ホーム目 次 / 前ページ次ページ       


253. 起業に役だったコミュニケーション能力とは? ・・・  (2018/09/02)  

 真偽のほどは確かではありませんが、「いつでも、どこでも、誰とでも」、ここからドコモ(DoCoMo)というブランド名が決まったと聞いたことがあります。実は、異分野で起業するのはこれが必要となります。 


若い頃は人見知りだった私

 私は人見知りをする方で、大学卒業後に勤めた会社、半年の現場研修後に営業に配属されたことを知った同級生から、「お前の会社、よほど人材不足なんだなぁ、オマエのような人見知りするヤツを営業に配属するなんて」と。こんな私でしたが、営業をやっているうちに、更に、アメリカ留学したことで、いつでも、どこでも、誰とでも話せるようになりました。


留学が自分を変えた?

 最近ですと、こんなエピソードも。ある日、ご近所さんと二人でゴルフに行きました。前のグループは若い男女。男性の方がゴルフが上手な人。たまたま前のお二人に追いついたもので、声をかけました。「さっきのショット、良かったですねぇ〜」と。男性は照れていました。
 一緒したご近所さんからこう言われました。「○○さん、まるでオッサンだよ。誰にでも声をかけるなんて」と。はい、私すでに十分オッサン・エイジです。誰にでも気サクに声をかけられます。




定年になると自ら世界を狭めてしまうシニア男性

 最近、別なゴルフ仲間から教えて貰ったのですが、「世界一孤独な日本のオジサン」という本があるのだそうです。なんとなく読む前から内容が透けて見える感じのタイトルですね。

 2年ほど区内にある「老人福祉会館」(私の住む区では、いきいきプラザと呼んでいる)で月2回書道教室に通いました。参加者は私を除くとすべて女性。もっと言えば、この会館の利用者のほとんどが女性。どうやら女性は始めての人のところに飛びこんでいける。仲間を作って人生を楽しむすべを知っている。かたや、男性は知らない人と声が交わせないようだ。これでは、起業いぜんの問題。


コミュニケーションは、より過ごしやすい世界を作るのかも

 私が異業種(コンピュータソフト → 自動車)に転身出来たのは、ひとえに「いつでも、どこでも、誰とでも」、コミュニケーション出来たからと思っている。なにせ、自動車のことなど何も知らないのだから、知っている人に聞くしかない。この場合、聞く相手は誰でもいい。なぜなら、中古車オークション会場に行けば、周りは玄人、私だけは素人というわけだから、私さえ心の用意が出来るなら、誰にでも聞いて良い状況なのだから。


 こうしたコミュニケーション能力は、何も起業に限ったことではなく、多面的に使えます。例えば電車に乗ったり、スーパーの店内を歩いていて、人と当たりそうになる。一言「後ろ、通りま〜す」と言えば相手もすっと避けてくれる。この一言さえ言えれば、世の中、かなりスムースになるのにと思う。

 言葉を交わすことによって面倒に巻き込まれることもあるかと思います。だからと言って、貝のように殻を閉じて過ごすわけにはいきません。ならばコミュニケーションによる可能性を広げ、残りの人生を楽しく生きてみてはどうでしょうか?






ホーム目 次 / 前ページ次ページ   
 

inserted by FC2 system