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左腕の活性化が上達のカギ PartII (2004/04/24)

スーパーゴルフ4月号 

国吉博一プロの「(まっすぐ遠くへ飛ばすための)ドライバーショットテクニック」 より、左手主体のスイングが正確な方向性とビックな飛距離を生むキーワードだ!”。ここから項目だけ紹介します。詳しくは「スパーゴルフ4月号をお読みください」(練習場、ゴルフショップなどで入手できます)

 ※今号の「月刊スーパーゴルフ」はweb上でも無料で見れます。

発行元:(株)デイリー社出版事業部本社


正確な方向性のためのメソッド
ふだんは7割の力で。プレッシャーがかかった時は思い切って振る

 いくら遠くへ飛ばしても、OBへ飛んで行ったのでは何もなりません。まず正確な方向性ありきです。遠くへ飛ばそうと力むと動きがぎこちなくなってボールをまげてしまうことが多くなります。「とりあえず前に飛べばいいや」という軽い気持ち、つまり普段の7割くらいの力のスイングにすると、それがスムーズな動きとなってヘッドが走り、方向性も良く、飛距離もアップするドライバーショットになります。

 (朝一のティーショットで起きるミスショットが典型ですね。体は硬いし、次のグループが後で見ていたりとで、どうしても力んでしまいます。こんな時は、まさに国吉プロの言うように「とりあえず前に飛べばいいや」という気分転換が必要そうですね。 /50歳)


ティーアップの高さにこだわる

低目がおすすめ。高すぎるとあおり打ちになってフェースが開きやすい

 最近デカヘッドが流行り、ティーアップを高くする人が増えていますが、ティーアップを高くすると、どうしてもあおり打ちになりやすく、ボールをすくおうとしてインパクトでフェースが開いてしまうことが多くなり、それがスライスの原因になるのです。

 (先日、ティーをブラシティーからエアロスパークティーに変えてみましたが、心持ち高さが高くなったためかスライスぎみになりました。こうしたことも関係するんですかね。  /50歳)

 

ボールから離れすぎないように構える
体とグリップの間隔を先にセッティングしてからアドレスに入る

 ボールを遠くに飛ばそうと思うと、だんだんボールから離れて構えてしまうことが多くなります。ところが、ボールから離れすぎると、体と手が一体となって動かず、手だけのスイングになってしまいます。すると、逆に早くクラブが振れなくなってしまい、また、スイング起動も狂ってきます。
 アドレスに入る前に体とグリップとの間隔を割きにセッティングして、そのグリップと体の間隔を変えないままアドレスに入るのです。すると、いつもボールと同じ間隔を保つことが出来るのです。

 (いや〜、これは耳が痛いですねぇ。一旦アドレスに移った後で、つま先体重にしなくてはと足を後にずらしたんです。手打ちになって、方向がばらばらになりましたね。  /50歳)


左手主体のスイングがいい
バックスイングは左手でクラブを上げ、ダウンスイングも左手でクラブを引き下ろす

 利き手の右手主体でスイングすると、どうしても力に頼ったスイングになりがちです。クラブを振るのではなく、右手でボールを叩いてしまうことになってしまうのです。とうぜん力みも入りますからスイング軌道が狂います。
 バックスイングでは左手でクラブを上げ、ダウンスイングでも左手でクラブを引き下ろしていきます。そして、インパクトの少し前から右手も参加させていけば、よりヘッドスピードをアップさせることができます

前傾姿勢を崩さずに左手でクラブを振れば正しいスイングプレーンを描きやすい

 より正しいスイングプレーンでクラブを振っていくには、アドレス時の前傾姿勢をインパクトでも崩さないようにすることです。前傾姿勢さえ崩さなければ、アドレス時の位置にヘッドは戻ってきます。インパクトでフェースがスクエアに戻らないのは、体がボールに近づきすぎてしまうからです。
 アドレス時の前傾姿勢をキープして左手主体でクラブを振る。これが正しいスイングプレーンを描くコツなのです。

 (私の場合は、どうも“長くて”ヘッドの“軽い”ドライバーを振ると右手で打ちに行ってしまう傾向が強いですね。そんな時は、重めの3番ウッドかユーティリティーで素振りをしてみます。左手を意識させるのには、それなりのヘッドの重さが必要なんです。  /50歳)


グリップは左手主体で握る
左手主体でスイングするには左手の小指から3本をしっかりと握る

 左手主体のスイングですから、グリップを握るのも左手主体となります。指でいえば、小指、薬指、中指の3本でしっかりと握ります。右手のほうは添える感じでいいでしょう。より左手主体が強調され、スムーズにクラブが振りやすくなります。

 (これは、剣道でも、テニスでも、棒状のものを握る場合の原則として、みな同じようですね。ただトレーニングコーチによってはすべての指を使って全体でホールドした方が良い、という人もいますが。)


バックスイングで右サイドにスエーしない
右腰のスエーがダウンスイングのスムースな体重移動を妨げる

 バックスイングで右腰がスエーすると、上体の捻転が不足します。また体重も右足に右足に十分に移らずに、左足に残った状態になってしまいます。すると、ダウンスイングで左足への体重移動が不足して、ヘッドスピードがアップしなくなるのです。また、バックスイングにおける上体の捻転不足は、スイング起動も狂わせてしまいます。
 バックスイングでは右腰を少し後に引くように意識することです。それでスエーを防止、上体も十分に捻転させていくことができるのです。

 (日頃の運動不足で軸のずれが出やすく、これまた私のような初心者には耳の痛いアドバイスです。  /50歳)


ダウンスイングでは左足カカトに体重を乗せない
左足カカトに体重が乗るとスムースな体重移動が出来なくなる

 ダウンスイングでは、トップで右足に乗った体重をスムーズに左足に乗せていくことを意識します。スムーズな体重移動ができれば、左足が軸となり、左手主体のスイングでフォローも大きくなり、ヘッドスピードもアップするからです。
 それには、ぜったいに左足カカトに体重を乗せていかないことです。左足カカトに体重が乗ってしまうと、左腰が引けてしまい、スムーズに左足に体重が乗っていかず、インパクトでフェースが開いてしまいます。


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