ホーム目 次 / 前ページ次ページ       


240. あなたは何歳まで生きたいと思っていますか? ・・・  (2018/04/29)  

 前2回はシニアにとっての資産のことを書こうとしたが、あまりに個別の問題すぎてどう書いて良いか分からなかった。そこで読んだ本からの引用という形を取ってみたが、結論的に言えば、私はお金の問題の専門家でもないので、何を書いたら皆さんの参考になるのか良く分からなかったというのが正直なところです。
 これに対して「健康問題」であれば、私なりの視点で書けるのではないかとまとめてみたのが以下です。

 さて、計画とは「これこれをやる」という行動予定案にプラスして「いつまでに」という時間軸を設定することだと思います。突発的な事故・事件を想定からはずせば、人生・余命についてもある程度の計画は可能かと思います。私の場合(68歳の)今から10年の人生の質(Quality of Life)を上質なものにしたいと考えました。そのために何をするのか、、、ですね。

 2011年、仕事上のストレスから心筋梗塞 を発症しました。大きな病院でカテーテル手術を受けました。そこで分かったこと2つ。

1.ステントというチューブ状のネットを心臓の血管内に挿入、血管内の血量を確保するというもの。ちなみにこれは処置であって治療ではないということ。つまり虫歯になって空いた穴に詰め物をするのに似ていて、また他の部分が同じ状態になり得るということ。

2.質を確保したい期間を定めることが可能であれば治療であっても、処置であっても構わない、ということ。
 68年間の人生の中で知り合った人たちで、この世を去った人が何人か現れている。なかには、ついこないだまで一緒にゴルフをしていた人だったりする。入院して数カ月で他界したと聞くと、人生はかないものだと感じる。
 そんな中でなんとなく傾向が読みとれる。1つの病で1回目発症した時に、以降「生活習慣」を改めれば、死ぬことはなかったのではと思うケースがある。ある人は、頭痛がするといって医者に行くと脳溢血だった。まだ30代だった彼は脂っこい食事、甘いものが好きだった。職人で仕事熱心だった彼は、運動をしていた様子はなかった。肥満気味だったことからすると、かなり血圧も高かったのではなかったかと思う。今になって思うのは、彼が1回目の発症以降、生活習慣を改善すれば、死につながった2回目の発作はなかったのではないか、と。

 私の場合61才の時、定年後始めた事業のストレスが引き金になって心筋梗塞を発症した。それ以前に、心筋梗塞予備軍としての要素が揃っていた。眼科検診で軽い動脈硬化が指摘されていた。年1度の検診で肥満気味とも指摘されていた。こんな私が心筋梗塞の入院から解放された時やったことは。

1.医師の指示で服用していた薬はきちんと飲んだ。ただし、どんな薬を飲んでいるのか薬剤師に確認はした。

2.私の母は95才で亡くなるまで、常用する薬は無かった。必要な薬は飲むのは当然だが、出来れば薬を飲まなくて済む体にしたいと考えた。以下のことを実行して、退院時7種類飲んでいた薬は基本2種に減らして貰えた。(プラス、降圧剤とコレステロール予防の2種は、なにかの時にと手元に置いてはあるが)


3.血圧の管理。血圧は体重と相関関係がある。退院後、ウォーキングにより80kgあった体重を10kg落してみた。結果、血圧はストンと下がった。現在、降圧剤を用いずに血圧、上が120〜130程度。

4.コレステロールの管理。
 更に私の住む居住区では65才からは区営のジムを無料で利用できる。週に1回程度、ランニングマシンを使って「心拍数が120を超える程度の速足歩き」を繰り返している。この意図は、血管のつまりの原因、コレステロールが溜まらないようにと。
 プラス、管理栄養士の娘の薦めでで納豆を食べるようにしている。納豆の成分が「血管年齢」を若返らせてくれるという。納豆は好きな食材、しかも値段が安い。配慮しているは国産大豆のものを選ぶことくらい。


 65才を過ぎたあたりから視力の低下を感じた。加齢による白内障だった。行きつけの眼科医の勧めもあって白内障の手術 を受けることにした。白内障の手術、まずは古くなって濁った水晶体を砕いて眼内から取り除き、その代わりにプラスチックレンズを挿入する。私は昨年(67歳)でこの手術を受けましたが経過は良好。
 眼内レンズは、基本遠距離にフォーカスを合わせているので、新聞などを読む際はメガネが必要と言われ、老眼鏡も作りなおした。しかし、術後5カ月たったいま、明るい光さえあれば新聞を裸眼で読め、新調した老眼鏡の出番もあまりない。これでいつか認知症を患うとして、それまでの用に十分足りると考えている。


 冒頭のように私の目標に定めたのは10年(つまり78才まで)の人生の質の確保ということ。無論、何のためにやるのかという目標はあった方がいいので(笑われるかもしれないが)私の場合は「すべての道はゴルフへ」だ。好きなゴルフを続けていけるように努力をしたいと思っている。例えば、近年、飛距離が落ちて来た。どこかにノリシロが残っていないかとレッスンを受けたり、ヨガ教室 に通ったりもしている。すべてゴルフという結果の分かりやすい目標のためにしていることだが、これが体に悪いわけもないと思っている。どなたかが「ゴルフが出来る幸せ」と言っていたが同感です。




ホーム目 次 / 前ページ次ページ  
 

inserted by FC2 system