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457. 上級者にみる飛ばしのコツ PartIII  ・・・ (2018/06/24)    

(こちらは前回ご紹介した写真を比較しやすいように左右に配置したもの)
 
 これが上級者のスウィング。ヘッドを走らせる力が効いているのが右腰から左腰あたりまで。上級者の場合、ここできちんと加速しているので、シャフトがフォローで水平になる位置がより低い位置になっている。つまり基本はグリップの高さが腰から腰の位置で決まる感じがする。  こちらは私のスイング。アイアンはまだしも、シャフトの長いドライバーのようなクラブでは胸を軸に大きな円を描いてしまっている。これでは力あるボールは飛びださないのは当然。



 それで思い出したのが、こちらのレッスン写真。

 こちらは大森にある「アコーディア・ガーデン東京ベイ」の中にあるゴルフスクールで受けったレッスンの時の写真。指導のポイントは、スウィングの基礎をきちんと作ることをアドバイスされた。つまり、9時〜3時の位置までの腕、手首の使い方が基本だということ。
 最近、これを思い出して、練習場でやってみた。グリップをゆるめに握り、右腰あたりまでテークバックした時にシャフトが立つようコックし、その位置から上半身の捻転を戻し、ボールにヒットしてみると、ピシッという音とともにボールが飛び出していった。




 おりしも7月3日号の週刊ゴルフダイジェスト誌に掲載された特注がこれ(左の写真)、9時−3時を極めよう、だ。 

 近場にあるインドア・ゴルフレッスン場には、ビデオカメラが用意されているので、なんども自分のスウィングをチェックしてみた。

 私のような初心者は、テークバックを大きくすることで力あるボールが打ち出せるのだと盲信してしまっている傾向があるが実際には違うのだ。
 第一、テークバックを大きくすると頭が上下する。つまりテークバックで伸びあがり、ダウンスウィングで沈み込む。典型的な帰結は、ティーアップしているボールを打つのにもかかわらず、地べたを叩くダフリという結果を生むのはこのせい。

 撮影した動画でも確認出来たが、テークバックで上半身がきちんと回っていて、手首を柔らかく使った適度なコックで作られたスウィングは強力なボールを打ち出せることが確認出来た。

 なんとまあ、私は10年以上もゴルフをやってきたのに、まだこんなレベルでもたもたしているのは、、、。

 


 もう一点、気が付いたことがあった。それはスウェー。

 諸悪の根源は、「力み」であり「欲」。飛ばしてやるぞ〜、という思いだけが先行する。もっと悪いのは、思いとは裏腹に、ボールは右へ急カーブをし、右隣のホールへと飛んでいく。ファ〜〜〜

 これは、クラブフェースがスクエアに戻りきっていない、つまりフェース右を向いた状態でボールにヒットするのだから右方向にボールが飛び出すのはあたりまえだろう。
 分かったいるけど止まらない。どうしたら修正出来るのかが問題なのだ。

 処方箋は簡単なものだった。ゴルフシューズの鋲(スパイク)を付け変えたので意識が足に向かった。気がつけば(昔からそうだが)つま先の開き方が少ないのだ。試しにつま先をボール飛行方向に半歩踏み込むようにしてみた。こうするとスウェーしずらくなり、課題はクリア出来た。

 もしかしてと、以前品川区のインドアレッスン場でレッスンを受けた際のプロの写真を引っ張り出してみた。(右)
 これを見ていただくと分かるが、左足つま先は開き気味、そしてボールにヒットしたあとも体重は右に残っているように見える。どうやらこれが力強いボールを打ち出すヒントのようだ。
 


<練習後記>
 ゴルフ場でご年配の方々のスウィングを見ていると、実にユニークな打ち方をされている。中には親の仇を討つかのごとく、ボールをひっぱたいている人もいる。話しをしたことはないが、多分「オレはオレのやり方を続けるのでご意見無用」ということなのだろう。でも、本人さえ諦めなければ、現状よりもマシな状態にすることは十分可能。動かなくなってきた関節の可動域を無理やり動かそうとするよりも、使うべきは、他人(プロ)のアドバイスとそれを活かす頭なのだろうと思う。案外「のりしろ」は残っているものだ。



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