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229. 「普通のサラリーマンが2年でシングルになるための7つの基本動作」 山口信吾/著  ・・・ (2011/06/19)


 「本を読んだってゴルフは上手くならない」というご意見もあるかと思います。ある意味、真実で、やはりコースへ出て体で覚えることが一番でしょう。ただ、この本にも井上透プロの言葉として紹介されていましたが、「ジュニアを教えることが多いのですが、彼らに理屈を教えることはほとんどありません。理屈がわかればゴルフが楽しくなるのは大人だけだからです」とありました。確かに、体が硬くなってきた年配者にとっては、頭で理解して、頭が体のそれぞれの部位に指示をしてあげなくては、きちんとした動作がしずらくなります。この本の著者は我々と同年代ゆえに、その言葉には重みがあります。


  まずは目次をご覧ください。

はじめに 基本動作を身につけると飛んで曲がらない

プロローグ 基本動作を覚えると一皮むける

基本動作1 「手首をやわらかく使う」
基本動作2 「タテにコックする」
基本動作3 「右手と左手の役割分担を覚える」
基本動作4 「力まずにブランコを漕ぐようにスウィングする」
基本動作5 「肩とクラブを同調させる」
基本動作6 「“運動連鎖”を使う」
基本動作7 「体重移動で腰を切る」



 これをご覧になってご興味がわいた方は、購入して読んでいただくとして、今回私が、仕事のストレスから解消されるべく、久々に月一ゴルファーより頻繁にコースへ出るようになって、この本に書かれていたことを「実践」することで効果があったのでその部分を紹介させて貰います。

 山口さんは、ゴルフにおける人間の基本動作を前述の7つに分類されました。その中から、私がやってみて効果が出たのがこの1と2でした。パソコンを多用する方ならお分かりになるかもしれませんが、(医学用語でなんというのか知りませんが)右手、手のひら、小指から手首へ移動した手首の付け根に近い膨らみ部分、ここがマウスを使うと常に擦れます。寒い時期などはここから寒さを拾うのでしょうか、この部分の骨?筋肉が固くなり軽い痛みを感じるようになっていました。


 この本で、動作1に、手首を柔らかくするための方法が書かれていました。そこで自分ならではの手首のストレッチを繰り返していくうちに痛みが軽減されるとともに、手首の関節が柔らかくなっているのを感じました。また、動作2で、コックの動作の話しが出てきます。コックは”たて方向”ですよ、ということです。
  この2点しかやってみていないのですが、これがコースに出た際に、早速役にたちました。特にウェッジによるアプローチに役に立ったのです。4月までは、月1程度すらもゴルフをやっていなかったもので、長いブランクと前述のようなパソコンの使いすぎからか、手首がかなり硬くなっていたようです。それが手首のストレッチで関節を柔らかくすることで、ウェッジを使って”フワッ”とボールをあげる動作がとても楽になったのです。

 ある年代になってくると、どうしても関節が硬くなります。石川遼プロのような若いプロですら、肩関節、肩胛骨を柔らかくすべく痛さをこらえてストレッチをしたそうです。お陰で両腕、手首を腰に当てた状態で”肘を前方に”まで持っていけるくらい肩関節を柔らかくすることが出来ていました。20歳前の彼ですら関節を柔らかくすることが、ゴルフの結果に大きな影響を及ぼすのです。まして体の硬くなってきたある年代以上の方は、もしゴルフのレベルダウンをなんとかしたいと思うのであれば、てっとり早い方法は、関節の可動域を広げるストレッチなのかもしれませんね。




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