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210.ゴルフで痩せる?(計るだけダイエット) ・・・ (2010/06/12)

 「以前にも」お伝えしましたが、結論から言ってしまえば、ゴルフのラウンドだけでは残念ながら痩せません。昨年52ラウンドした私が言うのですから、間違いありません。ただ、誤解しないでいただきたいのは、体重減には貢献しなくても、ゴルフの1ラウンドによって12000歩程度歩くわけで、それによって血液中の成分バランス(血糖値、脂肪成分などの減少)は着実に健康体へと変化してきていますので、けしてゴルフが健康に貢献していない訳ではありません。ただ、体重減には、単純に反映していなかった、という意味です。

 





年をとっても長くゴルフを楽しむためにも、ダイエットについて、再度書いてみたいと思っていましたが、たまたま見た(2010年)6月9日のNHK、朝の番組「あさイチ」で私が試みている方法とほぼ同じスタイルでダイエット可能との内容の放送があったもので、あらためてここに紹介させて貰います。

(左写真をクリックするとNHKのあさイチのページにジャンプしますので、NHKの放送内容については、そちらをご覧ください)

 これって、「計るだけダイエット」というのだそうです。

 ※さらにこれは「ためしてガッテン」、が先行して扱ったテーマのようですね。






 

2009/5/18

2010/6/3

 

(月曜)

(木曜)

 

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体重kg

75.6

71.2

BMI

25.9

24.3

基礎代謝

1528

1489

体脂肪率%

26.8

25.8

内臓脂肪レベル

14

11

 

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  前日は3527歩 前日5922(しっかり2369)歩、昼玄米ブラン、夜弁当

さて、左下の表は、私が毎朝計測している体重計の数値、ほぼ1年でどの程度変化したかをお見せしているわけです。

体重は4kg程度の減ですが、内臓脂肪が減ったのが嬉しかったですね。並行して(ここには紹介していませんが、健康診断時の血液成分検査も順調に推移しています)

ちなみにこの結果は、覚悟の決めて「ダイエットするぞ〜」と構えてやったものではなく、単純に毎朝体重を量っただけなのです。
 
 これって、エンジニアの方ならばお分かりいただけるかと思いますが、「計測出来ないものは制御出来ません」から、まずは計測することが制御(この場合は体重)することと、計測をした例です。使ったのは、デジタル体重計、それと万歩計もあるといいですね。



過去1年超、計測してきて漠然と分かってきたのが以下。

体重
・飲酒は体重増
 ・・・酒だけでもカロリーが多いのに、プラス食事は
   カロリー過大摂取になるから。
・澱粉(ご飯、うどん)は体重増減に大きな関わりが?
   筋肉労働には、直ぐにエネルギー転嫁できる
・遅い時間の夕食は、体重増につながる
・間食は体重増に
・甘いもの(ケーキ等)は体重増に直結 
・コーヒーなどの飲み物には砂糖を入れないクセをつける 

BMI (ボディ・マス・インデックス)指数・・・標準値は22.0  
  
基礎代謝量・・ 生きていくのに最低限必要なカロリー  

体脂肪
・食べてすぐ寝ると、体脂肪が増える
・肉食は、体脂肪が増える
  たとえ魚でも、脂の乗った魚は同様
・あぶらっこい食事(天ぷらなど)は体脂肪をアップする
・反対に、蕎麦は体脂肪を下げる


こうした結果が見えてきたので、前日飲酒などで体重が増えたな?と思ったら翌日のランチはざる蕎麦にします。蕎麦は澱粉が含まれない(無い?)からか、体重減に寄与してくれます。

なぜ、体重にこだわるかと言えば、肥満が万病の素とも言えるからです。1年で76kgから71kgまで減量したわけですが、私の次の課題は体重が71kg以下に減ってくれないこと。考えているのは、万歩計の歩数表示の、通常の歩行のほかに、「しっかり」という計測があるが、競歩のように早足でしっかり歩くことが体重減に有効そうだということ。さっ、引き続きがんばろっと。



最後に。これは先輩に言われたことですが、「人間、ある年代になったら健康を維持することが仕事、と思うこと」。なるほど〜、確かにそうかもしれませんね。





月刊ゴルフ用品界
 2010年6月号


 定期購読している月刊ゴルフ用品界2010年6月号、生山博士の健康エッセイに、「適正体重の維持が健康維持の決め手」とうものがあったので、ポイントだけ紹介しておきます。 (左の本の写真をクリックすると、ホームページにジャンプします)

