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80.九州、ゴルフな旅  (2005/07/16) 

  フィッティングという言葉を聞いたことがあるだろうか。クラブメーカーがプロゴルファーにしているような、診断を行い、その人、その人にあったクラブ(ヘッド、シャフト、グリップ)を選択し組み立ててくれるというものが。一例を上げると「ミズノカスタムフィッティング」。先日その話が神奈川テレビで紹介されていたので資料請求をしてみたら「ミズノフィッティング読本」(写真左、クリックすると拡大します)が送られてきた。この中に、インパクトセンサー(クラブヘッドに張っておくと、打った時に打点が印影として残る)が同封されてきた。これを使い、その結果から、クラブの長さが合っているか、ロフトが合っているか、はたまたインパクトでフェースがオープンかクローズか、などから判断する。

 もっともこれだけでは素人にはなかなか判断が付かないかもしれない。そんなむきには全国22箇所にあるミズカスタムフィッティング直営店に行けば、診断してくれる。

※参考 PRGRフィッティング  キャロウェイゴルフ・クラブフィッティング  ダンロップクラブハウス

     初めのクラブ選びはプロにお任せ  


写真の人物はいずれも私ではありませんので

 
 さて、ゴルフクラブのフィッティングは各クラブメーカーがやっているようだが、こちらは、系列ゴルフ用品メーカーに限定されず、ショップ独自でというもの。以前から注目していたのが楽天のゴルフショップの1つ、「SPAS golf 天国」。このショップでは、Swing Pattern Analyzing System という計測をしてくれる。 このショップの説明文が以下である。

 SPASってご存知ない方が多いと思いますが、お客様のゴルフスイングに適合するクラブやシャフトをご提案するシステムです。勿論、ゴルフクラブの組み立て、修理、調整も行っております。ゴルフクラブって、凄くデリケートで取り扱いに慎重になります。

 いちおう独自ブランド「Bulletシリーズ」が一番ヘッド、シャフト、グリップなどの組み合わせが自由なのだが、客の希望によって、ブリヂストンやダンロップなどでも組み合わせをカスタムメードしてくれる。

 さてこのショップ、実は大分県にある(私は東京在住)。そんなことで、ショップのオーナー、生野さんとメールでやりとりをしたら、東京近辺にお住まいの人であれば、シャフトのメーカーが埼玉県戸田にあるので、そちらでも診断を受けることが出来ると言ってくれた。とは言っても、私にとってはこの診断にも興味があったが、それにもまして興味があったのは、オーナーの生野さんご自身だった。

 この方、52歳の時、一念発起して、ジリ貧だった実店舗の拡販にと楽天に出店を決めた。しかしけしてインターネットが得意ということではなく、パソコンは経理用に使っただけだったのだとか。それががんばって、3年で月商1000万円にもなったというからすごい。


 上手い具合に、家内との九州温泉旅行の話がまとまり、別府、阿蘇の旅に出ることになったので、数時間だけショップ近くのゴルフ練習場(にじが丘ゴルフガーデン)をお借りして計測をしてもらうことにした。


<こちらが私の分析結果>

左はゴルファーの動作、体の回転動作、手を使う動作、シャフトのねじれが分かる
右は、クラブごとの違いを表示(どんなシャフトが合うのか確認するため)

 

No1〜6はBullet385 Aシャフト ロフト10度、トルクが4.8
No7〜12はBullet395 高弾道、R シャフト ロフト15度 トルク4.6
No13〜20は 低弾道、R シャフト ロフト10度 トルク4.2


※※ 以下は、計測結果から見たパターンです。詳しくは「SPAS golf 天国」のホームページをご覧ください。※※

SPASのスイング診断で出るスイングパターンの分析図

スイングパターン計測機ですが、センサーの内蔵されたドライバーを振れば、ヘッド軌道が座標軸上にアウトプットされます。

4つのスイングパターンはこの計測機でわかります。 キックポイント、トルク、シャフトフレックス、振動数等明確に示されます。

当店は計測器をもって試打会を6年近く続けることによってアマチュアの65%に適合するシャフトを見つけたのです。

具体的表の見方は下記に説明をさせていただきます。  本来、人間のスイングですから図のようにきれいなものではありません。もっと複雑な動きをします。 

Iタイプ
Pタイプ
Dタイプ
Jタイプ
回転型スイング
捻転型スイング


 今回は家内との温泉旅行の途中で立ち寄っただけなので、「SPAS golf 天国」さんでの時間はあまり取れなかった。それでも断片聞いた情報、例えば、ヘッドスピード、イコールシャフトの硬さとはならないこと。例えばヘッドスピードが速い人はSシャフト、遅い人はRシャフト、と画一的に決めてしまっているのが、こちらでお聞きしてみると、相関関係はあるものの絶対ではない。現にヘッドスピードの速い人でRがお勧めと結果が出たケース、また反対に、ヘッドスピードの遅いが硬めのシャフトが有効、という場合も過去にはあったそうだ。

 私などは初心者ゆえに、ボールが上手く打てない、飛ばないのは、ひとえに自分が未熟だから、と思ってきたが、これら見る限り、初心者だからこそ、またシニアゆえに、自分に合った道具で楽をすると良いだろう。



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