを解消すると著しく上達」

 
シニア向けになにか書くと言っても・・・・・・・言い訳からはいらなければと思います。

シニアだから○○です。なんてことも無いのがゴルフです。ただ、いつはじめて現在に至るのかということ。その過程でどのように過ごした(ゴルフをしたか)ということで変ってきます。
ゴルフって1分でも1秒でも早くはじめたほうが上達は速いんです。ただ、過去にもどってなにかできるわけもないですしね。

それともうひとつは「勘違いを解消すると著しく上達」します。
これが難題なんですね。なにが勘違いかわかっていないというケースがとても多いからです。

まずは代表的な勘違いです。
「ゴルフは地面にある球を空中に打ち出すという動きである」と思っている方がとてつもなく多いということ。
『えっ??これって間違ってる?』と思った方いません?
結果的にはそういう事象が起こりますけどね。実際の動きは
「上に振り上げたゴルフクラブのヘッドを球に向って振り下ろす」ということです。
先に書いたこととこれが『同じじゃないの?』と思った方がいてなかなか上達しないんだけどなーって思っていたら「同じじゃないんです」
先に書いた動きは「下から上」というイメージですよね。後からのものは「上から下」へのイメージです。ゴルフの動きは基本的にすべて「上から下」なんですよ。

このイメージの違いがほんとうに上達を妨げます。
小さい子供はイメージとか思考なんてものよりも本能的に動きますのでこんなこと考えもしないのですが、ある程度思考回路がしっかりした方はどうしてもこのへんを考えてしまうのです。

ゴルフの中継見ていてもグリーン上以外では球は空中を飛んで・・・転がって・・・って球が飛ぶイメージが続きますし。スイングを見ていても『ほーー、こうやって打つんだ』と・・・振り上げたヘッドで球を叩く・・・なんていうように見ている方はいませんからね。
レンジでやってみてください。

短くもった(シャフトを持ってもいいです)#3鉄等のロングアイアンでゴロに近い低い球を打ってみてください。
フェアウエイウッドも同じように短くもってゴロ打ってみてください。
「地面にある球を空中に打ち出す」ということをイメージできますか?
こんどはサンドウエッジとかアプローチウエッジでゴロを打ってみてください。
ウエッジのリーディングエッジで球を直接打つことをイメージしませんか?
実際にやってみると球はゴロにならずにある程度の高さにあがっていくことがあります。
球を空中へ上げていくというのは「道具に任せる」ということで解決してですね。プレイヤーは「上から下、トップからヘッドを球に向って振り下ろす」ということに徹すればいいのです。
これの勘違いが解消されるだけでも上達は急激に速まります。

まだまだあるのですよ。
パターの芯で球を打つときの「球とパターフェースの位置関係」
クラブの「フェース向き」
下半身の使い方・・・
右手首の形・・・
グリップ・・・
なにが正しいとか言っているのではなく「どうしてそうなるのかということを誤解している」というこが数多くあるということです。
それと、クラブに使われないようにするのも上達の早道ですよ。これは簡単には理解できないと思いますけどね。
 
 
 
(管理人) 
 こちらのTerryさん、偶然あるゴルフコースで彼と彼のお仲間とご一緒したんです。とっても楽しい方々で、皆さんゴルフの上手な方々でした(Terryさん、ケガをする前のベストスコアは70を切っていたとか)。しかも、お聞きするとご自身のホームページもお持ちとのこと。ご本人はシニアにはまだまだのお若い年齢ですが、せっかく知り合ったのも何かのご縁。これを逃してなるものかとばかりに、執筆をお願いしちゃいました。

 Terry さん、含蓄あるお話し、有難うございました。
 

追伸:是非 Teryyさんのホームページも寄ってみてください。原稿量が膨大で読むだけでも大変ですが。
 

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