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450. そうか、オレのゴルフはあまりに頭を使っていなかったのだ  ・・・ (2018/03/11)    


 図書館で借りてきたのがこの本、タケ小山プロの著書、「スコアメイクのお約束」 日経プレミアシリーズ 850円 これがとても参考になった。

 参考になる部分は複数あったのだが、その中の1つを紹介します。

・スコアメイクに必要なコースマネジメント
 タケ小山プロが主催したイベントで「ワンクラブでゴルフ」をやったのだそう。前半のハーフは14本フルセットでプレー、後半は自分の選んだクラブ1本とパターのみでランドしてもらった。コンスタントに100が切れないゴルファーは、14本でプレーしても、得意クラブとパターだけでラウンドしてもスコアに大差なかった、という。

 例えば、あるプレーヤーは8番アイアンだけでプレーしたが、それはこのクラブが得意クラブだったから。自信のあるクラブを徹底的に使いこむことがスコアメイクに繋がる。つまり言葉を変えると、自分の出来ることをきちんと見極め出来たならスコアは自然にまとまるのだと。

 そしてこの章の終りにこうあった。「もしボールを上げるアプローチが不得手なら、グリーン周りからは徹底的に転がすことです」と。


 アプローチバックというのでしょうか、アプローチに必要な数本とパターを収納してグリーンに向かう時の細身のゴルフバック。私自身は終わったホールにクラブを置き忘れたことはないのですが、忘れた人を見て、人のふり見て我が身を、、、とばかりに、アプローチバックを購入しました。最初はなんとなく上級者になったような気でいましたが、振り返ってみると、この時から思考が固定化されていました。

 というのも、アプローチバックに、パターの他はAW、SWを常駐させてしまっていました。つまりグリーンまわりは、どんなシチュエーションであっても、AW、SWで処理するものだと思ってしまった訳です。

 ある時、上級者と組み合わせで一緒しました。1月に1回、そしてこの2月も1回目のゴルフでした。たまのゴルフでクラブヘッドがまともに当たらずトップしたり、ダフったりでした。当然スコアはメタメタ。さらにウェッジ2本で臨んだアプローチ、グリーンを超えてしまうこともたびたび。こうした状況の時は返しのアプローチもミスるもので、戻しも再度グリーンオーバーが多発していました。まるでゴルフ初心者ですよね、これって。

 見るに見かねたのか、上級者が80ヤード前後でクラブ選択をしようとしていた私のアプローチバックを覗いて、「ちょっとこれ貸してみて」と言って、たまたまアプローチバック入っていた8番アイアンを引きぬき、自分のボールをポンと転がしました。コロコロと転がったボールはグリーン中央の旗近くまで転がっていきました。この上級者さん、何も言わなかったのですが、言わんとすることは、「もしボールを上げるアプローチが不得手なら、グリーン周りからは徹底的に転がすことだよ」ということなわけですよね。


 振り返ってみれば、コースレッスンの際の同様なことをプロからもアドバイスされていました。砲台グリーンにウェッジで臨みショートした時でした。プロが私にアドバイスしたのは、ウェッジでボールを上げて乗せようとするより、より長いクラブで低めにバウンドさせながらグリーンに乗せた方が楽ですよと言いたかったのだと思います。実はこの時も、言わんとすることの意味が分かっていませんでした。

 このコースレッスン、後半もう1人の女性プロと一緒した際、アプローチをサンドウェッジでグリーンに乗せました。たまたま上手くグリーンに乗ったので、あまり強くは言われなかったのですが、この時女子プロがいいたかったのは、より確実性の高い転がしで乗せた方が安全ですよ、ということだったのかと振り返って思いました。


 なるほど〜、最近、私のスコアが低迷している理由は、オレのゴルフはあまりに頭を使っていなかったからなのだ



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