ホーム目 次 / 前ページ次ページ       


236. 人生100年時代をどう生きるのか?(PartV)  ・・・  (2018/03/25)  

   ◎1つの事業は3年ごとに見直しをかけていく必要があるのかも?

 2018年定年後、中古車輸出事業を始めて今年で8年目となりますが、振り返ってみるといろいろあり、よくまあ続けてこられたものだと思います。

● アフリカ向け輸出がピークだった2013年の売上を100 とすると 売上高の推移はこんな感じ。

2010年9月   事業開始

2011年     32 東北震災があり、放射能汚染による車輌が輸出差し止めになるケースが多発、一旦事業休止

2012年     67 再びアフリカ向け中古車輸出が復活しはじめる

2013年  100 アフリカ向け輸出3年目でピークを迎える

2014年     65 大手法人のアフリカ向け輸出拡大の影響で売上減少。中小零細は淘汰された。
          偶然の出会いで、ニュージーランド移住を考えている中国人中古車事業者と知り合う。

2015年     73 同じアフリカでも皆が手がけていないガーナ向け(左ハンドル国)を試してみる。
          同時に、ニュージーランド向けが始動を始める

2016年   156  ニュージーランド向け輸出がピークを迎える

2017年     89 急な減少。現地ディーラーに説明を求めた結果、移民政策の見直しが影響していることが推測できた。

 ニュージーランドにいる中国人ディーラーさんの説明によれば、中国人富裕層の子弟を対象にBMWを販売してきたのが、減少傾向に。聞けば、NZで政権交代があって移民政策が(これは世界的な傾向かと思いますが)厳しくなったのだという。
 日本人留学生の場合だと卒業後は帰国前提がほとんどだと思うのですが、中国人留学生家族親戚を呼び寄せるための先兵(?)として留学している様子。ですので、たとえ留学出来たとしても、就業VISA、その先の永住権が取れなければ興味は無くなるようです。更に、留学生のこと以前に私のビジネスパートナー、中国人のディーラーさん自身が就労VISAの更新が出来るのかも微妙になってきているようでした。


 こんな具合に、貿易はもともと相手国の政治、経済政策に色濃く影響されます。またこれは、大企業、個人事業に関係なく作用するということ。うらを返せば、事情は平等で、今回私だけが困っているわけではなくニュージーランドに2店舗を持つ日本の中古車販売大手も同様に困っている様子。
 振り返ってみると、私のように1つの事業分野しか手がけていないと、ことを始めて3年で見直しをかけていく必要があるのかも、というのが印象。では、どうやってこの状況を打開していくか。これは定年前でも広い人脈のお陰でビジネスが出来ていた私ですから、定年後も良きアドバイザー達と会って、彼等と話しながらヒントを探していきたいと思っています。


 話しは変わりますが、豪州へは息子が留学していた関係で近年数回旅行していますが、ニュージーランドへは1970年(大阪万博の年)以来行っていません。ニュージーランド向け輸出を終えるにしても、その前に一度(ゴルフバックを抱えて)行ってみたいですね。現地には、中古車事業のパートナー以外にも日本人の友人が何人かいますから。
 それが終わったら(多分2019年?)次はアメリカ留学時代の同級生が住んでいるガーナへ行くことになるかと思っています。もとより私がアフリカ向け輸出を始めたのは、彼の世話でアフリカの現状を目の当たりにしてきたから(もっともガーナは左ハンドル国で、直ぐに輸出とは行きませんでしたが)

 そうこうしているうちに(今は68歳ですが)70歳になるでしょうから、仕事を終わりにするのでも良いのかも。気まぐれな私ですから、また気が変わるかもしれませんが、少なくとも今の時点ではそう思っています。

 ちなみに70歳になるとゴルフ税は免除になるし、都営交通機関は(前年の年収にもよりますが)1000円払ってパスを入手すれば乗り放題になります。多くのシニア男性がそうしているように、毎朝図書館に行き、日長読書をして暮らすのも悪くないと思っています。

 さて、さて、どうなりますことやら。



ホーム目 次 / 前ページ次ページ  
 

inserted by FC2 system