225.ショートコースの活用(短い時間を活用してゴルフを楽しむ) ・・・
(2011/05/01)
オーストラリアやアメリカは、広い国土のお陰で、ゴルフ場なんてどこにでも作れそう。また仕事のパターンも柔軟性があるようで、ちょっと通勤前に、もしくは就業時間のフレックスタイムを利用(早めに出勤、早めに退社)して、日の長い夏場などに仕事帰りにちょっとゴルフを、といったことが可能なようですね。なんとも羨ましい限りです。
聞いてみると、どうやら18ホールを回らなければいけない、などといった固定的な感覚はなさそう。9ホールだけ回って今日は終わりとか、もしくは、ちょっとコースに立ち寄って、苦手なホールだけ克服すべくプレーしてみる、といった楽しみ方をしている人も多いのだそうです。
そんなことが可能なのが日本ではショートコースだけでしょう。今回は、久しぶりに「フジゴルフパーク」へ行ってみました。
(写真左、ホームページより紹介) 一例ですが、ショートコースのコース解説がこんな具合に分かりやすく 解説されていました。 こちらの写真は私が撮影したもので、グリーンからティグランド方向を撮影しています。 細かなところにも気が配られています。カートも起伏の大きなところでの移動が楽なようにタイヤの口径が大きなものに、順次入れ替えがなされているようでした。 |
こちら2番ホールですが、このコースの特徴がここにあります。(前半4ホールはすべてこんな感じです) どうやらこのコースが出来る以前は灌漑用水といったものがあったようです。それを仕切って両端に土を盛ってティーグランドとグリーンを作ったという印象でした。 ですので、所定の飛距離をしっかりと出さないと、哀れボールは泥の中、ということになる初心者泣かせのコース設定になっています。 (溝の中は湿地帯。ミスショットしたボールが見えていても、ぬかるんでいて取りにはいけませんでした) 今回行ってみて発見したのは水はけを良くする工夫。小さな池を用意して、そこに集めた水を排水するようにしていました。 |
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見えるボールは取りに行きたいと思うのが人情。水はけを良くし、足下を良くした上で、ボール拾いに行く人のために階段が設けられていました。 (左)こちらはグリーン方向からティーグランドを振り返ってみたところです。とにかく1打でこのグリーンあたりに乗せなくては行けないので、ショートコースは初心者向け、などと舐めてかかると痛い目にあいますぞ〜。 |
(左)4番ホール、小さくドッグレッグ状態。中間部分は沼地状態なので池越えのPar3ホールと思えば良いでしょう。グリーンは2段グリーンと難易度を高めています。 今回行って気がついたのがこのティーグランド。ここも改良されていました。よくあるのがカチン、カチンに固まったグリーンのマットですが、ここは毛足の長い人工芝に砂と黒い粒を撒いてありました。この黒い粒、何かな?と思ってつまみあげてみるとゴムの粒子のようでした。これらで、ティーグランドを削ってしまうことを防ぎつつ、打感をそこねないよう配慮しているようです。 撮影したのは4月25日。ちょっと遅めの桜ですが、こうして綺麗に咲いていると心が和みます。 |
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(左)5番ホール ここで湿地帯からは脱出し、折り返すホールです。ショートコース唯一の軽い打ち下ろしです。グリーンからみると右手は林、左手はアゴの高いバンカーです。 ここのショートコース、整備の良さはグリーンに現れています。以前来ていた時に思ったのは、柔らかめの設定ゆえ、ボールは止まり易い代わりにボールマークが多数散見しました。マナーを守らないというよりは、初心者が多いゆえか、マナーそのものを知らない(そもそもグリーンフォークを持っていない)人が多いようだ、という印象でした。 |
6番ホール上り坂を上ったところ、自販機とベンチがあるので、一休みする人も多い。コースはティーグランド側が狭いので、慣れていないと打ちづらいかも。 |
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唯一の池越え。池はティーグランド手前寄りにあるので、さほど意識することはなさそう。 |
8番ホール。左写真の奥にある看板がこれ(下)ティーグランド右手、林の横は民家があるので、ボールを打ち込まないように、また大声で話したりしないようにとの注意書きが。 |
さてこちらが最終9番ホール。ゆるやかな下りホールでグリーンはかなり奥行きがある。 | グリーンからティーグランドを振り返ると良く分かるが、ピンはかなり奥に切られているのが分かる。 |
全ホールを終わってクラブハウスに戻ろうとすると真っ先に目に飛び込んでくるのがこの立て札。こうしたエスプリの利いたメッセージ、私は好きです。 |
(左)この時期、遅咲きの桜と、こうして椿、さらには朱木蓮が咲いていました。ゴルフの楽しみの1つが、こうした四季折々の花に出会えることです。 |