459. 日経新聞の日曜版が面白い ・・・
(2018/07/29)
「ゴルファーはマゾ?」
日本経済新聞、日曜日版には The STYLE !
というカラー刷りの特集が折り込まれてくる。先週は、 山口信吾さんが書かれたイギリス、リンクスゴルフのことが紹介されていた。今週はハワイのゴルフ場のことが書かれていた。
これによれば、ゴルフの発祥の土地、スコットランドのリンクスと呼ばれるゴルフ場は、海岸沿いにある風雨に晒された荒れ地状の土地で羊を遊ばせるくらいしか価値の無かった土地なのだそうだ。それが世界的にゴルフ愛好家が増え、それこそ世界中にゴルフ場が出来た。
今号で紹介されていたのは「ハワイ」のゴルフ場について。ハワイに行ったことのある人がご存じだろうが、島全体が溶岩で出来ている印象。そんなところにゴルフ場を作るのだから、それなりの工夫が必要。その1つがコースガイド。どこに、どんな形状の溶岩が待ち受けているのかを教えてくれるのだそうだ。
面白かったのは、「溶岩に入ったボールはどうなるのでしょうか?」との質問があった点。その答えはこうだ。「イイ質問である。運よくフェアウェーに戻ってくるご主人思いのボールもあるが、たいがいは溶岩の穴の中に消える」と。
さらに読み進んで行くと、最後の部分にはこんなくだりがあった。「奇妙な話だが、世界中のいくつかあるレジェンドと称されるゴルフコースをラウンドして、記憶に残るコースはその大半が手痛い目に合ったコースだ。そう考えると、ゴルファーはいじめられるのが好きなのかもしれない」
なんとも上手い文だなと感心したが、それもそのはずだった。この文章、新聞記者が書いたものではなく、ゴルフに関する著書も多数ある「伊集院
静」氏だった。恐らくは、伊集院氏の著書の中に、同様の話しが書かれた本もあるだろうと思います、読んでみるとゴルフが更に面白いものになりそうですね。