 それによれば、一般的には身長から適正体重を割り出して、それを参考にするケースが多いが、個人差が大きいので、生山先生いわく、170cmで90kgが理想もありだし、55kgがベストだってありうる、と。そうした個人差を考慮した上で、あえて適正体重ということであれば、17〜20歳の頃の体重と言えるのだそうです。

 また、それとは別に、もしもこれをお読みのあなたが50歳以上であるとすれば、多少太ってみえても、血圧や血糖値、血液中の脂肪分成分が正常ならば、現在の体重のままでもOKだという。

 では、若い頃60kgで現在90kg(つまり30kg太った)の人はどうしたらよいか?前文の通りだとすれば60kgまでダイエットしなければならないことになるが、生山先生によれば、太った体重の1/3、つまりこの例ならば10kg落とし、80kgまで減量すれば、高血圧、血糖値、高脂血症は相当改善する。そこまではがんばって、となんとも寛大なアドバイスでした。

 さて、体重の増減は、倉庫と同じと思っている。入庫が出庫を上回れば在庫はふくれあがり、反対に、出庫が入庫を上回れば倉庫は空いてくる。これを生山先生は前の例、同様に「現在より摂取カロリーを減らすか消費カロリー増やして、それがダイエットの原則です」とおっしゃる。更に、「一番大切なことは、継続出来る方法を見つけること」だと。具体的な方法は以下だそうです。

1.同じ条件で体重を測り、3ヶ月ぐらい図にして記録する。これを実行できれば成功の確率は高くなります。
   ・・・まさに、NHKの番組も、生山先生も同じことをおっしゃっている。

2.健康に良いものから先に食べる。つまり肉と野菜があれば、まずは野菜から食べよ、ということになります。

3.1日3食にこだわらないこと、だそうです。現代人のようにカロリー過多の状態ならば、朝を抜くひとはそれでも良いし、昼を抜く人はそれも良し、ということだそうです。

4.ダイエット始めは少しがんばって、ある程度減量出来たらその体重を維持するようにする。

5.人間の体は水分が多く、ダイエット開始後にグンと減ったとしても、多分それは水分が抜けただけ。したがって、1日、1日の体重の変化には一喜一憂せず、1週間レベルで判断するように、と。

6.体脂肪率測定値の増減と体の脂肪量の増減とは必ずしも一致しないのだそうです。ですので、この数値についても、あまり一喜一憂しないように、とのこと。

7.日頃から、腹八分目を心がけるように。

8.最後に、リバウンド回避策として、体重計測を続けること。体重の上限を決めておき、それを超えた時は再度頑張る、というようにすると良いとのことでした。



 私の友人は、海外(北欧)生活が長かったので、子供達には体に良くないからと甘いモノをほとんど食べさせない、ということも割と実行しやすかったのだそう。それが家族一緒に日本に帰国したものだから、もうダメ。子供同士の付き合いで、友人宅などでおやつを出してくれるものだから、ついつい甘いモノと遭遇してしまうことになった。

 ある日、彼の息子が家へ帰ってきて、申し訳なさそうに両親に告白した言葉が面白い。「父さん、体に悪いものって美味しいんだね」 (笑)

 そうです、体に良い悪いと、味の良し、悪しは別物です。人間、理詰めにだけ生きられるものでもありません。かくいう84歳で亡くなった私の父は、日頃こういっていました。「好きなものを食べていれば、顔色も良く、棺桶に入った時でも、哀れげでないだろう」と。

 まあ、それが正しいのかどうかは別にして、生山先生のお話のように、美味いものを食っての体重増加はお目こぼしいただくとして、ただ、決めたラインを超えたのならば、そこはなんとしても制限ラインまでは体重を戻す、ということ。 繰り返しになりますが、体重管理の必須アイテムは、なんといっても「体重計」。私の場合は、家族用とは別に、わざわざ”自分専用”を用意しています。旅行に出た時を除けば、ほとんど毎朝、朝食前に体重を測るのを日課としています。

 皆さんも、健康でゴルフを続けましょうね。以上、何かの参考になれば幸いです。<管理人>




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