ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ


43.50歳から始めることと、若くしてゴルフを始めて50歳になったのとは意味が違う? (2004/07/10)

 

追伸:(2004/10/24)

 以前、メールをいただいた米国在住の平さん、という方のホームページに以下の記載がありました。この方、お父さんがゴルフのシングルプレーヤーだったこともあり、ゴルフは小学生の頃に始めたのだとか。ただ、当時は面白さを感じなかったのだそうですが。しかし、

> でもって社会人になって、仕事の付き合いの
> 必須科目として、ゴルフ再開。
> 子供の頃自転車に乗れた人は、大人になって数十年ぶりに
> いきなり乗っても乗れるもの。
> ゴルフもそれとチョッピリ似ているところがあるようです。
> かつて高校生の時に70台後半ぐらいのスコアーで
> まわったことがあれば、長いブランクがあっても
> 少しやるといろいろ思い出してくるのでしょうか、
> 100たたきからの再スタートというのは無いようです。

 ※原文を読んでみたい方は「こちらを


 とありました。私の言っている、「若くしてゴルフを始めて、50歳代になったことと、50歳になってからゴルフを始めるのとでは、大きな違いがある」が裏付けられた感じですね。まあそんなことで、もしあなたが、若くしてゴルフを始めた部類に入るのであれば、それに感謝するとともに、50歳になってゴルフと出会い、これからゴルフを楽しもう、という人達に、暖かい目を向けていただければ有り難いです。

 

* * * * * * * * * * * * * * * *  (2004/07/10)  * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

 50歳どころか、60歳、70歳でゴルフをしている人は沢山いる。しかし、50歳を過ぎてからゴルフを始めた、という人にはまだ出合っていない。参考までにインターネットの検索サイトgoogleで「50歳」「ゴルフ」というキーワードを入れて検索してみると、当サイトのほかには、週刊東洋経済 臨時増刊 2003年5月14日号が紹介されただけ。この臨時増刊号に「愉しむゴルフ」という特集があり、そこに「50歳をきっかけにゴルフを始めた蟹瀬誠一(ジャーナリスト)・令子(ザ・ボディショップ社長)夫妻が紹介されていた。いわく、「50歳から始めるゴルフの愉しさ、面白さを語る」だった。
 
 30代、40代からゴルフを始めて現在は50歳代、というのと、50歳を越えてからゴルフを始める、というのでは体力的にかなり意味が違うのではないかと思っている。

 というのも、慣れたスポーツと始めてのスポーツとでは体力の消耗がかなり違うからだ。ゴルフでもなんでも、ベテランほど無駄にエネルギーを使ったりはしない。力の入れ方、力の抜き方が分かってくるからだ。それが初心者はあちこちに無駄な力が入っていて、エネルギーの消耗とは裏腹に結果は伴わないことになる。これは私の実感なのだが、実際にゴルフスクールに通い始めた頃は、70分のレッスンがもたなくて、4〜50分で「お先に失礼します」となっていたのだ。

 さて、30代、40代とどれだけパワーが減ってきているのか具体的なデータを探してみた。そこで見つけた資料が左。「反復横とび」能力の年齢別のグラフ。年齢とともに体力がどう落ちてくるかが分かる。

 まず女性と男性の比較で見ると、女性は10代から40歳くらまでなだらかに変化するのに対して、男性は19歳位を境にゆるやかに下降を始める。そして45歳前後から体力の下降曲線が急に落ち始める。

 なんと男性50歳の体力は20歳そこそこの女性程度しかない。(これで理由が判ったが、私がゴルフレッスンを受け始めた時、#7で60ヤードしか飛ばすことが出来なかったのに、私の前でボールを打っていた女性は100ヤード程度を軽やかに飛ばしていた。腕力では絶対に負けないぞと思っても、結果としてのボール飛距離はあきらかに20歳そこそこの彼女の方が飛んでいたのだ)

 このカーブ、あたりまえのことだが個々人の差があるだろう。以前より水泳等のスポーツをやっている人は、大きく下降を始める年代が45歳ではなく、50歳とか55歳まで伸び、もっとゆるやかに下降するのではないかと想像している。またスポーツでも記憶ものでも、若い時にスタートした方が有利に決まっている。ただし、老化というもの位、神様が不公平にしていることはないのだろうと思う。60歳代で老人を感じさせる人もいれば、90歳になっても自転車で買い物に行く人などもいるのだから。

 もし、あなたが50歳を過ぎていて、でもゴルフを始めたいと思う若い気持ちがあるのであれば、なんとかなると思う。繰り返し、繰り返し、継続して練習をし、また今より少しだけ高いところに目標を定め、それを励みにやっている限り、確実に前進(スコアが良くなる)は可能。ただ、私の経験から、無理は禁物ですが。

 

 更に大切なのは、何人かの人も言われているが、「何を目的とするのか」「どこを(どのレベル)を目指すのか」を決めること」だろう。私の場合で言えば”健康維持”が発端。また求めるレベルとしては、スキー(20代)の時も、テニス(30代)の時もそうだったが、”仲間と一緒に楽しめるレベルになりたい”ということだった。ゴルフで言えば、スコアが110〜120位ならば、皆さんに嫌がられるなどということもなく、一緒出来るだろうと思う。その為には、コースに出ることだけを楽しみとせず、練習場でゆったりとボールを打つ時間も楽しみとし、コースデビューする前の練習場通いの時間を十分取ることだろう。

 ちなみに私はコースに出る前に、7ヶ月間、週1回ゴルフスクールに通いました。その後のコースデビューは、パットの練習が抜けていたので(それどころか直前までパターを持ってすらいなかった)スコアは150程度でしたが、ミスショットは以外と少なく、ベテランの仲間に誉めてもらいました。


ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ inserted by FC2 system