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35. 団塊男性、がんばれ!  ・・・ (2009/01/01)

 「団塊男性は会社という枠組みの中で、がむしゃらに働いてきた世代。やることが決まれば無類の強さを発揮するが、目的を失うと、なかなか動きだせない」と指摘する。「何かをしたくても、したいことが分からないのが団塊男性。出来ることとがあるなら誘ってくれ」といったところなのだそうだ。

 こちらは、正月の産経新聞に出ていたお話し。これを言われた私(団塊男性)としては、その通りだと思う。と、同時に、自分はそうはならないぞ、と思う。


 IT企業を中心に何度か転職したが、転職成功のポイントがいくつかある、と思っている。それを定年後の仕事探しにあてはめてみると。

1.現職があるうちに、次を探そう。

  時々退職をしてしまってから私のところに相談にくる友人がいるが、これはまずい。卑屈になったり妥協し過ぎたりが出てくるから。原則は、現職がある間に次を決めるべき。その意味では定年も同じこと。60歳になってから考える、ではダメ。60歳になったら、さっさと新しい仕事に移れる用意をするのは当然だろう。


2.やりたい何か、が先で、給料額を優先すべきではないこと。

  今までの仕事(会社)は、必ずしも「心底好き」でなかったかもしれない。子供教育費だと、住宅ローンがあったりで、大きく妥協もしてきたと思う。60歳になって、そうした足かせが無くなったのだから、今度は、やりたい「何か」を優先出来る。それが楽しさに繋がり、長続きをさせるポイントとなるだろう。儲かるにこしたことはないが、お金より楽しさを優先出来るのが、この世代の仕事だろう。

  ある意味、一番時間がかかるのが、この「自分が本当にやりたいこと」探しだろう。


3.自分の出来ること(能力)の「棚卸し」をしっかりとしておくこと。

  案外、自分のことが良く分かっていない。特に定年退職となると、今までの評価はあくまでその企業だから評価された、年功で価値があると思ってくれていただけのこと。もし、自分で何かをやるのではなく、再び、どこかに属して働こうと思うなら、自分が出来ることの棚卸しはしっかりしておきたい。過去の名刺を捨てて何が出来るかが大事だろう。
  転職とは、再度新しい土俵で値踏みをされるということ。これが出来るから、他へ行っても食っていける、というものを、まずは箇条書きしてみると良いだろうと思う。

  万が一、前述の「やりたいこと」の達成のために足りないものがあれば、定年までに補っておく、くらいの気構えが必要かも。つまり一番大切なのは、人をあてにせずに、自分で決めて、自分で進めていくことか。さて、私は?






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