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38. 定年とは義務教育を終えるようなもの? ・・・ (2009/04/26)


 私は早生まれなもので、定年は来年の春。同級生たちは、一足先に定年を迎え始めた。彼ら、どう見ても隠居なんてする年齢ではない。考えてみた、定年とは何なのかと。私は今、こう考えている。定年って、義務教育を終えるようなもの、と。


 何のために働いてきたか。それは家族を養うこと?住宅ローンを完済すること?子供に十分な教育をうけさせて上げること?など、など。最後の子供が私が35歳の時の子で、定年になるときには25歳(現在留学中)になっている。あとは上手く自立して貰うこにしよう。

 私は50歳の時に仕事にブランクがあった。幸い、生活にはまったく困らなかったが、何もしない、というのが結構辛いものだと体感した。定年間近になっていて、冗談半分に家内にこう言ってみた。「定年になったら何もしなくてもいい?」と。家内いわく、「どう〜ぞ。でもね、あなた、何もしないでいられる?」と笑われた。おっしゃる通りだ。何もしないなんて、耐えられない。


 最近の大学、エクステンションとか言って、社会人向けの講座を設けているところが増えてきた。そうしたところへ通っている人に聞くと、とても楽しい、という。理由は、やらなければいけなからやるのではなく、自分が、”それをやりたいと思ってやっているから”、 という。かくいう、私も昨年から週一回、仕事が終わったあと、韓国語の学校に通い始めた。とても楽しい。しかも、3回同じレベルを繰り返しているが、はなから期限がある訳でもなく、卒業という形に意味がある訳でもない。分かるまで繰り返して受講すれば良いこと、と思っているから。


 さて、話しがそれたが、義務教育が終わってから年月が経って、あらためて始める勉強とは楽しいものだった。ならば、生活をたてる為に仕事をするのではなく、自分が楽しいと思えることが仕事にならないだろうか。今、私が考えているのはこれだ。問題は、我々団塊の世代は、与えられた課題は着実にこなせるが、与えられる課題がなく、自分自身でそれを決めなくてはならない状態は、経験したことがないのだ


 今すべきことはこれ。自分がそれをやっていると、心から楽しいと思えること探し 。大丈夫、案外結果(お金)は後からついてくるもの。今度の仕事決めくらいは、お金が先で、やりたいことが後にならないようにしよう、と思う。





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