見たことはあると思いますが、これKOハンマーというのだそうです。

こちらは「インパクト・バック」、ボールを打つ感覚を身につけるための練習具です。

KOハンマーを持って上から下へ叩く場合、グリップは自然とこんな感じになります。 　この時、ハンマーが軽いこともあり、かなり手首を柔らかく使いますが、ゴルフクラブでも同様に手首を柔らかく使えるといいのでしょうね。	同様にKOハンマーを使って横方向に打ち込む場合　はどうでしょう。こちらも自然とこんな握り方になります。 　横から”叩く”という感じは、むしろこうした道具の方が良く分かりますね。

ゴルフボールを打つ時も”横方向”に打つ訳ですから、右手の握り方の基本は同じだと思っています。ただしゴルフクラブは両手で打つわけですので、こうまでストロングに握る必要はないだろうと思っています。 　私の場合は左手はスクエアに、右手はパームではなくフィンガーで、下からグリップに手を当てるように握ってみています。こうすることで、右脇が空いてしまうのを防ぐ効果もあります。   　あとはワッグルをする際、振り幅を”右腰＜−＞正面”とやや大きめに振り、ボールに真っ直ぐクラブヘッドが当たるのを確かめるようにしています。こうすることでスライスを防止するだけでなく、ジャストミートするようになり、ひいては確実な飛距離が得られています。

 
２．しっかりと肩を回してから振り抜くこと


　　前にも述べましたが、スライスを怖がって小さなスウィングをすると、よけいにスライスすることがあります。むしろ、しっかりと振り抜いた方がスライスは出ませんでした。

　　最近、特に注意をしているのがコレ、プロゴルファー「カルビン・ピート」のアドバイスのように、しっかりと肩を回すことを心がけています。このお陰で、方向性も良くなり、飛距離も安定しました。ちなみに、このしっかりと肩を回転させてクラブを振るようにとアドバイスする「カルビン・ピート」はプロ仲間の間でも、フェアウェイキープ率がトップクラス、というのですから間違いはないでしょう。

こちらがプロゴルファー「カルビン・ピート」のスウィング。しっかりと肩が回っていますねぇ〜。		こちらはゴルフを始めたばかりの初心者さんの写真を借りてきました。女性って体が柔らかいので、最初は写真右のように、体全体で回転してしまっていました。 　そこでインストラクターがバランスディスクを用意し、その上でスウィングして貰ったところ、上半身で回る感覚を分かって貰えたようです。

　上、写真一番右のように、不要に体を回しすぎたり、トップを大きくし過ぎたりすると、ボールにヒットする段階で、スクエアな状態に戻せなくなってしまいます。まだ体重が左へ戻っていない段階でボールにヒットする時は、体が開いた状態なっていました。この状態でヒットしたら、クラブフェースが右を向いているでしょうから、当然のことのように、ボールは右に飛んで行ってしまいますね。結論的に言えば、正しいスウィングになれば、スライスは出無くなる、ということなのでしょうね。


 　スライス防止にと極端にフックフェースにしたドライバーをみかけます。これを使えばスライスは出ない、ということなのでしょう。ただ、私個人としては、クラブだけでなんとかしようというのは本来的でなく、スウィングを修正するのがまず先で、残りをクラブで補正するのが本来的なのではないかと思っています。

　ここに紹介したものは、スライス直しの努力のほんの一部なのですが、初心者が試行錯誤を続けながら得た方法が何かの参考になればと紹介しておきます。



　参考：　年齢：５９歳、　ゴルフ歴：丸６年、　身長：１７１ｃｍ、　体重：７５Kg

　　　　　　ドライバー飛距離：平均２３０ヤード　最大飛距離記録：２７０ヤード（千葉勝浦・平岡牧場にて）

　　　　　　ベストスコア：８５（西武園ゴルフ場）

スライスは、ゴルファーにとって通過せざるをえない課題のようですね。(2009/05/17)