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347. 思いこみゴルフの見直し ・・・ (2015/04/26)


  「逆転の発想」ゴルフ 中井学
  最近、地元の図書館を利用するようになった。いろいろなジャンルの本を借りるなかで、しばらく読んでいなかったゴルフ解説書も借りてみた。それがこの本、「逆転の発想ゴルフ」。久しぶりにゴルフ関連の本を読んでみて、面白かったので、いくつか紹介したいと思います。

 目次から項目をいくつか拾ってみると 第1章 あなたの”上達”に必要な「逆転の発想」

 ・「7番アイアン」ではなく、「パター」からスイングを作る

 ・「いいスイング」をつくるより、「プレッシャーに強いスイング」をつくれ!

 ・本番ショット前の「緩んだ素振り」は百害あって一利なし

とまあ、とても納得のいく項目が並んでいる。その中から私が気になったものを拾ってみると、

 ・適度な「グリッププレッシャー」は素振りで覚える ・・ ”素手”で素振りをすると理想的なグリップが掴めてくる。

 これは理解できます。初心者向けのアドバイスに、「グリップをゆるく握れ」がありますが、この「ゆるく」が初心者にはなかなか出来ないもの。たまたまホームコースの組み合わせで一緒したメンバーさんから、素手(手袋なし)でクラブをスコアがアップした、と聞いたもので実際に試してみたところ、「ゆるく握る」ということが出来るようになった。




 一般に思いこみ違いをしていると思われるのがこれ! テークバック(腕は)高くあげる、です。この本にあったイラスト(左)を見てもらうと一番分かりやすいが。プロのスイングなどテークバックでクラブを高くあげているように見えるかもしれないが、実際には、前傾姿勢を取るからそう見えるのであって、体を起してスイングしてみれば、けして高くなどはあげておらず、両肩の延長線上で振っているにすぎない。
私のような初心者は、このあたりを勘違いして高く上げようとするから、不正確なスイングになっている、という訳だ。

 以下は2007年9月当時のレッスン写真。下右が修正前で右脇が空き、トップの位置が必要以上に高い位置に来てボールの方向性に不安定要素を作りだしています。下左がインストラクターのアドバイスに沿って修正したスイング。

 



 

 またゴルフボールについてもこの本にあった解説に頷いています。この本によれば、「アマチュアは1つのラウンドの中でも種類の異なるボールを使っている傾向がある」、です。以前お話したように、私のホームコースは河川敷コースゆえ、池ポチャが頻繁に起こりえます。そこで「失くしてもいいや!」と思えるボールを持参してプレーするわけです。

 冬場、再び100が切れなくなり、それどころか「私のゴルフはどうなちゃったの?」と思うくらい酷くなった時期に、たまたま買ってみたレイグランデ(1球100円程度)の新品ボールだけを使うようにしてみたところ私には相性が良かったようでスコアがまとまるようになりました。

 (参考)改善を一歩づつ  ・・・ (2015/03/16)

 ボールの統一については、以前通っていたインドアレッスンで、インストラクターから言われたことの1つが、「パットを上達させたかったらボールを統一して」でした。特性の違うボールを混在して使っていたのでは、パットの感覚は育たない、というものでした。

 さらに、オデッセイパターのフィッティングを受ける際に事前に言われたのが「普段使っているボール持参で来てください」、でした。特定のボールに対してでないと、適切なパターがどれなのかは語れない、というもの。具体的に言うと(その時のインストラクターの言葉によれば)昨今の高級ボールはよりタッチが柔らかくなってきている。そこにフェースの柔らかいパターを使ってしまうとボールとパターフェースのあたる「音」タッチが分かりずらくなる、というもの。実は、ゴルファーは、本人が理解している以上に、ボールが当たる「音」に反応している部分が大きいのだそうです。しっかりと「音」が聞きとれるボールとパター(パターフェース)の組み合わせが大事なのだそうでした。もし使いなれたパターを使っているのであれば、それに合うボールを探すことですね。

(参考)あのオデッセイ(キャロウェイ)、パットラボでフィッティングを受けることが出来ました ・・・ (2010/03/17)



 最後に。この本によれば、コースであれこれ悩む人がいるが、「コースは楽しむ場と考え、ゲームプランを練ろう」ということ。これは確かにそうかもしれませんね。あれこれ悩むのは練習場でやり、コースへ出たら楽しみながら、ゲームプランを考えながら、プレーするのが良さそうですね。



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