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146.シニア起業者の交流会が出来ないものだろうか  ・・・ (2013/10/13)

 まもなく65才以上の人口が全体の1/4を占める時代になるのだとか。人口構成の変化なんて急に起こる訳ではなく、先の予想なんて簡単なはず。それにもかかわらず、何の歯止めもできずにいる政府の無策に呆れます。

 まあ、呆れていてもしかたがないので、微力ながら、自分の出来ることはしていこうと思う次第。その1つが先日もお引き受けした講師。テーマはシニアの起業、奮戦記。終了後のアンケート結果によれば、大変参考になった、参考になったら25名、参考にならなかったが3名だそうです。参考にならないという人は、若い方のようで、シニアの創業事例、それもこれだけで生活が成り立っているならいざしらず、自分(30代?)には参考にならない、と。おっしゃる通りかと思います。


 現在、講演を依頼してくださった方には提案申し上げているのですが、シニアだけの交流会の開催。私のように、定年後も自分で仕事を見つけ、活動している人に聞くと同じような意見を持っているようでした。自分は、現在の仕事をしているが、これしか選択肢はなかったのだろうか?他のシニアはどんな仕事をしているのだろう?ということ。そこで、定年後に、何か仕事を始めた人からお話を聞く場を設けてはどうだろうか。そうしたことを聞くことで、自分がやっていることの意味を見つけられるのではないかと思う。また、こうした場に、これから定年を迎えようという方々に参加してもらえば、きっと参考になるはず。



 55歳からのハローライフの著者、村上龍氏によれば、シニアと言っても経済的な背景があまりにも違いすぎ、そこで氏は4つの短編に別けて、この本を読む人が、そのいずれかに多少なりとも親近感を感じてくれるのではないかと思ったよう。つきつめて考えれば100人いれば100のパターンがあることと思う。そこで、いろいろな方に、「私の場合」をお話いただくことが出来れば、より自分にフィットする1事例を見つけやすいはず、と思ったわけです。


 実はこうしたアイデアが浮かんだのは、私がシニアの料理教室に参加した時のこと。食材の買い出し、下ごしらえ、料理と進めて行き、出来上がると参加者全員で試食、となる。この時の雑談を聞いているだけで面白かったですね。ある方は東南アジアに長期駐在していたと。また別の方はアメリカ駐在員だったのだとか。まあ海外赴任だけでなく、シニアの人はいろいろな経験を持っているはず。そうしたものを埋もれさせるのは勿体ないと思う次第。そうした経験談を聞く場を設けたら参考になるだろうなぁ〜、と思います。



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