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453. ゴルフで認知症予防  ・・・ (2018/04/15)    

 私がこの記事を始めてみたのは3月24日(土)の日経新聞でした。これによれば、国立長寿医療研究センターの発表にもとづくもので、「適度な運動量とプレー中の思考が認知症予防につながる」というものでした。

 4月13日(金)の東京新聞のコラム、日々論々にさらに詳しく解説されていました。要約するとこんなこと。

1.ゴルフは身体的活動に加え、自分が何打打ったか思い出して数えたり、ピンまでの距離や風向きなど自然条件も考える脳トレになる。

2.一緒にラウンドしている人と話すことで、予防に大切な社会ネットワークの構築もでき、認知症を防ぐのに最適

だそうでした。

 実は、認知症を防ぐには「歩きながら計算」が有効と以前から言われていました。・・・ 参考「日経スタイル

 私も、心筋梗塞で入院という経験ののち、ノルディック・ウォーキングをするようになった。徐々に慣れてくると、もくもくと歩いているだけでは物足りないものを感じるようになった。そんな時にネットで見たのが「計算」でした。暗算で100から7を引いていくことを続けるというもの。93、86、79、、、、 人間、二つのことを同時にやるというのは結構大変なこと。計算することに気を取られていると歩みが遅くなる。速足で歩くことに集中すると計算がおろそかになる。それが、慣れてくるにつれ、普通に出来るようになってきます。
 歩くことで血流がアップする中で、計算することで脳を使う、つまり脳により血流がいくことになる。これが認知症予防に良いということのようでした。つまり、体を動かすことに並行して頭を使うものであれば必ずしもゴルフでなくとも良いのかもしれませんね。


 私はゴルフの効用は2が大きいと考えています。先日読んだ本「定年後の歩き方」にあった一文、

・それよりむしろ会社と言う居場所を失い、「やること」と「話す相手」がいなくなる『孤独』に備えるべきでしょう。

 以前読んだ本、「居場所の社会学 」にもありましたが、社会的な存在である人間にとって、この『孤独』が結構ボディブローのように効いてくる気がします。

 私がゴルフを始めたのは53歳の時。先輩から言われたのは、定年後のために何か運動をするように、と。彼自身がゴルフが好きだったので、薦めてくれたのが「ゴルフ」。それも定年後のゴルフ倶楽部ライフを楽しむためには、定年前にメンバーになっておかないと、60歳になって、ハイお仲間に入れましょう、とはならないと言われました。つまり定年前からメンバーになっておき、少しづつ人脈を作っておくと良い、ということでした。

 もっとも私が定年してみて分かったのは、定年前は土日しかゴルフをしなかったのが、定年後は料金が安く、空いている平日ゴルフ。土日に参加する層と、平日ゴルフをする人たちとでは層が違っていました。人脈つくりのために、早めにどこかのゴルフ場のメンバーになっておけ、というよりはゴルフの腕をあげて、一緒した方とそこそこレベルが揃うということの方が大事かもしれませんね。

 そうそう、私が加盟しているゴルフ場の「売り」は、同伴探し無用、でした。メンバー(時間)枠を用意してくれているので、天気予報を見て前日に一人で予約してもゴルフが出来るというもの。平日にゴルフをされる方の層はほぼ決まっているので、しばらく平日ゴルフをしていれば、「またご一緒しましたね」と言えるようになる。

 私はこのホームページにゴルフの話しを書くためにデジカメを持参してゴルフ場に行っている。それを使って、ご一緒した方のスウィング動画を撮影し、終了後にメールで送ってさしあげる。そんなことで親しくなった人も何人かいる。

2.一緒にラウンドしている人と話すことで、予防に大切な社会ネットワークの構築もでき、認知症を防ぐのに最適

 こんな具合に人との、ゴルフ仲間との、ネットワークが出来た。きっとこれが認知症予防に役だってくれると思うのです。




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