203. がんばれ町工場!(踏み間違いを防ぐワンペダル車) ・・・ (2016/11/20)
家内を乗せてスーパーへ買い物に行く時私がつぶやくのは「いくつまで運転出来るかなぁ〜」です。ある時、左折しようとして左から飛び出してきた自転車に気が付き、ドキッとした。別に接触したわけではないが、自分の視野が気になった。年齢を重ねていくと、視野が狭くなるそうだ。私も場合、手術するまでではないが白内障が少しづつ進行している。
最近、ドライブレコーダーを取りつけた。今まで以上に運転に気を付けるようになった。左側の見え方が狭くなっているかも、という点については左折時、車線変更時、今まで以上に左ミラーを注意するようにしている。それでも高齢化は進むので、いつかは運転をあきらめざるをえない時期は来ると思っています。
ここへ来て、急に高齢者の事故が注目をあびるようになった。日本そのものが急速に高齢化しているのだから当然といえば当然だろう。しかし高齢化くらい個人差が大きい分野もないのだと思う。私が参加してきた茨城のゴルフ場、親睦ゴルフに参加している最高齢者は92才。この方、浅草からベンツに乗り2時間かけて親睦コンペに参加してくる。ゴルフもお上手で、いつも100以下でラウンドしている(かくいう私は66才だが最近100が切れない)
また非都市部に住む人にとっては車は従来の生活を維持するための大切なもの、簡単に「ヤメロ」という前に、こうした人たちが安心して、安全に運転出来るような車を作るべきだろう。自動運転の研究が進んできているようだ。しかし、今すぐにという要望には応えられそうにはない。その間も、ちゃくちゃくと日本の高齢化は進んでいき、同種の事故は起こる。人工知能による高度な自動運転の前に中間点が欲しい。
そんな中でふと以前見たテレビ番組を思い出し、ネットで調べてみた。それがこれ、
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! ★ TBS「夢の扉+」12月9日 「"魔法のペダル"で踏み間違いゼロに!」 New ! |
このペダル、さらに上手い機能がついている。ペダルを右にずらすと加速するが、停める必要があれば、ペダルを右へずらした状態のままでも、ペダルを”踏み込めば”自動的にアクセル(加速)機能からレバーが外れるようになっている。つまりブレーキを”踏みさえすれば”アクセル(加速)機能はキャンセルされる。上手く考えたものだ。
私が運転免許を取った頃は、オートマ限定の免許と言うものは存在しなかった。というのもオートマ車というのは、ほとんど存在していなかった。私の父は、50歳を過ぎて運転免許を取ったもので、何度目かの(車の)買い替え時に、トヨタの営業さんが、オートマ車にしては?と勧めた。それで買ったのが初代カローラだった。当時の呼び名は、トヨグライドという名称のオートマチック機構だった。今のレベルに比べると完成度は低かった。冬場、エンジンが温まるまでアイドリングを高めにしておかないと信号停止している時などエンストするのだ。そんな弱点があっても父はこのオートマを重宝した。
時代は変わって。娘が運転免許を取る時に限定解除(マニュアル車も運転出来る)免許の方がいいのかなぁ?と質問してきたのだ。で、答えたのは「オートマ限定付き」でいいと思うよ、だった。今や、トラック、バスでもオートマチックが普及してきている。まして乗用車、オートマでない車(マニュアル車)モデルが用意されていない車種も多い。今はマニュアル車(乗用車)は、一部のマニア向けだけになっている。
こんな具合に、変速機の種類によって、マニュアル車向け免許、と、オートマ車限定免許、という2パターンあるのだから、今後シニア向けに、前述の「ワンペダル車限定免許」というのがあってもいいと思う。車そのものを買い替える必要はなく、このワンペダルを取り付けることで、運転出来る期間が延びてくれれば、非都市部に住んでいるシニアが車の運転で従来の利便を享受出来る。つまり、運転大丈夫と運転は無理との「2極」で決めないで、中間点として、このワンペダルなら運転OKが有効に働いてくれると思う。