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189. ひさびさのシリコンバレー訪問 ( part III ) ・・・ (2015/08/10-15) 

スタンフォード大学

 オラクルに買収されてしまったが、UNIXというOSを使ったワークステーションで有名な会社にサンマイクロがあった。この会社の名前、SUNは、スタンフォード・ユニバーシティ・ネットワークの略なのだ。こんな具合に、シリコンバレーのベンチャーのインキュベータ(保育器)にもなっていたのがこのスタンフォードという大学。



有名な大企業も、かつてはシリコンバレーで産声をあげたベンチャーの1つだった



 私が米国に旅行する時は、いつも各地の有名大学も訪問してきた。広いキャンパスに学生たちがいて、若いエネルギーにあふれ、とても生き生きとした感じが好きだった。去る前に訪問記念にとブックストア(学生生協)に立ち寄り、土産物を買うのが習慣だった。

 大学キャンパスに到着したのが昼過ぎだったので、まずは腹ごしらえをすることに。日本にも進出しているSubwayサンドイッチショップを見つけたので、サンドイッチを食べることに。

 実はこのサンドイッチを注文するには、まずパンの長さ、パンの種類、パンにはさむ具材の選択、野菜類は何を入れるのか、チーズはどう?などと店員の一問一答に答えなくてはならない。つまりある程度の英語が出来ないとサンドイッチの注文すらできないのだ。

 「Subwayのサンドイッチショップで希望するサンドイッチを間違いなく注文出来ますか?」と聞いてみることで、その人の英語力レベルの判定に役立つかもしれない。
   
 広い吹き抜けのフロア1階には、スタンフォード大学のロゴの入ったTシャツ、トレーナー、帽子などが、男性用・女性用・子供用とコーナーに分けて展示してある。結構、商売がうまいなと感心する。  勿論本もある。大学の授業に使うテキストは地下に並べてあるようで、ここは一般書籍。ちなみに日本の漫画もあった(勿論英語表記)


 (写真上)大学ロゴの入ったお洋服を着たキティちゃん

 (写真右)どうやら学生用に自由に掲載出来る掲示板のよう。
   案内文の下の部分に切り込みが入っていて付箋のように
   切り離すようになっている。つまり連絡を取りたい時は、そ
   こに連絡先電話番号が入っているので、メモを取る必要は
   ない。


 

コンピュータ歴史博物館

 今回の出張、展示会そのものは火曜日から木曜日までだったが、(目当ての会社のほとんどがシリコンバレーに本社があったので)どこかとアポが取れれば訪問したい、と金曜日は帰国せず、空けておいた。残念なことに具体化がそこまで進まなかったもので(1件、電話会議に漕ぎつけ朝の9時にホテルとニューヨークで電話会議を行った後)予定が空いてしまった。今回の出張の依頼者Yさんが、自分のパソコンで調べて「ここに行ってみたい」と言ったのが、このコンピュータ博物館だった。








 (写真左) コンピュータ博物館建物、正面入り口
















 (写真下) UNIVAC(現UNISYS)の大型汎用コンピュータ
 私は大型汎用機とはかかわりがなかったが、このIBMの360というコンピュータが名機だったことは聞いている。  シーモア・クレイという天才学者が作ったスーパーコンピュータ。配線を最短化すると、こうした筒状の形になったのだとか。
 見ただけでは何か分からないと思いますが、これがマウスといポインティングデバイスの原型  で、これを見ると、ああこれはマウスなんだと分かって貰えるかと思います。
 で、右上のマウスを実際使っていたのがこのコンピュータ。ゼロックス社がパロアルトという研究所で作りあげたアルトという名のコンピュータ(ワークステーション) これがその後アップルのマックの原型になった。  コンピュータが計算機から文字・文章の編集機になったところから、利用者が技術者から事務屋へと広がった。IBM PCはこのワードスターというワープロソフトのお陰で一般へと大きく普及していった。
 IMSAI(イムサイ)とアップルIが、パソコンの黎明期を作ったと聞く  こちらがアップル社として最初に販売したコンピュータ。確か、パーソナルという言葉を作ったのはアップルが最初と聞いている。
 パーソナルコンピュータがマニアから一般ユーザへと広がりを作ったのがこのアップルIIという。本体上のフラットな部分にテレビ画面を乗せた。  新しい時代の到来に気がついたIBMが初めて作ったパーソナルコンピュータ。当時は小型コンピュータを自前ですべてを作り上げるノウハウの蓄積がなく、心臓に相当するCPUはインテルから調達、またコンピュータの性能を左右するOSをマイクロソフトから調達して完成した。
 タンディのポータブルコンピュータ。製造は日本のキョーセラで、日本国内ではNECブランドで販売された。このパソコン、記者たちに歓迎された。乾電池で駆動出来ること、軽いことから、取材現場に持ち込みが可能に。更に、出来あがった記事を電話回線を使って編集部に送る、という使い方が出来たからだ。  Googleは明日の芽を作るべく、多方面での研究投資をしているがこれもその1つ。全自動の自動車。飛行機が水平飛行にうつった後、自動操縦に切り替えるが、いずれは自動車も高速道路に乗ったところで自動運転に切り替え、長時間ドライブの負担を軽減してくれるようになるだろう。






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