ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ


169.クラブは体の正面で上下運動を ・・・ (2008/08/03)

  どうもここ一番というシーンで、大ダフリをすることがある。それもグリーン近くだからPWであったり、AWであったりと、短いクラブでさえダフリが出るので気になっていた。インドアゴルフレッスン場は、私にとって「定期点検場所」。この悩みを持参し見てもらうことにした。

  スウィングして直ぐに古澤プロから気になる点の指摘が。


 こちらの写真を見て欲しい。左が補正前、右が補正後。

 赤い長い線が本来のオンプレーンなスウィング軌跡。

 補正前(写真左)は一旦オンプレーンに近いテークバックをしたものの、ダウンスウィングで上へ持ち上げてしまっている。ここからダウンスウィングするのだから、当然カット軌道になる。

 補正後(写真右)はこれがダウンスウィングもオンプレーン軌道に沿ってきている。顔の位置も修正前と明らかにに違ってきている。
   
クラブは体の正面で上下運動を

 何をしたかというと、以前習って、習得出来ずにいたコレ。

 本来ゴルフクラブは”体の正面で”上下運動をする。シャフトはヘッドから降りてくるのではなく、グリップからストンと”下へ (写真のクッションの位置)”降りてくるべきもの。

 これに体の回転運動が加わってスウィング軌道となるべきもの。ここがきちんと会得出来ていなかった。
   
 こちらの写真で見ても分かるが補正前(写真左)は、あきらかに腕で”打ちに行っている”おり、体がつっこんで行っているのがわかる。

 補正後(写真右)では、体の回転にしたがって、グリップからシャフトが下に降りてきている。これが正しいスウィング。
   
 フォローを見てみよう。修正前(写真左)はフォローでシャフトがダウンスウィングの軌道より後ろでフィニッシュしている。つまりアウトサイド・インのカット軌道になっているということ。

 修正後(写真右)は、フォローでシャフトがダウンスウィングの軌道より前でフィニッシュしている。これが正しい軌道。

 補足ですが、ロングアイアンなどではシャフトの位置が、後ろから見てダウンスウィングの軌道と同じラインになるのが理想。しかしショートアイアンの場合は、方向性をしっかり出すためにシャフトが、やや立ってくるのは構わない、とのことでした。
   
 前回レッスンで習っていながら会得出来ていなかったので、今回はしっかりと体に覚え込ませたい。私の場合は、スウィング軌道をチェックしてもらってOKが出たら目をつぶってスウィングを再現してみる

 こうすると視覚に惑わされることなく、体とシャフトの位置関係をしっかりと体で認識出来るようになる。

 印象としては、かなりグリップが太もも寄りを移動する感じ。始めは違和感もあるが、これが正しい軌道と分かれば、同じスウィングが出来るようになるはず。
   
 この写真にはないが、古澤プロが別なクラブのシャフトをスタンスした時、体に並行にグリップ前に差し出してくれた。
 これに触れないようにグリップが移動するようにしてください、と。

 つまりこう。ボディーターン(グリップが体に寄った軌道)でテークバックを開始すれば良いものを、私はグリップからスタートするもので、グリップが体から離れていく。(アウトサイドに)

 テークバック開始時、グリップのスタートが狂っているからトップの位置もおかしくなる。そもままダウンスウィングしても、当然のことながらスウィング全体が狂ったまま、となる。
   


 私のスウィングに共通する課題がこれでした。ここがきちんとスウィング出来るようになると、ダウンスウィングで手首のリリースが速すぎる点も、関連して直ってくるという。

 古澤プロから、「練習には短めのクラブで、しかも「ハーフスウィング(グリップが腰の高さまで)」でしっかり練習すると良い」とのアドバイスが。体に覚え込ませるには、少し時間がかかりそうですが、こうして画面で効果を証明して貰えると、直し甲斐があろうというものですね。

 やはり「月に1度はスウィングの定期点検」 が必要ですね。



 ※ ティーチング・プロが指導してくれた内容と、私の表現が異なったとしたら、それは私の理解力ならびに文字にする表現力が不足しているのであって、ティーチング・プロの指導力に問題がある訳ではありません。



<練習後記>

 
 「スブリバ・ゴルフスタジオ」では、お試しレッスン(30分1,000円で打ち放題&ワンポイントレッスン:要予約)をやっているそうです。一度、動画によるスウィングチェックがどれほど効果が高いか、体感してみてください。 港区高輪の閑静な住宅街にあり、駐車場も完備しています。・・・ 50歳からの手習いゴルフを見た、と言ってみてください

 





<後日情報>


 現在(2008年8月29日)発売中のゴルフ雑誌、ワッグル10月号の中に、米国トップレッスンプロとして有名な、マイク・スミス氏による誌上レッスン「ここがヘンだよ日本人」という特集がありました。その中から今回の私の課題に関連する部分を引用してみたいと思います。(左右の写真をクリックすると、それぞれ関連するホームページにジャンプします)

 正しいヘッドの軌道はインサイド・イン。背中を回転させるのではなく、トップから背中を飛行球方向に引きつけて下ろしてくる意識をもつと、自然なタメが出来るようになる。このタメができるとヘッドがインサイドから入る打ち方ができるようになる。
 





ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ  

inserted by FC2 system