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198. ノーベル賞を受賞できたのも”出会い”を大切にしたから ・・・ (2016/08/07)  


 今週から8月に入りました。日経新聞の「私の履歴書」も北里大学教授、大村智氏のお話がスタートしました。 教授は、ゴルフに行った際に採取した土の中から有効な放線菌を見つけ、後日それが、アフリカの人の寄生虫による疾病を劇的に減らす要因になったと聞いたことがあります。  
 私の履歴書初回で、このことに触れ、てっきり「地道な研究こそが大事」というのだと思っていました。しかし、初回のお話しで、「ノーベル賞を受賞できたのも”出会い”を大切にしたから」でした。意外でした。


 話しは変わりますが、3週間ほど前、栃木県の結城までお通夜に参列すべく行ってきました。私と3才違いの69才でした。この方は、かつて私の得意先の責任者であり、また双方が定年したのちは、ゴルフでお付き合いが続いてきました。
 葬儀の1週間後に奥様からお手紙と参列お礼の品物が届きました。香典返しにしてはちと早いけど?と思いながら包みを開けると、奥様直筆のお手紙が入っていました。それによれば、「生前夫は、○○さんのことをよく話題にしていました」、とエピソードが綴られてありました。そんなにも私のことを気に掛けてくれていたのだと、こみ上げるものがありました。

 外資系のIT企業で私が働いていたとき、長年一緒に仕事をしてきたマーケティング担当の女性が私に聞いてきました。「○○さん、営業という仕事は好きですか?」と。彼女とは、20年ほど、同じ会社にいたもので、私が、一般に言われる営業タイプの人間ではない、と思ったからの質問のようでした。一瞬どう答えようかなと思いましたが、答えたのはこうでした。「自分が営業に向くかどうかは分からないのだけれど、人間に興味があるので営業という仕事を面白いと感じることが出来ているのだと思うよ」と。




 8月に入って同業者の方が、私を訪ねてきてくれました。この方とは、2年前の自動車会社系中古車オークション会場主催のゴルフコンペで出会いました。その後、都内の別なオークション会場でばったり出会ったり、更に驚いたのは、先週埼玉、森林公園にある、どちらかというとマイナーな(小規模な)中古車オークションに行き、展示用駐車場の巡回車に乗ったら、先に乗車していたのが彼でした。偶然も、ここまで行くと、何かの縁を感じますね。 この方は国内事業のみですが、いつか輸出をやってみたい、と思いつつ現在に至っているそうです。

 今週、私のオフィスまで来て頂き、私が定年後やってきた中古車輸出の実態を資料をお見せしながら説明させて貰いました。その後、近場のファミレスに席を変え、懇談しました。近々、二人でゴルフバックを抱えてニュージーランドに、中古車事業者の下見に行きましょうか、とお話ししました。


 今、ニュージーランドにいるパートナーさん、中国移民のStevenさん(33才)の仕事をこんな風にとらえています。彼、販売相手が、中国から移住してきた富裕層なもので、英語は上手くなくても大丈夫と思っているようでした。しかし現実は、開店準備がはかばかしくないようです。恐らくは、現地の人たちとのコミュニケーションに難があるからでは?、と推測しています。 彼にお話ししたのは know how も大事だけれどknow who はもっと大事ですよ、と。自分が出来ることってたかが知れています。そこに、その仕事に精通している知人が出来たなら、その人脈を通じて一気に仕事の流れが良くなるはずです。



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