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2005年10月22日 りきさん 「シニアの海外ゴルフの参考に」

1.コタキナバル、ゴルフツアー

  成田から5時間半、ボルネオ島(正確にはマレーシア、サバ州)、コタキナバルは日本から時差も1時間で手ごろなところ。物価も安く、治安に問題もない。ただし、コタキナバルの町自体は雑然としていて、ここにある「シャングリ・ラ ラサリアリゾート」などが面する海もさほど綺麗ではなく、何となく今ひとつのところ、という印象があった。ところが、この夏、ある人からこの町から車で1時間くらい行ったところにある「ネクサスリゾート」を勧められた。ここには十分な自然があり、かつホテル内にあるゴルフコースの使い勝手が良い、というもの。
 
  それでは騙されたつもりで、と出かけてみた。10年ぶりのコタキナバルは相変わらずだったが、ネクサスリゾートは確かに言われた通り。プライベートビーチ、と言う言葉も不要なくらい、ただ1件のホテル(といっても、コテッジ風、タワー型などいろいろの建物がある一大リゾートだが)客きりいないのだから、長い一面の海辺は綺麗そのもの。コテッジからそのまま歩いて行ける。外界とはまったく遮断されており、人もまばら(プールを使う人が多い)。宿泊客の中国人4割、韓国人3割、残りはオーストラリア、ロシア、カザフスタンなど。日本人は5%でまだ少ない(但し、日本人スタッフは3名いる)
 

  さて、ゴルフコースはコテッジから2,3分、リゾート内の施設だからそれは当然。ホテルから電話で予約して行ってもよいが、身体を運んでフロントで申し込めば、到着順にスタートできる。
 
  クラブを借り、女房とツーボールで、一人およそ8千円くらい(クラブを借りなければ6千円くらい)コースは本格的で、池をたくみに配置し、決してやさしくはない。東南アジアで一番高いキナバル山を見たり、池辺に遊ぶ鴨の家族などを記念写真しながら、のんびり回る。ゴルフ好きの韓国人、インド人が多いが、まあ「ハロー!」などとやっていれば良い。5日間に3ラウンド楽しんだ。そのほかの時間は海辺やプールサイドでのんびりし、近くのラグーンに行きマングローブを探検したり、水上スキーその他の遊びもある(オプショナル)。星空を満喫し、運がよければ、蛍の輝きも堪能できる。
  
  和食はないが、中華、イタリアン、その他6店くらい飲食店がある(コンビニがあり、カップめんもたくさんある)。ロビーでピアノの調べやフィリピン人のバンドが奏でる歌を聞きながら、ワインがどんどん空いていく。いいかげんな英語で、カザフスタン人と話したのは面白かった(ああいう国でも、成金ができているようだ)JTBなどでパンフレットをよく見ると、ネクサスは確かに載っている。直行便を使うことに気をつける(クアラルンプール経由だと、ずっと時間がかかる)。5泊して20万くらいか、国内旅行でも同じくらいはかかるでしょう。(私は特に利害関係人でも宣伝マンでもないが、隠れ情報として)

 
 
 
2.海外のゴルフ
 
  たまたま仕事で駐在したり、出張も多かったので、いろいろな国でプレイすることができた。インドネシアでは池超えのショートコースにくると、泥水のような池の中に子供が何人も立っている。「危ないからどいてくれ」というしぐさをしても動かない。そのうちにわかった。要するに「池ポチャ」したボールを捕まえて売り、稼ぎとするためなのだ。そんなことを考えて打つと、案の上、打球は池の中に。そうすると子供たちがいっせいにその落ちた方向に飛び込んで行き、捕まえる競争だ。何とも複雑な思い。・・そして、しばらく行くとティーグランドの後ろからささやくような声が入る。今度は拾ったボールを即売している。子供たちはそうして少しでも家計を助けているのだろう。日本の子供に教えてやりたい。
 
  タイでは、ゴルフかチンドン屋かわからないのがゴルフだ。1人のプレーヤーに通常のキャディのほか、フォアキャディ、日傘をさす人、待っている間に座る椅子を運ぶ人、など何人かがつく。4人で回れば、その数は相当なもので、遠くから見ると何かチンドン屋の一行、という光景だ。そして、彼らは我々が知らないところで、我々を対象に賭けている。だから、遠くから見てラフに入った筈でも現場に行くとフェアウエイに出ているということはざら。極端には打ち上げのショートでカップが見えないときなど、ホールインワンが多発する自体となる。ミスショットして悔しがると、何とわがキャディが足を蹴って残念がっている様子など、いいかげんにしてくれと言いたくなる。まあ、ご愛嬌の世界かも知れないが・・。
 
 
 
  セント・アンドリュース、オールドコース。ゴルフファンなら一度はやってみたいコース。しかし、さすがにここは世界中からの人気が高く、相当前から予約していないと出来ない。ニューコースに振られることも多い。・・・しかし、ある年の夏、友人と思い立ってロンドンからとにかく現地に行った。イギリスは右ハンドルで標識もしっかり出ているから、スコットランド、エジンバラ空港からレンタカーを借りて比較的簡単に到着はできる。ただし、相手も商売がうまい。ビジターは敷地内にあるホテルに泊まらなければいけない。その値段が一人3万円くらいしたように思う。これは現地では非常に高い(5千円くらいのB&Bがいくらでもある)   B&B: ベット&ブレックファースト(朝食)

  さてしかし、やはりオールドは無理で、ニューコースならできる、という。ここで引き下がってははるばるやってきた意味がない。何やかやと理由をならべ、とにかくかの有名なオールドコースで是非やりたい、と言うと、「それでは夕方5時58分のスタートならできる」という。むむむ、何と馬鹿にしたことを言うか、と最初は思ったものの、実はこれはまったく問題がない。北のスコットランドは樺太よりも緯度が高く、夏場は夜10時ごろまで明るい。従って、6時にスタートしても十分回れるのだ。・・・・というわけで、ようやく念願のスタート。

  その日は風もなく、雨もふらなっかたから、そういう時のセント・アンドリュースは特別の感じはなく、ただ普通の海辺の野原が続いているようなもの。もちろん、どこがフェアウエイかもはっきりしないし、グリーンをちょっとでもオーバーすれば身の丈のようなラフでまずはロースト、そしてフェアウエイのど真ん中に行ってみると蛸壺バンカーがあったりして、ちょっとこれは一体どうなっているのか、という局面は多いが。前後を見ていると、ドライバーを使う人は少なく、もっぱらアイアンで低い球を打つ、寄せはパターで転がす、というのが通常。つまり、球を上げると風で何が起こるかわからない、という経験が染み付いている模様。ゴルフというスポーツも、ああいうスコットランドと、そして米国のコースと、更に日本とではコースの状況が大きく違うから、別のスポーツという感じもする。リンクスに行ったら、飛ばそうなど考えることなく、ひたすらまっすぐ前進することだけを考える、尺取虫が一番手堅いと思う。


 
<管理人> たまたま駅前で配っていたHISのパンフレットにマレーシアはボルネオのコタキナバルのことが出ていた。それで思い出したのがリキさんの投稿。それでネクサスゴルフリゾートのことをいろいろと調べ、写真を追加しました。
  ちなみに安売り旅行で有名なHISのツアーでも時期にもよるが、5日間でなんと6万円台というものもありました。(ということは毎年正月明け、ゴルフ三昧体験に行っているフィジーよりも安かった) 
 

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