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161.まさかの時の「AED(自動体外式除細動器)」 ・・・ (2008/05/18)




AED(自動体外式除細動器)とは
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  人工呼吸や心臓マッサージは、救命手当の方法としてよく知られています。しかし、この心肺蘇生法では、リズムを失った心臓を正常に戻すことはできません。酸素を全身に運ぶ血液の流れを再開させるためには、一刻も早く「除細動器」と呼ばれる機械で心臓に電気ショックを与える必要があります。

  これまで、この除細動器の使用は医師・看護師・救命救急士などにしか許可されていませんでしたが、2004年7月よりAED(自動体外式除細動器)の使用が一般にも認められるようになりました。



 昨今、AEDを装備しているゴルフ場が増えてきました。ゴルフ場のそれは、どこにあるのか分らなくても、街中、たとえば駅、デパートなど、人の多く集まるところなどで、これ(AED)を見かけることが多くなりました。

 上の写真は、ある会社のロビーにあったもの。飲料の自動販売機と一体化していました。これなら誰の目にも止まるでしょう。とても良いアイデアと感心しました。

 せっかくこうした機械が開発されても、使われなくては意味がありません。AEDを配備したら、次は、あそこに行けばAEDがある、と知らせることが大事ですね。

 当ホームページは、AEDの普及、配備、活用へと紹介活動を続けたいと思います。(管理人)




NHK 2005年10月3日(月)放送のクローズアップ現代より

あなたに“救える命”があります
〜心臓停止に立ち向かう〜


心筋梗塞など、突然の心停止で亡くなる人は一日約100人。(心疾患は死因第2位)その命は数分以内に電気ショック(除細動)がなされるか、にかかっている。ところが、頼みの救急車は到着まで平均6分以上かかるのが現実。そこで今求められているのが、市民の救急対応である。昨年、厚労省は一般人に除細動器の使用を解禁し、現状打開を図った。しかし、除細動器はなかなか普及せず、市民向けは全国でおよそ2千台、しかも、これまでに市民が使った例はわずか数例に止まっている。除細動器があっても、誰も使い方を知らず、患者の救命処置が遅れたケースも起きている。どうすれば目の前の心臓停止患者を救えるのか?徹底した救急教育と除細動器の普及で心停止救命率アップに成功した米国の例も交え、市民参加の救急体制の確立の鍵を探る。




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