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267. 創業で大事なこと、考え方  ・・・  (2019/02/10)  

 私は定年になってから(2010年秋に)起業しました。それから8年が過ぎた今、過去を振り返ってみて創業で大事なことって何かを考えてみました。まとめるとそれは以下の4つでした。

1.情熱

2.行動力

3.行動力

4.行動力

 いかに「行動」することが大事かが分かるでしょ?

 話しは少し飛びますが、実は、ライブドア事件前のホリエモンって、まったく興味がなかった。それがある日たまたま立ち寄った本屋さんで何気なく手に取ってみた本が堀江貴文著のこれ、「君がオヤジになる前に」でした。パラパラっとページをめくって読んでみて、オッ、この人、結構良いこと言ってるじゃないか、と。以来、彼の本を何冊か読んでみた。その中で私の考えと一番共通するのは「行動」出来なければ何も始まらない、でした。



 最近目にとまったのがいったのがこれ、堀江貴文氏の本のタイトル「考えたら負け」でした。ネットで注文しようとしたら、売り切れのようでしたが本のタイトルだけでも、なんとなく言わんとすることが分かる気がしたのでまだ読んではいません。

 では話しを戻して、先の私が考える起業に大切なこと4つについてもう少し説明を加えたいと思います。

2.行動力 ・・・ 何をやるか(what)を見つけるために行動する。私の場合は、アフリカへ行ってみました。

3.行動力 ・・・ やるべき「何」が見つかったら次に考えるのは、それをどう(How)やるか、ネットで調べ、必要に応じてその分野の業者さんを訪問しいろいろ教えて貰いました。

4.行動力 ・・・ 大切なのは、いつまでに(when)やるかをきちんと決めておくこと。これがないと、絵に描いた餅になりかねません。つまり「行動」することで一番大事なことはこの「いつまでに」、と言っても良いかもしれませんね。


 さて、順番を逆にしましたが、バックボーンとして最も重要なのがこれ、1.情熱 なんです。「あなたは、それをなんのためにやるのですか?」が。起業してみると、いろいろ困難に出くわす。その時、戻るべき原点がこれなのです。


 私で言えば2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害。これにより、中古車関連も、日本の社会同様に大混乱に陥りました。(輸出代行業者)乙仲さんの輸出前車両保管場所の多くが湾岸にあるため、水没したところもありました。一番困ったのが、オークションに出品されている中古車に放射能汚染車が含まれていたことだった。放射能汚染は目に見えないがために、知らずにオークションで落札し、港に運んだところで受ける放射能チェックでひっかかる、ということが頻発しました。困った輸出事業者の中には、引き取った車を知らんぷりしてオークションに再出品する人が現れたこと。こうなるともう、車の仕入れは「トランプのババ抜き」の様相を呈して来ました。

 さらに悪い時には悪いことが重なるもの。輸出先が決まり、船積み前の私所有の車に港湾作業員の運転する車が追突したのでした。事後処理に時間がかかりそうなことが分かったもので、まずはアフリカのバイヤーに事情を説明し返金しました。次に、事故を起こした相手がかけている損害保険会社とのやりとりとなりましたが、その担当者の対応の不誠実さに電話口で怒鳴り合いをすることに。そしてとどめは、一連の心的負担からか心筋梗塞を引き起こすことになりました。長くなりますのでその時の詳しい話しは割愛しますが、もしご興味ある方は(こちら)をご覧ください。


 とまあ、私の場合に限らず事業をしていると不測の事態は起こりうるもの。もしそれで心が折れそうになった時どうしますか?戻るべき原点、情熱を確認することが大切なのです。私の場合もこれがあったお陰で、心筋梗塞で入院していた間に「退院したらやってきた事業のどこを修正した上で再開しようか」を考えていました。定年後起業を始めた際の動機がはっきりしていたので、入院までしても撤退は考えませんでした。

 定年後のゆる起業ではありますが、それでも、こうした押さえどころはしっかりとしていた訳です。




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