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1.成田からの直行便がなくなって9年もたっていたのですか? ・・・ (2018/09/02)



お知らせ: ようこそ癒しの島、マナ島へ<復 刻 版> 公開スタート !
(2019/06/16)


 フィジーと成田を結ぶ直行便がなくなって韓国経由になったのが9年前からだそうです。振り返ってみると、丁度私の家庭にいろいろな変化、たとえば子供たちが結婚したり、母に介護が必要になったりで海外旅行どころではなくなったがこの時期でした。私が海外旅行も可能になったこのタイミングで路線復活したのも何かのご縁なのですね。

 
 通常成田空港を夜7時頃出発しますが、早朝、フィジーに到着します。到着後、まずはマナ島に移動するのですが、フィジーへの旅行を開始した20数年前にはゆっくりとした船での移動した。途中あちこちの小島に立ち寄るのですが、そこは桟橋はなく乗客はボートで乗り降りをしていました。室内ではスナックや飲み物を販売していて、時間が空くと船員がやおらギターを出して歌ってくれるのです。フィジーらしくなんともゆったりとした時間の流れが心地よかったですね。

 マナ島の桟橋に着くとフィジアンが出迎えに来て歌をうたってくれます。これもまた良かったですねぇ〜。




写真はトーホートラベル社ホームページより借用



 それが20年ほど前から通っている間に状況が変わり途中から小型飛行機(10人乗り程度)で往復するようになりました。旅行会社の人に聞くと、旅行者の日程のムダをはぶくためだそうですが、有視界飛行で着陸する際に見える眼下の滑走路が砂利道だったりして、ちょっとしたジェットコースターなみの恐怖でした(^^;)
 今はどうなのか聞いたところ、現在は(日本との直行便が無かったことでお客さんが減ったから?)飛行機ではなく、高速艇での往復になったそうでした。まあ、どんなものか乗ってみれば分かりますね。

 「ようこそ癒しの島、マナ島へ」というタイトルは、船で島に行った際に思いついたものでした。島はサンゴ礁で囲まれているのですがそのサンゴ礁の海水が外から入ってきたり、再び出たりするのを見ていると、まるで心臓の血液が出たり入ったりしているように見えました。つまり島は生きている、という感じなのです。
 とても透明度の高い海。日本のような先進国は、散々自前の海を汚してしまい、美しい海に触れたいと思ったら、マナ島のような島に来ないといけません。綺麗な自然を残してくれているフィジーに感謝するとともに、繋がっている日本の海を汚さないようにしなければいけないと思うのです。


 こんなことを書いていて思い出したことがありました。私がマネージしていたホームページ、個人が運営している割には高アクセスだったもので、いろいろな問い合わせや相談がきました。ほとんどは、私がフィジーに住んでいて、ホテルの仕事をしていると思ったようでした。

 ある時女性から「赤ちゃんを連れてマナ島に行きたいだけど、夜間の医療体制はどうなの?」と。オイオイ、どんなところだか分かって聞いているのかい?と思いましたね。恐らくこの女性、ハワイか何かと勘違いしているよう。ハワイは先進国アメリカの州の1つ。ホノルルなど大きな町であれば、大きな病院もあり、医療体制も整っています。しかしフィジーは発展途上国、本島にある都市、ナンディなどでも、どこまで医療体制が整っているのやら。まして私が好きになって毎年訪ねたマナ島にあるフィジアンの家などはトタン屋根の下、床はコンクリート打ちっぱなしで、その上でカーペットを1枚敷いて寝ている状態でした。雨が降った時などはさぞかし屋根の音がすごいでしょうね。

 マナ島にあるホテルは日本企業の経営、20数年の旅行期間の当初は、ブレと呼ばれる藁ぶき屋根の小屋が宿泊場所でした。当然、湯船などは無くシャワーだけ。それも屋根に設置した蓄湯タンクが小さいため、夫婦が連続でじゃんじゃんシャワーを使うと、途中から水になる状態でした。それでも、私たち夫婦はこの素朴な部屋がフィジーらしくて好きでした。
 20年通っている間に日本からの新婚旅行者向けのブレ(小屋)はバスタブ付き、エアコン付きになりました。私達も泊めて貰ったことがありますが、快適ではあっても、フィジーのそのまた離島ならではの趣きは無くなっていましたね。

 マナ島が気に行ったのは、何もないから。人間、何もしない時間が一番リッチなのだと思いましたね。当時、私は40代前半、とにかく忙しい毎日を送っていました。いつしかストレスが溜まっていて、自分でも何とかしなくては、と感じ始めていました。偶然駅前の旅行会社のちらし広告でフィジー旅行の案内を見、そこにしました。マナが島だとは旅行することを決めてから気が付いたほど、どこでも良いから日常から逃げたかったのです。結果、マナ島を選んで正解でした。青い空、青い海以外には何もない(テレビもなければカラオケもないし、新聞も届かないような)この島、それはそれは快適でした。



 当時、マナ島のビーチで昼間っから写真のフィジービター(地ビール)を飲みなが「今頃日本では、多くの人があくせく働いているだろうな」と考えながら飲むビールは最高でした。そうそう、フィジーに行ったら是非このフィジービターを飲んでくださいね。最高に美味しいですから。今は定年して、ストレスは激減しましたので、マナ島/フィジーに行くのは、もしかしたらこのフィジービターを飲みたいからかも?


   管理人メールアドレス mana_fijihotmail.com
 




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