84.「定年後はゴルフでシングルの腕前をめざそう 」 より (2005/08/06)
東京工業大学名誉教授 佐藤 拓宋 氏著
本の「はじめに」にこんなくだりがあった、
20代で就職し、数十年の年月を重ねて、結婚や子供の誕生や昇進などそれぞれにエポックになることは経験したとしても、勤め人であったことに変わりはなかったわけです。それがあと1年、2年でまったく違う環境に入っていかざるをえない −− 感慨ひとしおなのも当然です。私も定年前に微妙な心理を味わいました。
佐藤さんが「ゴルフ留学」され、定年後の初ラウンドのスコアが123だったものが2年半に(1ヶ月を)5回の短期留学でUSGAのハンディ、7になったのだそうです。いかがですか?やる気があれば、あなたにも可能だと思えてきませんか?興味を持っていただいたら、この本を読んでいただくとして、まずはいくつか目次から「キーワード」を拾ってみました。
目 次 | |
1章 定年後、自由かそれとも仕事か? 新しい生き方の模索 気力があるかどうかは大きい 2章 すばらしきかなゴルフ 3章 私流、ゴルフの学び方 4章 米国ゴルフ・スクールへ |
6章 ぐんぐんゴルフの腕前が上がった 終章 更なる上達をめざして
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第1回目の留学はまず100を切ること、だったそうです。それがハンディ 7まで上り詰めたのですからスゴイですよね。確かに語学の習得でもそうですが、だらだらと数年をかけるより、短期集中の方が効果は高いと思います。
また私のホームページは「50歳からの、、、」ですが、佐藤さんの場合は「60歳からの、、」です。本にもありましたが、「60歳でほとんどゼロから始め、2年でどうにかシングルの腕前までに達してみたいと努力し、それこそシニアの超初心者が経験を通して書いたような入門書というものは無いように思います」。 そんな思いで書いておられる 6章はとても参考になるものでした。
1.リラックスして体の力を抜くようにすること
2.球をいつもしっかりと見るようにすること
3.状況をよく見てからスウィングに移ること
★「なるほど」のアドバイス
・(ドライバー)スタンスとセットアップ
下半身を十分安定にしっかりしたものとするように
・・・ドライバーショットの時は「重い石などを持ち上げるときに一番力の入るような下半身を作る」
(短いアイアンになるほど、持ち上げる石の重さを軽くしたものを考えていけばよい)
・・・左手の小指に力を入れてクラブを握ると、手首や腕の力は抜けてくる
・・・自然なスタンスでクラブを持ち、左肩を上げ、右肩を下げた形でしっかりグリップする。ただし体の軸は傾けないこと
・・・グリップの左手の親指と人差し指の間で出来るV字形の方向が右肩を向くように
・・・右足の方に6割くらいの体重を乗せ、アイアンでは長さが短くなるほど左足に乗せる体重を多くしていく
短いアイアンではむしろ左足の方に少し多めの体重を乗せることで、スウィングの準備が完了します
「構えてから目標を3回ほど見なさい!」
、、、とまあこんな具合です。ぜひこの本を読んでみてください。