ホーム目 次 / 前ページ次ページ       

199. チャージとディスチャージ ・・・ (2016/09/04)  


 タイトルの言葉は、充電(チャージ)と放電(ディスチャージ)という場合に使われる言葉。適当な日本語が見つからなかったので、とりあえずコレを使うことにしよう。最近思うこと。取り込むこと(チャージすること)は難しくないけれど、消費(ディスチャージ)するのがヘタになっているなと気がついた。

まずは仕事、
1.中古車輸出の仕事をしているが、在庫を損切りして売ることが出来なかった。

 今やっているニュージーランド向けは、中古車の調達代行。事前の送金を受けて、クライアントの指定する中古車オークション会場から、これまた指定された出品番号の車を、指定された金額で買う、というもの。これだと在庫リスクはゼロ。

 しかし、これ以前にやっていた東アフリカ向けはこうではなかった。まずは売れそうな車を中古車オークション会場で見つけ、それを買って港に陸送して貰う。写真を沢山撮ってポータルサイト(中古車輸出における「楽天」のようなもの)にアップロードする。そこから売り始めるが、値段が高いと問い合わせすらこない。で、徐々に下げていくことになる。

 2年ほど前から大手(といっても資本金規模で1000万程度)が参入してきて、月に15,000台も東アフリカへ輸出するものだから、相場は下落の一歩。そこへきて中国経済が減速し、アフリカから資源を買うことが出来なくなったもので、更にアフリカの人の購買能力が下がる。

 とまあ、理由はともかくも、どの世界でも在庫して販売する以上、不良在庫は産まれる。それを売るには、損切り(原価を切って売る)するしかなくなるが、私はこれがへた。今回はニュージーランド向けが好調なもので、不良在庫を1台1ドルでポータルサイトに掲載。これでなんとか売れそうだ。

 


長々と書いてしまったが、これは私の性格によるものなので、何事でも同じようだ。例えばゴルフ関連の本をはじめとして、過去、沢山買ってきたが、書棚が一杯に。これは捨てるしかないが、それがなかなか出来ないでいる。とりあえず、最近は読みたい本があったらまずは図書館の蔵書を検索してみることにしている。


 更に、まったく領域は違うが、体重もそう。そもそも肥満は、消費するカロリーを超えて摂取するから脂肪が蓄積してしまう。「入るを量りて出ずるを制す」という言葉があるが、これの逆を考えれば良いわけだ。つまり、1日に消費するカロリーを超えて摂取するな(食うな!)ということ。簡単でしょ?

 まずは減量から始めているが、おおむね順調に減量出来ている。そもそも、飽食の時代に3食取ったら痩せられません。だいたい3食が定着したのは明治以降なのだそうだから、それ以前の1日2食に戻せば良い。それでも食い意地は押さえがたいので、ならば運動をするしかない。

 運動というと「ランニング」をイメージする人が多いが、シニアがいきなり走ったりしたら体調を崩しかけない。すべきことは歩くこと。それも早足で歩けば着実にカロリーを消費出来る。私の万歩計には歩いた歩数が表示されるが、それ以外に「しっかり歩き」というのが表示される。だらだら歩いてもダメなのだ。このしっかり歩きこそがカロリーの消費に役にたつ。

 試しに地元のスポーツセンターに行き、ランニングマシンを早足速度に設定し、1時間歩いてみたら汗だらだらだった。翌朝、いつものように体重をチェックすると800gの減量になっていた(この時の体重は67.4kg)あとは希望目標体重までこれを続ければ良いだけだ。


 断捨離という言葉を考えた人がいるが、多分、若い人の発想ではないと思う。ある年代になってふと気がつくと、長年取り込んできたもの(モノ、金?)が使ったものよりも多いことに気がつく。まあ預金残高が増えるのは、じゃまにならないで良さそうだと思うが、ある時、苦労して稼いだお金をそのまま次世代に残すのがむなしくなるのだろう。定年後、やたらに海外旅行をしたがるシニアがいる。その訪問地に興味があるというよりは、お金を消化するため、自分のノルマを課すかのごとく海外旅行をしている人もみかける。

 モノ(物質)を処分するには、機会が必要。一番簡単なのが引っ越し。私もそうだが、3世代で暮らしてきた2階建ての家に、今や暮らしているのは我々夫婦二人だけ。築50年の家も早晩寿命がくるだろう。そうなる前に立て替えるか、引っ越しするかしかない。そんな先の話が浮上しだして、ふと考えたのは、何を捨てようか、どうやって捨てようか、だった。まずは「隗より始めよ」で本の処分からでも始めようか、、、。
 




ホーム目 次 / 前ページ次ページ 
 

 

inserted by FC2 system