166.さて本日はパッティングの練習を ・・・ (2008/07/05)
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まずは左目直下にボールが来るように!
こちらが修正前(ビフォー)。ボールの位置が左目下よりも近い位置にあるため、パターヘッドのヒールが浮いた状態になっています。 |
こちらが補正後(アフター)。左目真下にボールがきました。パターヘッドも地面に水平になっています。まずはここが基本位置。 |
※ これを見た師匠のTerryさんから、「顔は地べた並行でいいんですよ」、とのアドバイスが。 以前、東銀座のインドアレッスン場でアイアン練習をした時に、猫背(頭が前に傾く)を治してみたら、安定してきて、、、。それでパターも同じなと思って、猫背にならないように気をつけたのですが、、、。 頭を地面と並行した方が私としては楽でいいですねぇ(^^) | |
左目がボールの真上に来るかどうかは、目の位置からボールを落として、下のボールに当たるか、ということで確認できます。 |
さて、体とボールとの位置関係は上記レッスンで確認出来るかと思いますので、次を。 次は、パターがしっかりとボールの赤道をヒット出来るようにする為の練習です。 私の場合、ソールがグリーン表面をこすりがち。ボールの赤道より下をヒットしている為、ややもするとボールがグリーン上をはね気味にころがっていた。 |
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これはパターではなく、ウェッジの歯でヒットする練習で、習得することが出来ます。ウェッジの歯ならごまかしがききませんから(^^;) これを練習することでパターフェースのセンターでしっかりとボールの赤道をヒットすることが出来るようになります。 |
さて次のパッティング練習です。これが大変でした。 古澤プロから「テークバックしないでフォローだけでパッティングしてみてください」と言われたからです。なんと、最初は動けませんでした。 なぜこれをやる必要があるか説明してくれました。これはパッティングに限らないのですが(アイアンでも同様の傾向があるそうです)、私の場合、多くの初心者同様、ボールにヒットした後、力が抜けていく傾向があるのだそうです。 |
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私のパッティングの「課題」は方向性、距離感のばらつきが大きいこと。ばらつきが大きい理由が、フォローがしっかりと打てていないこと、だそうです。 |
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さて、最後はボールについてでした。私の場合、人からボールを貰うことが多いため、いろいろなボールを使っていました。それを知った古澤プロがいくつか種類の違うゴルフボールを持ってきてくれ、1つ、1つ打ってみるように、と。 私のような初心者でも、ヒットした時の感じが固めなのと、柔らかめなのとが感じ取れました。実はドライバーショットなどでも、ボールによる違いがかなりあるはずなのですが、私自身の技量によるバラツキが大きいもので、意識することはありませんでした。 つまり、ゴルフボールは出来るだけ統一した方がいい、というシンプルで大切なアドバイスでした。 |
<練習後記>(2008/07/05)
パッティングのレッスンを受けたその日、たまたま新橋のゴルフショップへ行きました。で、衝動買いしてしまったのが、最近評判のこちらの「TaylorMade ロッサ
モンザ スパイダー AGSI+
」パター。買ったばかりで、まだ良いも悪いも分かりませんが、すでにオデッセイの2ボールパターは3種類も持っているので、今回は別なメーカーのものを使ってみたかった、というわけです。
これを購入する時に脳裏を横切ったのは、先日のコンペで一緒したベテランの方の言葉。見ていて、ワンパットが多かったので、彼の使っているパターを拝見させて貰いました。かなり使い込んだ「L字型」のパター。真鍮製のようでしたが、いぶし銀のごとく光っていました。「何年くらい使っているのですか?」の質問に対して「多少、浮気もしましたが、やはりこれが良くて、30年使い続けています」とのことでした。
この方いわく、奥さんは取り替えても、パターは変えてはいけません(爆笑)、でした。私は結婚してまもなく30年になろうとしていますが、ずっと一人の奥さん。代わりにパターはいろいろ浮気しっぱなしです。どうでしょう、一度、逆をやってみた方がいいのでしょうかねぇ(?) フフフ
<練習後記> (2008/08/03)
スーパーゴルフ/2008年9月号 鈴木康之氏、ゴルフの薬箱第33回より
パターは買い換えた当初よく入ります。また、パターを家に忘れてきた人がコースの貸しクラブでやるとポンポン入る、ということがよくあります。パターと人との間にはそういうところがあることに気づいて、寅さんの話を思い出しました。
中村寅吉さんが4度目の日本プロ選手権に買ったのは昭和37年。47歳の時です。橘田、杉原、杉本、河野ら若い世代が台頭する中。距離の長い四日市CC。当時の日本プロ選手権は3日間で行われていました。つまり、決勝の第3、4ラウンドは3日目一日で36ホールとなります。もう若くない寅さんには不利な条件が重なっていました。
師匠の間近にいて見ていた安田春雄プロが驚きました。寅さんがパターを取り替えたのだそうです。あとでそのわけを聞かれて寅さんは答えました。
「いままでのパターが気に入らなかったわけじゃない。同じパターばかり使っていると、パットが雑になるんだ。油断する。気持ちを引き締めるには、新しいパターの方がいいんだよ。扱い方も真剣になるだろう。なんでも慣れ過ぎちゃいけない」 矢作正治著 「評伝 中村寅吉」廣済堂刊
扱いにくいから、ヘッドの動かし方に真剣になります。ボールの打ち出しに丁寧になります。ヘッドアップもしません。さぁ、これでついでにパッティング最後の開眼!となると目出度いのですが、この重さにもいずれ慣れてしまう日が来るのでしょうか。