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42．ビル・ゲイツがゴルフをする？　(2004/07/03)

　パソコンに縁の無い人でも、ビル・ゲイツの名前くらいは知っているだろう。皆さんがお使いのパソコンを動かしているソフトウェア、ウンドウズの製造会社、マイクロソフト社の創業者で会長。

　私は仕事がら（外資系コンピュータソフト会社勤務）、彼がマイクロソフトを創業した経緯なども本などで読んで知っているが、どうみても運動神経があるようにも思えない。そんなことで、たまたまあるゴルフ雑誌で初めて彼のゴルフウェア姿を目にしたときは、なんとも違和感があった。私の先入観かもしれないが、天才プログラマーでスポーツ選手なんて聞いたことがない。だって脳みそというのは基本的に、細胞で出来ているか、筋肉で出来ているのか、２つに１つだと思っているからだ。（ちなみに後者の例で言えば、ガッツ・石松などはこれにあたる）

　という訳で彼がゴルフをたしなむなんて思いもよらなかった。もっとびっくりしたのは、なんと彼は”ハンディ１８”だということ。たまたま読んだソニー会長の出井さんの書かれた本「ＯＮとＯＦＦ」（新潮文庫）の中にそうあったのだ。出井さんに言わせると「ちゃんと習っています」という感じのゴルフだったのだそうだ。
　そう、この「ちゃんと習う」というのが大切なのだと思う。彼のような青白き天才プログラマーでも、ちゃんと習えばハンディ１８になれるのだ。このことは５０歳からゴルフを始める人は肝に銘じておくべきなのかもしれない。

　ところで彼、将来ゴルフビジネスまで手を染めるんじゃないでしょうねぇ。キャラウェイの工場見学に行った際に、１時間の予定を大幅に超過して、４時間も見学したのだという。とびっきりの金持ちのいる米国で、ダントツ金持ちというのが彼である。その気になりさえすれば、ゴルフメーカーを手中に収めるなんて簡単だろう。そのうちマーク入りのゴルフボールや、ゴルフクラブが出現するかも。ぜひ、お楽しみ。

＊　シアトルのマイクロソフト社には、社員向け文具ショップがあり、社員は割引き値段でマイクロソフト製品を購入できるようになっている。そのほか、おみやげ物として、マイクロソフト社のロゴ入りお土産物、勿論ゴルフボールもある（今現在でもあるかどうかは知らないが、私も購入してみたことがある）。こちらは、もっぱら競合他社の社員が購入してアイアンで、マイクロソフトのロゴマーク入りボールをひっぱたき、日頃のうっぷんを晴らしていると聞いています。

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