21.「ゴルフ」と「恋愛」のトポロジー(位相幾何学/topology) ・・・ (2007/09/16)
ゴルフなんて、野球やテニスと違って止まっているボールを打てばいいだけなのだから簡単、という人は意外と多い。かくいう私も最初はそう思っていた。しかしである。その止まっているボールを打とうとして空振りをする人が、なんと元野球の選手にでもいたりする。何故なのか?
これは、野球やテニスでは、飛んでくるボールに所定のリズムがあるので、そのリズムにシンクロナイズ(同期化)出来ればバット/ラケットに当たったボールは反作用ですっ飛んで行ってくれる。ゴルフでやっかいなのが、この点。ゴルフの場合は、止まっているためにボールそのものはリズムがない。動くまで待とうなどとすると、永遠に待ちのループ(回帰)にはまってしまって、永遠に打てないことになる。
そこでゴルフでは、打つ側からリズムを作って働きかけをしてやるわけだ。それがコマーシャルで有名な「ミツイスミトモビザカ〜ド(三井住友VISAカード)」とか、「チャーシューメ〜ン」なわけだ。(参考A、B)
昨今、結婚しない男女が増えている。私の周りにそうした人が何人かいるが、けして結婚出来ない具体的な理由があるようには見えない。共通するのは”待ってしまうこと”。そもそも積極的に攻めるタイプなら、なにも独身でなどいるはずがない。攻めが出来ないから独身なわけだ。
そんなことでゴルフからヒントを得た(?)このことを話してあげている。「結婚出来ないあなたが悪いわけでも何でもない。ただ、「恋愛」が「ゴルフ」のようなスポーツだということに気がついていないのでは?」と。ここまで話すと、相手は、ゴルフと恋愛に何の関連があるのかといぶかしげに私を見る。
「ある年代になった人、おとなしい性格の人、はゴルフボールと同じ。相手から働きかけなどしてくれない。ボール(相手)も動かないし、プレーヤー(あなた)も動かない。このままだと、何も始まらないよ!何か変化を起こそうと思うのなら、あなたの方でリズムを刻んで、ボールを打ちにいかないとね」、とお話しする。
このたとえは、とても意外のようだが、聞いてみればその通りと思うのか、独身の皆さん、とても納得してくれる。世の中、学ぶための教訓はどこからでも得られるのかもしれない。
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