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157.こんなストレス解消法があったのを忘れていた  ・・・ (2014/03/16)



クロワッサンで朝食を

大統領の料理人



 ご趣味は?と聞かれたら10分くらい語れるほど沢山の趣味を持っています。その中で一番の趣味は?と聞かれたら「映画鑑賞」と答えるでしょう。映画の話をしだしたら、多分1時間でもネタが尽きないでしょう。

 エピソードを紹介すると。大学を卒業するその3月に、思いっきり映画を観ておこう、とばかりに映画館をはしごして。結果、(目薬持参で)ひと月で30本の映画を観ました。当時は、渋谷に全線座という映画館があって2本立て(3本立てでしたっけ?)や、下北沢の映画館などへ行き、思いっきり映画を楽しんだ記憶があります。

 特に理由があった訳でもないのですが、最近、映画を観ていませんでした。気がむいたので、家内を誘って観た映画がこれ。「クロワッサンで朝食を」と「大統領の料理人」の2本でした。



 「クロワッサンで朝食を」はエストニア(バルト3国の1つ)の介護施設で働いていた女性、アンヌが訳あってパリに行くことになる。目的は、パリで一人暮らしをする元エストニア出身の女優(ジャンヌ・モロー)の世話をすること。もっともこの元女優、我が儘で、せっかくエストニアから来たアンヌを冷たく追い返そうする、というもの。

 実は、私はフィンランドと縁があって、少しだけフィンランド語が分かる。エストニアはもともとフィンランドの一地方だったと聞く。強大国ロシアに占領され、その後独立した国。ゆえに、フィンランド語を話すし、フィンランドとの行き来にはパスポートがいらないと聞く。一時勉強したフィンランド語学習が長続きしなかったのは、あまりにフィンランド語に触れる機会がなかったことから。この映画で久し振りにフィンランド語を聞き、ほとんど意味は分からなかったものの面白かった。


  「大統領の料理人」と聞くと、最近宣伝している「大統領の執事の涙」と混同する人もいるかもしれない。といいつつ、私も一瞬「ん?」と思った。でも国が違った。こちらはフランス大統領の料理人に指名された女性シェフの話し。

 スタートがなんと南極観測隊の料理人として登場する。なんだか堺雅人主演の「南極料理人」を思い出すが、ストーリの流れが全然違う。こちらはフランスの田舎で評判のレストランをやっている女性が、フランス大統領のご指名ということでパリに居を移し大統領専任のシェフとして働く、というもの。それが南極で料理人として働いていたのは、男社会の大統領官邸の料理人たちのなかで、いじめに合い、疲れ果てて南極観測隊の料理人をしているというもの。なんで南極で?という種明かしが最後に出てくるが、フランスには戻らずニュージーランドへ移住することを計画していた。理由は、トリフを育てるのに良い土地があり、そこへ移る資金を貯めるためだった、というもの。 



 なんだか映画の説明になってしまったが、言いたかったのは、映画鑑賞してみて、久々に浮世の憂さを忘れていた自分に気付いたということ。ゴルフをしていても、あまりに待ち時間が長いために、多少仕事のことがちらつくが、さすがに映画を見ている時は、仕事のことを完璧に忘れている。私のやっている中古車輸出の仕事、勤め人と違い、365日どこからか問い合わせが来るので、ついつい土日も関係なく、毎日相手をしてしまう。更に、小学生みたいにだだをこねるアフリカの人の相手にストレスがたまる。しばらく映画を観ていなかったが、半日程度映画を見ることで、かなり気分が楽になることが分かった。

 私のような行動パターンの人間は、キライとスキがはっきりしているので、スキなことを探して、それに没頭出来る時間を作ることでストレスから開放されるということだった。



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