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155.子(孫)育てって楽しい  ・・・ (2014/02/2)

 「あなたは子育て、何〜んにもしなかった」と言われる私です。ハハハ すみません。

 こんな私に、昨年8月に息子夫婦に子供が、また今年1月に娘夫婦に子供が生まれました。息子のお嫁さんは、出産を実家のある岡山でしたので産後も岡山の両親のもとで過ごしました。かたや娘は、出産後、しばし子連れで当家にて過ごすことになりました。

 新生児の世話をするのは、家内にとっても久しぶり。勿論、私にとってもです。娘夫婦の子供は、出産後、おしっこが出ず、また黄疸が出たもので、念のため産院から近くの大きな病院に救急車で運び治療を受けることになりました。新しい命が生きようとがんばっているのを、とても心配し、愛おしく思っていました。そんな心配をかけた孫だからでしょうか、当家に来た時は、娘夫婦ともども、なんとか元気に、大きくしてあげたいとの思いで一杯でした。夜泣いても気になるどころか、おお元気に泣いているなぁ、と受け止めていました。(当事者の娘にとっては、泣かれるのは困ったでしょうが)


 自分の子供たちのときはどうだったのか、記憶もさだかではありません。「お孫さん、可愛いでしょ?」と聞かれれば勿論、とても可愛い。でも、自分の子供達と単純に比較するつもりはない。たぶん、自分の子育ての時代は、毎日が慌ただしく過ぎ、子育てを楽しむゆとり感が少なかったのかと思う。しかし、今は自営業だし、自分の時間をどう使うかは自分で決められます。また年齢からくるゆとり感だと思うが。自分の子供たちもこんなだったのかな?と思い返しながら楽しく孫の世話をしています。

 
 家内が孫の世話をしているのを見て、娘ともども感心した。孫が泣いていると、「どれっ」といいながらヒョイと抱き上げてあやすと、直ぐに泣き止んでそのうち眠る。私などは上腕に頭を起き横にして抱く感じだが、家内は腕の上に赤ちゃんのお尻が乗っかる感じで頭は自分の鎖骨あたりにくる縦抱きしていました。空いている片方の手で赤ちゃんの背中をトントンと軽くたたいてやると、そのうちスヤスヤ寝ていきます。家内の体温が伝わるのか、はたまた家内の鼓動が赤ちゃんに伝わるのか。まだ首のすわらない赤ちゃんを自信を持って、愛情を持って抱いているのが伝わるのでしょう。娘も「時給払ってもいいから、時々来て貰おうかしら」というくらい感心してみています。

 私の分担は沐浴。息子夫婦の子供は5ヶ月早いので、息子が抱いて一緒にお風呂に入れるのだそうで、空いたビニール製のベビーバスを借してくれた。このサイズが台所の流し(シンク)にすっぽり入るサイズ。真上に湯沸かし器があるので、お湯を溜めるのも簡単。私の子育ては30年も前の話なので記憶しているとはとても思えなかったのですが、いざ赤ちゃんを娘から受け取ってお風呂に入れると、なんとなく感覚が蘇ってくるのか、特に不安感もなく沐浴させてあげることができました。赤ちゃん自身も服を脱がす時、お湯に入れた瞬間、ちょっとだけ泣くものの、湯温になれると気持ちが良いのか大人しくされるがままに。面目躍如(?)と自慢しています。

 さて、お風呂から出すとまた泣きますが、娘、家内、私の3人一緒に、体を拭いたり、おむつをつけさせたり、服を着せてあげたりしています。まるでレーシングカーのピットインのように、3人がタグを組んで最速で作業を進めます。これまた楽しい時間です。


 娘の夫は仕事が忙しく、週日は子供と過ごすゆとりがなさそうですが、週末は一緒に過ごさせてあげたいと金曜の夜、娘夫婦の住まいに送り届けています。週末、3人で川の字になって家族になった今を楽しんで貰えればいいですね。実際、娘に聞くと、パパになりたての夫は、子供にべたべたなようで、ずっと抱っこしてチュッチュ、チュッチュしているそうです。(笑)


 こんな具合に、久々に子(孫)育てを楽しんでいますが、シニアになった我々夫婦にとってこうした非日常のことが、とても良いストレス開放になっている気がします。まあ子供の世話が十分に出来なかった部分が(私に)あるとすれば、それは孫に対して返してあげれば良いのだ、と思っています。


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