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168.「ゴルフ上達」も「事業」も考え方は同じ  ・・・ (2014/10/05)


 こちらの本で岡本綾子プロが言った言葉がこれ、

●練習とは意を決して行うこと

 1.上手くなりたいと、本気で思って練習に望め
    ただなんとなく、上手くなりたいでは、話にならない

 2.具体的な目標をたてる
    例えば、今年の暮れまでに100を切る、90を切る、80を切る、など。目標がなければ、やる気も覚悟も出来ないでしょう

 3.毎日、100回の素振り
    素振りは、練習場に行って球を打つより大事なこと。基本を疎かにした素振りじゃダメ。腰を入れた背中を伸ばした基本に忠実なアドレスで、グリップも左手でしっかりと握って、右手も親指と人差し指をしめたものにしなければダメ。パットも毎日、敷居で素振りをせよ



これを私の仕事(中古車の輸出)に置き換えてみると

1.儲けたいと、本気で仕事に打ち込め
   ただなんとなく儲けたいでは話にならない。

2.具体的な目標をたてる
   例えば、昨年の輸出台数の5割増し、昨年の倍、など。目標がなければ、やる気も覚悟も出来ない。

3.毎回一定時間、魅力ある車種はどれか、魅力ある金額はどのあたりか、それはどこで調達可能なのか考え、行動する


そんな中で、頭に一撃をくらった感じがしたのがコレ

 更に、50歳をすぎてもいくらでも上手くなる、と言い切る。ただ、(上手くなろうとするうえで)1つだけ問題なのは、歳をとったときに向上心。(向上心そのものが)なくなるんじゃなくて、向上心の持続性がなくなるの。若いころってさ、もの凄く執念深いじゃない。思いつめることができる。ところが歳を取ると、思いつめるってこと(の期間)がだんだん短くなる。あまりなくなる。若いとき、あんなに悩んでいたことが、そうでもなくなる。 向上心のスパンが短くなる。これが気をつけなくちゃいけないこと。
 

 定年後仕事を始めて1〜2年は、慣れていないこともあり、ある意味、必死で仕事をした。仕事のストレスから心筋梗塞になっても、入院中考えたのは撤退ではなく、どうやったらもっと上手くやれるか、だった。

 岡本プロはゴルフの上達について言ったのだが、シニアにありがちな傾向、という意味では同じ。シニアの年代になった自分にとって、思いつめるってこと(の期間)がだんだん短くなる。向上心のスパンが短くなる。これが気をつけなくちゃいけないこと。確かに〜。


 東京しごとセンターで行われたセミナー、「創業寺子屋塾」で私自身がお話をした言葉が、「悩むより、迷うより、まずは行動を!」だった。それを思い出して同業者と(儲けには直接繋がらないとは思うが)同業者、個人事業主の相互扶助グループを始めることにした。

 また東南アジアから日本に留学してきて、その後、中古車輸出の支援企業に勤めたが、あまりに目先の利益ばかり追うことに嫌気がさして辞めた女性がいる。彼女の志に共感し、この会社のスタートアップを支援することにした。まずは来月に共催でセミナーを実施することにした。彼女の方は、新規事業の説明会、私の方は相互扶助グループ立ち上げと参加をつのる場とすることにした。

 外資系IT企業に15年勤めたが、それ以前には学校法人、財団法人、社団法人で働いてきた経験を持つことから、営利企業と非営利グループは上手く役割を分担出来ると思っている。さっそくそうした事例があらわれた。中古車輸出をしているバングラデシュ出身の経営者が東京電力に賠償請求をしたいのだがどうしたら良いか教えて、と彼女に相談した。私も放射能汚染により中古車輸出が差し止められ、後処理の苦労したことがある。その際の賠償請求の書面を作成し、請求し、支払って貰ったことがある。その経験からすると、証拠書類(請求書、領収書、など経理的資料がほとんど)、それが揃ったら、あとはそれに至る経緯をワープロで作成することになる。
 東南アジアから来たこの女性にこれを頼んだバングラデシュの経営者、藁をも掴む気持ちで頼んだのだろうが、日本語力、事務処理能力という点、そしてこれは営利でやるものではなさそうなので、彼女の方からこの案件を私の方で引き取ってあげることにした。


 何かを動かすと、直接関連はしないのに、ことが動くようだ。4月に東アフリカのウガンダへ仕事で行ったが、その際偶然お会いした日本人。彼の会社(名古屋)の社長から連絡があった。同じアフリカを市場とする事業者同士、意見交換をしたい、というのでわざわざ新幹線で東京に出てこられた。2時間ほどお話をしたが、双方、事業のヒントとなるものがあった。







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