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265.足腰の鍛錬には富士登山が一番  ・・・ (2012/08/28)

 ゴルフをやっていると、自分の体で、どこの部分が弱いのかがわかってくる。私の場合で言えば下半身。それがゆえに、前半ハーフのスコアはまあまあで、後半ハーフで崩れる、というのが常。どうやら足腰が弱いもので、疲れが出る後半、軸がブレてくるようだ。


 今回、(自営業なので、いつでも可能なのだが)8月末に夏休みを取り富士山に登ってきた。実は富士登山は人生二度目。一度目は高校三年の夏休みにでした。さすが40年以上も前の話しなもので、どう登ったのかなどは覚えていない。持ち物は出来るだけ既存のもので間に合わせ、足りないもの、登山用リックと登山靴だけ新規に購入した。

 さて、今回は富士山のガイドさんがついてくれ、更にツアー会社から添乗員2名が同行してくれた。なにせ今回のこのツアー、基本、シニアの人たちのためのツアーだからだ。総員24名、内訳は女性20名に対し、男性は4名でした。年齢別に見ると、20代の女性一人、30代の女性一人、50代の男性一人。あとはすべて60歳以上のようでした。ちなみに最高齢は70歳の男性でした。いつもながらシニア女性の元気さには圧倒されます。



唯一の20代は富士急のバスガイドさんだった。山ガールと唯一呼べるのは彼女だけ(^^)


途中ですれ違った72歳の登山家。この日が、なんと1010回目の富士登山なのだそうだ。
人間、いくつになっても、鍛える気があれば強化出来るものなのだなぁ。


こちらがツアー参加者全員による山小屋「砂走館」前での記念撮影。



 5合目まではバスで。その後登坂で7.5合目まで。ここの小屋に泊った。2泊するので、エベレスト登山のベースキャンプよろしく、ほとんどの荷物はここに預け、身軽な状態で頂上を目指した。それでも空気が薄いもので、自宅から最寄駅程度の距離(往復7000歩程度)を、何時間もかけて登った。その分、喜びはひとしおだった。

 富士山に登っていて気がついたのが、足首、ヒザだけでなく、背中や肩が凝ってきた。恐らく5合目から7.5合目の小屋までにリュックの重みが効いてきたのだろう(なにせ500mlのペットボトルが8本も入っていたのだから)。さらに気がついたのが下山。最終日(三日目)砂走りを下りたのだが、少しヒザを曲げ、かかとでブレーキをかけるようにして下りるのが、これが効いた。ひざが笑う、という言葉があるが、今回の疲労箇所は、ヒザ関節から腰に至る部分、つまり膝枕の「ヒザ」に相当する部分、が辛くなったのだ。

 下山して、富士急ハイランドにある温泉で筋肉をほぐしたつもりだったが、翌朝が最悪だった。階段を登るのはまだ良いのだが、下りる時が辛い。まるで足が不自由な人のようなギクシャクした降り方だった。(苦笑)


 行きつけの床屋さんのマスターいわく、地下鉄の駅にはエスカレータがあるが、これを使わずに階段を登り降りすると良い、とのこと。なにせエアコンが効いている中で、登山の練習をするのだからもってこいなのだそうだ。富士山には、そうそう登っていられないが、ゴルフのためと思えば地下鉄駅の階段の上り下りくらいならいつでもやれそうだ。


 いずれにしても、人間の体、使っているようで実は使っていない筋肉が沢山あるのだ、ということが分かった。こうした部分を強化することで、ゴルフコースで、後半、軸がぶれ、スコアが悪化することを防げるのではないかと思っている。

 


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