ゴルフ、私の場合

2005年１月１５日　M子さん５５歳　　「２０年振りの再デビュー」

　私は（東京）港区在住、御歳５５才の女性です。私が初めてゴルフと出会ったのは２３才の頃、その当時お付き合いしていた彼と共通の趣味をという事で始めました。当時はデイトと称しては週に１～２回位、あちこちの練習場に行ったり、ショートコースに、記憶が正しければ成城にアプローチのコース、川崎や多摩川辺りにも練習場付きのショートコースがあったと思います。本コースも泊まりがけであちこち行きました。向上心がなかった訳ではありませんが、気持的には他人に迷惑をかけない程度に廻れればイイかなぁーという感じだったでしょうか、スクールこそ行きませんでしたが、あちこちの練習場のレッスンプロに習ったりしていました。

　そんな時代が約４年間位続きましたが、諸事情がありその後はほとんど練習場にも行かず、たま～に「今度ゴルフ行くから行かない？」と誘われて練習もせず、ぶっつけ本番でコースには時々行ってました。ただただあのコ－スの別世界のような景観、爽快感がたまらなく大好きで、まあ迷惑かけなきゃいいかぁーみたいな、若さに任せて怖いもの知らずというか・・コンペにも出たりして楽しんでいました。スコアーは１２０前後かそれ以上、ベストスコアーは知人のお子さん（高校生と中学生の兄弟）と３人で行った高崎のコースで出した５３、５４の１０７が最高でした。その兄弟が周りもビックリ、とてつもなく上手でそれにつられて私も良い成績という感じでしょうか、今でもよく言われる事ですが「自分より上手な人と廻れ」を実践できた実例ですね。その後全くゴルフ（他のスポーツも）とは無縁の世界で生きてました。ゴルフをしたいという気持はありましたが、やはりゴルフは一人では出来ないし・・女性は周囲の環境に大きく左右されますね、身近にゴルフを一緒にする人がいないと全く縁が失くなってしまうものなんです。

　かれこれ２０年はゴルフクラブを握らなかった私が、ひょんな事から昨年春頃、友人からクラブを譲り受け、又々いきなりショートコース（ショートの割には整備のいき届いたレベルの高い、女性ならドライバーも使える）で再デビューしてしまいまして、取り敢えずボールは前に進んだものの惨たんたる結果で、３日間位は全身筋肉痛に悩まされました。同じ昨年のお正月にスキーも再デビューしてみたんですが、全くスポーツと無縁の身体はもうボロボロ筋肉痛との戦い、夕方にはもうスキー板を担いで、前斜傾のブーツを履いて、送迎バスに戻るのもヤットコセッと言う感じでした。ゴルフと同じでやはり板（カービング）やブーツ滑り方に革命が起きていて、今年も誘われてはいるものの、どうしようかなぁ？やはり近年の筋力の衰えた身体にスキーはちょっとリスクが高過ぎるかなぁ・・と再チャレンジするか悩んでいる所です。やはりこれからはゴルフが一番適しているんじゃないかなぁと、殆ど一年中楽しめるし、元気でいられれば８０才になっても楽しめますもんね。ゴルフの練習（昔は練習嫌いのコース好きだったのですが、そんな事言ってる場合じゃないので）はスクールに通っています。もっとスコアーを良くしたいという向上心もフツフツと涌いてきましたし、自ら進んで練習場に行くタイプでもないし、今日は寒いからやめちゃおうとか、暑いから家にいましょうとか、それに我家の近くに練習場もありませんので、週一回教えて頂いて打ち放題はお得かしら？それと、どんなに暑くてもどんなに寒くても今日はスクールと思えば、夏は汗を垂らし、冬は鼻水を垂らしてでも通えるもんです。スクールも通い始めた頃はやはり筋肉痛との戦いでした。今はスクールでもコースでも疲れる事もなくなりました。

再デビューして一番の驚きはやはりクラブの革命ですね。暫くは戴いたクラブで頑張っていましたが、先ずドライバーを購入（昔はドライバーが打てなくて３Ｗでティーショット、そのまま３Ｗ握り締めてたのに）、次にフェアウェイＷ（９＆５）、そしてチタンのアイアン、チッパー、パターと次々購入し、再デビューのきっかけに戴いたクラブを友人にお返しして、笑われてしまいました。

　５Ｗやチッパーは、今でも良くコースに連れて行って下さる友人がインターネットで購入してくださいました。感謝！感謝！前にも書きましたが、身近に一緒にゴルフを楽しめる友人がいる事（特に女性にとっては）一番大切な事と痛感しています。現在はもう一歩の所で１２０が切れませんが、今年こそ１００切りを目指して奮闘中です。

　余談ですが、５０歳を過ぎてシングルになった二人の男性の話ですが、一人は３０歳位から始め、もう一人は５０過ぎてから始められたそうですが、それぞれの共通点はまず沢山の回数コースに行かれる財力と家庭不和（笑）だそうです。何しろ家に早く帰りたくなくて毎日練習場に通ってから帰宅（なるべく遅く）していたお蔭？でシングルになれたそうですヨ！いいんだか悪いんだか？・・・。大変長くなってしまいましたが、もし１００を切れましたら、「５０過ぎて１００切りました」なんてタイトルで苦労話など書きたいと思っています。

　なんだかゴルフを通じて一人の女性の人生をお聞きしている気分でした。ぜひ、機会をみて、続編をいただければと思います。有難うございました。