96.肥満とストレスは万病の素? ・・・ (2011/12/18)
転んでも(心筋梗塞で入院しても)タダでは起きないぞ、と思った訳ではありません。今回の入院で、再発予防から、一生、薬を飲み続けることとなったもので、万が一薬が切れても(震災で避難所生活をとなったとしても)、再発しないよう、過去から学び取ろうとしているわけです。
退院前にお医者さんの一人から言われたのが、心筋梗塞を経験した患者さん、心臓を心配するあまりか、ややもすると運動をすることを拒絶してしまう人もいるのだとか。しかし、実際には適度な運動を続けることこそが、再発防止になるのだという。確かにその通りだと思う。塩分などをきちんと管理してある病院食と違って、(外食に比べればマシだろうが)家族と一緒に食べる家庭の料理で、塩分やカロリーを徹底管理するなどということは不可能だ。ならば出来ることは、食べる量を”減らす”ことしか方法はないのかも。
食事の制限とともに、これ以上体重を増やさないように、体重管理を続けている(毎朝体重計に乗っている)。私が使っている万歩計はこの写真モデルの1つ前のモデルで(新型はパソコンにデータを吸い上げられるようになっている)、単純に記録が残るタイプ。ここに歩数が2パターン記録される。1つは歩数そのもの。もう1つは体脂肪の燃焼に寄与する歩数、しっかり歩きだ。
ゴルフに行くときにもこの万歩計を持ってプレーしている。さすがゴルフ、歩数だけは12000歩程度だが、しっかり歩きは0だったりする。これはつまり、脂肪燃焼には、タラタラと歩いたのでは寄与しないという説明ともなっている。しかし、ノルディック・ウォーキング
はすごい。例えば、いつも歩いている白金台から恵比寿のガーデンプレイスまでポールを持って歩くと、約9000歩、うちしっかり歩きはその半分、4500歩だった。これを見ても、効率よく体脂肪が燃焼されていることが分かる。
考えてみると、通常の歩行は水泳にたとえれば「バタ足」。それに加えて(ポールを持って)手の動きを加えると、それは「クロール」となる。泳げる人なら分かるだろうが、バタ足よりクロール泳ぎは数段早く泳げる。同様に、運動量も飛躍的に増える。これと同じ理屈だと思う。足だけでなく、肩も、つまり全身を使ってあるくことから運動量が一気に増える。それでいて、走っているわけではないので(あくまで歩きなので)心拍数も走るほどには上がらず、心臓に無理もこない。更に、もしヒザに障害がある人だったとしても、ポールで体重を分散して支えるため、ヒザが痛くなりにくい。まあ、こんな具合に、良いことづくめのようだ。
こちらはノルディックウォーキングを紹介しているページにあった説明だが、絵をクリックするとオリジナルのページにジャンプするので、是非、ご覧になってみてください。 |
唯一、抵抗感があるとすれば、山歩きでもない都会で、ポールを持って歩いていることを恥ずかしく思う人がいるかもしれない、ということくらいだ。私にしてみては、心筋梗塞の予防になるのなら、人にどう思われようがまったく意に介さない。今後とも、都会の四季折々を感じながら歩いてみたいと思う。
通称プラチナ通り。写真、一番奥に見える白い建物はCallaway社ビル