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252. 行動することが生きることである 宇野千代 ・・・  (2018/08/26)  

 若い人であろうが、年寄りであろうが。 男性であろうが、女性であろうが、何かを成そうとする場合に共通するのは行動に起こせるかどうか。そんなことについて考えていたら偶然図書館データベースで見つけたのがこれ、宇野千代さんの著書「行動することが生きることである」。まさに私が探していた答えがそこにあるはず、と読んでみた。

 宇野千代さんのお名前は存じ上げていたが、本は読んだことがなかった。もっと言えば、どんな方なのかも詳しくは存じ上げていなかった。参考までに「こちら」をご覧ください。

 さて、この本要点は目次にあらわれています。

<第一章> 人生は行動である

 行動が思考を引き出す
 ・頭で考えるだけのことは、では何もしないのと同じことである
 ・人間の考えるとは、その活動によって引き出されることが多い
 ・人間のすることは、凡て現実と想像である

 感動は行動に結びつき、人生を愉しくする
 ・私には何か思いついて新しいことをし始めると、急にいきいきと熱中して、もうそのことだけしか考えられないほど夢中になってしまう癖があるのでした

 熱中する、夢中になる、何かが生まれる
 ・何事かをし始めると、狂気のようになるのが私のクセである

 困難なことには自分の方から進んで這入っていく、すると道は拓かれる

 思い込んだことは、その通りになってあらわれる

 恐怖は判断を狂わせる

 忘れることが新しい道へ踏み出す一歩である




<第8章> 人生は死ぬまで現役

 愉しんでする仕事は続く、疲れることがない
 ・私にとって働くことくらい面白いことはない、と言うことです。但しこの「働くこと」と言うのには、或る但し書きが必要なのですけど、(それは自分の工夫したことを、自分の工夫した通りの方法で働くことなのです)

 仕事が次の仕事を生む、死ぬまで続けてこそ実を結ぶ

 上手になると言うのはひたすらに続けてすることである

 習慣が生き方を決める

 心に張りがある人間はボケない

 人生は死ぬまで現役である、老後の存在する隙はない




私の感想
 目次とそれに関した解説部分を箇条書きしてみたわけだが、これだけ読んで貰っても、私が同感と思った部分が何かが分かるだろうと思う。何かを成そうとする場合、しかもそれが未経験な領域にチャレンジしようとするのなら、その分野での先人に学べということ。宇野千代さんの言葉であれば、どんな分野であろうと共通するアドバイスだと思う。



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