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164.月に1度は「スウィング」の定期点検を ・・・ (2008/06/15)

  太っていることもあってか、私は夏場に弱い。そんなことで、梅雨に入る前に沢山コースへ通っておこうと、毎週のようにゴルフ場へ行っていた。しかし、ゴルフの内容は、良くなるどころか、むしろ悪くなってきている感じだった。そんなことで、久しぶりにインドアゴルフレッスンを受けてみた。

  課題は2つ。1つはドライバーショットで、左にひかっけOBが多発したこと。2つ目はアイアンの方向性が悪くなっていること。



まずは、2つ目の「アイアンの方向性」を見て貰うことに

   
 こちらが前回の練習で習った方法体重移動を意識するべく、ボール右に貼ったガムテープははがさず、ボール先にヘッドが降りていくようにヒット。ボールの位置は左へ一杯、  さて、指摘されたのがこれ。ボールの置く位置が、練習時といえど左過ぎる、と。右足かかとの延長線上以上に左にはボールをおかない。 
 また、左足がまっすぐになってしまっているが、これは左足が、体の回転にロックをかけてしまっている状態で、フォローしずらくなる、とも。
 スタンスはボールに体の位置を合わせるのではなく、正しい自分の姿勢にボールの位置を合わせる感じで。
 前傾の角度が決まったら、両手をぶらんと下に降ろした位置でグリップ。左つまさきはやや外側に向け開くことでフォロー回転を楽にしてやる。
 

  写真はインドアゴルフスタジオ「スブリバ」の古澤プロ

  前傾姿勢と、グリップする手の位置を確認。写真左のように、前傾(25度前後)の姿勢をとる。次に、両手をダラリと下げ、その位置でグリップを両手で挟む感じでクラブをホールド。 

  私の場合だと、猫背なもので、首の後ろで頭だけが前に傾いてしまう傾向が強い。また、ボールと体の関係でいえば、やや近すぎる、と。近すぎると、テークバックで体が伸び上がってしまう傾向が強まるという。



 補足だが、アプローチの場合の足の位置例。テークバックは大きくとる必要がないので、右足の向きはまっすぐでも構わない。

 左足は少し後ろにひいて、また少し開きぎみにしてやると、フォロー時にクラブ移動しやすい空間が出来、楽になるはず、と。


 次に姿勢をチェック。やはり猫背は直らない。せめて意識して頭の前傾をリセットしなくては。少し「アゴ」を引くようにすると頭の位置が背骨の延長線上に戻ってくる。  こちらの写真で、トップの位置で体が伸び上がっているのが分かる。これはクラブを上げようとしすぎているから。
  カメラで確認しながら、どこまでだったら頭が動いていないか、を確認する。それによれば、グリップを肩の位置以上には上げない方がよさそう。ただし、コックをするとそれでも十分な飛距離を確保出来そう。


次に、ドライバーショットで左へひっかけるクセを補正

 
 アドバイスとして、練習時、もしくは素振りでは、グリップで左右の手の間隔をあけて振ってみる。これで「右手」のかえりがきちんと行われるようになる。   あと、フォローで「左脇」が開いてしまっていることも原因。上手く左腕を折りたたむヒントとしては、左脇にシャツの一部をたたんで挟んでみると良いと。これで意識が左脇にいくので、左脇が開くことを防止できる。
  この方法は、右脇が開きスライスしてしまうことの防止にも使える。


  これ以外には、自分で認識出来た課題としては、なんと言ってもグリップを強く握りしめ過ぎていること。お陰でドライバーのヘッドが走らなくなってしまっている。これではボールを遠くへ飛ばすことが出来ないので、ウッド系は意識してグリップを軽く握るように気をつける。




内藤雄士推薦の「IZZOスムース・スイング 」 トランスファー ウェッジがあったので使ってみた。確かに体重移動が楽になる。

  レッスンはあくまで「診断」と「処方」まで。治療は自分でやる必要がある。レッスン受講後、更に別な打席で修正箇所を確認をしてみることに。
 インドアスクールには練習打席もあり、嬉しいのが練習打席でもパソコンのディスプレイに映った自分のスウィング、姿勢を確認出来ること。特に、トップの位置が高いのかどうかなどは、上の写真のように赤いラインを入れておいてくれるので、スウィングプレーンに沿ったスウィングが出来ているかを確認するのに丁度よい。


  最近スウィングが綺麗になったと仲間に言われていたのが、このところ、だんだんおかしくなってきた。考えてみれば、レディストーナメントで優勝を勝ち取る技量のある飯島茜プロですら、こうした画像による診断ソフトを取り入れ「ロボットのように正確なスウィングが出来るよう」練習をしているという。

  生身の人間ゆえに、常に体の状態は変化をしている。もし調子が悪いと思ったら、ヘタを塗り重ねないよう、早めに修正をしておく方がよいだろう。そのためには、機械同様、月に1度程度は「スウィング」の定期点検をしておいた方がよいのかもしれない。



  ※ ティーチング・プロが指導してくれた内容と、私の表現が異なったとしたら、それは私の理解力ならびに文字にする表現力が不足しているのであって、ティーチング・プロの指導力に問題がある訳ではありません。


 


  前回のレッスンから(2008/06/28) ・・・ 月に1回程度は、スウィングの定期点検を!

 まさに定期点検が必要な理由はこれかもしれない。意識をしていないと、自然と右脇が開いてくる。また、飛ばしたい気持ちが、トップの位置を不必要に高くしてしまっている。  これが30分のレッスンのあと場所を練習ブースを変えてしばらく練習した後のスウィング。右脇の開き具合も収まってきているし、またトップの位置も丁度良く、スウィングが安定している。まさに定期点検 をしたお陰ですね。


 さて、こうした定期点検の効果をご披露します。

 6月26日(木) 北海道の北見出身者によるゴルフコンペがありました。(私は北海道出身者ではないのですが、たまたま世話役の方に、仕事でお世話になったことがあることからお声がかかり、一緒させて貰いました)

 上記のように課題、「トップがアップライトになりすぎている」と、「背筋が伸びていない(首の部分から前に傾斜してします)」を修正して、このコンペに臨みました。結果、参加19名で、「ニアピン賞」を2ついただきました。アイアンを取り替えて以来距離感が合わず苦労していた私にとって、この結果は特筆ものでした。

 スコアをグロスで見ると、80台が3人、90台が5人、100超が11人で、私は7位でした。(ハンディ込みですと4位)まあ、ベテランの方にしてみれば、な〜んだ、そんなレベル?と思われるのかもしれませんが、(53歳を過ぎてゴルフを始め)日頃100超のスコアの私からしてみれば、立派な成績といえるでしょう。

 改善点は、まだレッスンを受けたことがない「パット」についてでした。なにせ18ホール回ってのパット数合計が40パットでしたから(笑い)。まあ、反対に、パットさえ改善されれば、5打やそこらは、あっという間に縮まる可能性がある、ということですね。




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