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124.心筋梗塞で入院してから丸一年が ・・・ (2012/11/17)


 早いもので、心筋梗塞で入院したのが、昨年の11月14日ですので、丁度1年が経過したことになります。その後も入院先だった病院に三月ごとに検診に通っています。今回は1年目の検診ということで節目にあたります。退院直後は6錠、現在も5錠の薬を毎朝飲んでいますが、そのことも含め、自分の理解が正しいのかお医者さんに確認してみました。


1.毎朝5錠の薬を飲んでいるが、これは治療ではなく再発防止と理解しているがそれで合っていますか?

 心筋梗塞は心臓に栄養を送る血管が詰まってしまう病気。血液が止まってしまうと周辺の細胞が壊死してしまう。一旦壊死した細胞は最近流行のIPS細胞といったもので補修でもしないかぎり直らない。ゆえに、服用している薬は治療ではなく、再発防止と思ったわけです。

 で、お医者さんの回答は「その通りです」でした。


2.薬さえ飲んでいれば、不摂生をしても良い、というものではなく、摂生した上で効果が期待できるものですよね?

 一般に、心筋梗塞になる人は、心理的(ストレス)な影響、といった要素はあるものの、それ以前に、加齢により血管の弾力が無くなってきていたり、コレステロール値が高かったり、血圧が高かったり、というケースが多いようだ。これ、つまり成人病の要素がすべて含まれている。ならば、最大の防止策は体重を下げることが成人病予防の鉄則。体重を下げることで、体脂肪、コレステロール、血糖値、尿酸値、etc、すべての値が下がってくる。
 で、お医者さんの答えは、「その通り」でした。

 
 1年前の体重は76kgでした。その後の3ヶ月で10kg減量し、現在に至っています。何かを管理する時の必須アイテムは「計る」道具。つまり、自分が専用で使える”体重計”を用意することが始めの一歩です。計れないものは管理しようがありませんから。

 次に、体重を減らすための2大要素は、必要以上のカロリーを摂取しないこと。摂取してしまったカロリーは適度に消化しておくこと。この2つだと思っています。(貯金が貯まるのは良いのですが、脂肪がお腹のまわりに貯まるのは、ストップしたいですね)

 まず食事ですが、サラリーマン向けの食事(ランチ)はシニアには向きませんね。若い人ならともかくも、サラリーマン向けランチは質(カロリー)、量ともに多すぎます。むしろ、現状、体重が増加傾向になるのなら、1日3食ではなく2食で良いのかもしれません。私の場合、デスクワークが多いので、通常ランチはクッキーのような「玄米ブラン」というもので済ませています。あとこれに砂糖抜きのコーヒーか紅茶があれば、それでランチは十分です。

 次に、カロリーの消化ですが、毎朝の体重チェックで「ちょっと増えたかな?」と思ったら、歩くことにしています。時間は1時間程度(体についてしまった脂肪を燃焼させるには、最低40分の早足歩きが必要なようです)これで確実に脂肪が落とせます。

 体重計を必須アイテムとして、この2大要素を守ることで、現在に至るまで66kg台〜68kgの間を維持できています。


 次元の違う話しかもしれませんが、震災の時、持病のある人は避難先で常備薬が手に入らず大変だったと聞いています。少なくとも、薬だけで健康を維持するというのは、避けられるものなら、避けたいと思っています。過去1年、体重だけでなく、朝、晩の血圧測定もしていますが、(以前は血圧の下が110くらいでしたが)退院後は、薬の効果もあってか、上が110程度、下は70前後をキープしています。


 お医者さんにも言われましたが、現状やっている生活習慣の改善を1年前に実施していたならば、心筋梗塞になることもなかったであろうと。私もそう思います。後悔先に立たず、ですね。(苦笑)





 私が服用しているのは、以下の5種類(以前は6種)。長期に渡って同じ薬を飲んでいると、合う、合わないが出てくるようです。私の場合、最初の頃処方されていた胃薬とは相性が良くなかったようです。以前は、タケプロンという胃薬を服用していたのですが、ある時、”味覚異常”に気がつきました。当時、シニアのための「料理教室」に通っていたので、自分で料理の味見ををして気がつきました。お医者さんに相談し、現在はガスターに変更して貰っていますが、その後、いつのまにか味覚異常も無くなりました。(全く意識することがなくなるまで数ヶ月かったように記憶しています)

 次に、こちらは実際そうなのか私自身も確信はないのですが、ある時、足の指先がしびれる感じがしました。で、疑いのあるのが尿酸値の抑制につかっているアレシトール。で、こちらもお医者さんに相談してみたところ、私の場合は、飲まずに様子を見ましょう、ということで処方箋から外してくれました。



編集後記:

 後悔先にたたず、ですね。せめて私の失敗談をここで語ることで、皆さんが心筋梗塞にならないための参考にしていただければと思います。



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