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85.ゴルフ練習場事情  (2005/08/27) 

 (日本経済新聞 2005/08/25 スポーツ欄)レジャー白書より紹介とのことだが、余暇活動の1つ、スポーツ分野の市場規模が4兆3800億円、その1/4がゴルフだというから驚き。1兆7850億円がその金額だが、構成要素はゴルフ場、用品、練習場の3分野。その中であいかららずゴルフ練習場が減っている。特に都心の練習場は次々にマンションと化している。ゴルフ練習場が減るというのは、ゴルファー予備軍が減ることを意味しているので、ますますゴルフ人口は先細りとなる。

 私はあちこちで練習している。平日夜は、ドライバー練習用に距離が取れる所、更にアプローチの練習用に「仮想グリーン」がある、「打ち放題」といった定額制を持っているところへ行く。会社帰りに車を運転して、こうしたお気に入りのゴルフ練習場へ行くには片道40分のドライブをする必要があるが、これもまあ都会暮らしゆえにしかたがないのかも。
 しかし、さすがに日曜は近場へ行く。週末ゴルフの練習に使っているのがここ「羽田ゴルフ」(やはり車で20分ほどかかるが)。週末でも週日と同じ値段なのが嬉しい。経営者の人柄で多くの人が長くここへ通ってくれるようだ。先日も久しぶりに練習に行ったら、ポケットから小銭入れを出すので何をするのかなと思ったら「暑い中をわざわざ有難うございます。冷たいものでも飲んでください」と120円を渡してくれた。私のような世代になると若い人にご馳走することはあっても、ご馳走されることがほとんどない。こんなちょっとした心遣いがとても嬉しく感じます。

 羽田ゴルフ練習場(京浜急行、穴守稲荷)  ・・・ 穴守稲荷神社のすぐ傍です!JALシティホテル羽田から徒歩5分。

 全長70ヤード、1階10打席、2階10打席(全20打席)とこじんまりした練習場です。私がこの練習場を好きになったのは、受付をしているご主人の笑顔ですね。料金は入場料200円+600円(50個/カゴ)と都内にしては安いし、また土日でも同じ料金だし待ち時間がないのは嬉しいですね。常連さんなら回数券6000円(税別)を買うと更にお得です。

 こじんまりしていて、来場者は勿論地元の人たち。街工場の社長みたいな人がプレーしているのを見かけます。この練習場を知ったのは、たまたま知人が穴守稲荷近くに住んでいたからなのですが、時々近場の飲み屋千世(時々テレビにも紹介されている)に誘われ、その日取れた江戸前の魚を食べながら、ゴルフ談義に花を咲かせています。 

 この広さ、郊外にあるゴルフ練習場の広さから比べたら雲泥の差だろう。でも都会住まいの私にはとても有難いのである。創業後25年経つのだそうだが、税負担、施設の老朽化、経営者の高齢化など、マイナスの要素は多いが出来るだけ長く続けて欲しいものだ。

 


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