ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ


30.お金が先か、時間が先か  ・・・ (2008/5/12)
 
  こんなオヤジのどこを気に入って貰えたのか、自分の子供と同年代の男性と、メールのやりとりが続いている。仕事で知り合ったのですが、とても多才な人。とても多趣味で、フルートを吹いたり、大型バイクでツーリングを楽しんだり。はたまたテニスはやるし、実利的には株式投資もやっているという面白い人。
  私が誰かを「変わっている人」という場合、ほぼ「誉め言葉」として使っている。その意味で、彼はとても変わっている人です。頻繁にメールのやりとりをしていても、話題が尽きない。もしかしたら、私に合わせてくれているのかもしれないが、、、。

  その彼、よりチャレンジャブルな仕事へと転職をした。仕事的には面白いようだ。ただ、プロジェクトに起伏があり、時間的にかなりゆとりが持てる時があったのだとか。彼の性格ゆえ、それを無駄になどしない。スポーツジムに通ったり、小旅行をしたりと、有効に活用する。

  さてさて、話しが長くなったが、最近、彼とのやりとりで出た話題が、時間とお金。彼、残業が減ってここ数ヶ月は給料が目減りしたという。それで自分自身の若い頃を思い出してみた。

  私が大学を卒業し、その後就職した業界(印刷)は、とにかく残業が多かった。3年半の勤続中で最高、月96時間というのがあった。なんだか惰性で仕事をしている感じだった。当時はまだ土曜休みのない時代。唯一の休みは日曜日だけだった。その為、当時の私、20歳代前半の私としては、お金(残業代)より時間が欲しかった。せめてもと、週1回のお休みである日曜日は、まともに家にいたことはなかった。

  そんなことを思い出し、「今は若くて自由なのだから、お金よりも時間が貴重なのでは?」とメールした。彼も「同感」と返事をくれた。彼に伝えたのは、自分の経験からだが、「転職に失敗する人は、報酬の多価で決めたケースに多かったように思う」と。上手くいく転職は、どちらかというと「やりたい仕事を求めて転職をした。結果として給料が上がってきた」という方が成功しているように思う、と。


  現在58歳だが、定年になれば、時間は豊富に持てる。もっともそうなると、「時間は十分だから、お金が欲しい」となるのかもしれないが。




5月25日 





ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ

inserted by FC2 system