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147.レッスン・アゲイン(その7) ・・・ (2007/10/31)



  中部銀次郎著 「もっと深く、もっと楽しく icon」より  ・・(2007/12/23)

   アドレスこそがゴルフの基本であり −−− というよりはむしろ、ゴルフのすべてではないかと考えていたのだ。

   ゴルフにとっていちばん難しいのは”立つ”ことなのである。わたしたちはだれでも、ごく自然に立つことが出来る。そのかぎりでは、みんな立つ。ところが、いったんクラブを握り、ボールに向かうとなると自然に立てなくなってしまうのだ。

   ”立つ”ことさえしっかりできれば、だれでもいいボールが打てるのであり、いいボールが打てるだけにとどまらず、ゴルフの内容もよくなってスコアメイクにもつながっていくことを知ってもらいたい。




  

  本日が7回目のレッスンです。


 今回のレッスンで7回目だが、あいかわらず頭の上下に動く幅が大きめ。なんとかこれを修正したいと、ティーチングプロと相談。

 まずは、どの程度なのかを計測 
 
 どうも、立ち方に問題があるのでは?とチェックしてみると、確かに左(ボールの飛行方向)に体が傾いている。・・画面左

 中部銀治郎氏の著書 にもあるが、やはり真っ直ぐに立つことが大事であり、また難しいのだということがわかった。

 で、立ち方がスウィング全体に影響していることが以下で良くわかった。
   
 意識して、頭の上下運度を止めてみると、それだけでスウィング軌道が変わってきた。

 見た目の変化が小さいのでわかりにくいかもしれないが、「画面左」が修正前、「画面右」が修正後。

 これだけでの微調整でも高すぎたトップが更に低く安定的なスウィング軌道になってきていた。
   
 改造、ビフォー・アフター

 画面左が補正後で、右が補正前。補正後に比べ、補正前は上下運動が大きいことがわかる。

 では、一体何をしたらこうなったのかと言えば、まずはモニター画面を見ながら、真っ直ぐに立っているかどうかを体に覚え込ませた。

 今まで真っ直ぐに立っているつもりだったものは、実は左に傾いているのがわかったので、それを画面を見ながら補正。それだけで、頭の上下運度が減った。
 
 更に詳しくチェックしてみると、こんな感じ。(画面左が補正後)


  次にやってみたのがこれ。従来猫背に見えたのは、実は首の根本から前に傾斜しすぎていた。
  そこで首を起こして、ボールを”下目使いで”見るようにした。




 更に、下目使いで見る際に、”左目で見るように”した。つまり、左目とボールの距離を一定にするようにしてみた。
   
 すると、今まで気がつかなかった上下運度がリアルに感じることが出来るようになった。こうなってくると、自然と頭が上がる手前でトップを止めるようになる。つまり、自分でもこれ以上トップを大きくしようとすると、ボールから頭が離れていくことが認識出来るようになったのです。

 前回プロから「頭が上下するほどテークバックしなくて良いですよ」と言われましたが、ようやく今回それがしっかりと体感できるようになった。

 画面左はこれらを修正した後のスウィングですが、ボールを打った後も頭が残るようになってきた。いいことづくめですね。



  今日のレッスンのまとめ

  真っ直ぐに立つ

    鏡の前にクラブを持って立ってみる。自分が真っ直ぐに立っていると思っているのが、実は傾斜していることに気づくだろう。鏡の助けを借りて真っ直ぐに立ってみて、それが本来の直立なんだという体の位置関係を、しっかりと体に覚え込ませることが、まず始めに必要。


  ・背中の軸が頭まで1本真っ直ぐに通るようになるには、 ボールを”下目使いで”見る

    どうしても、頭を前に傾けてボールを見る(スタンスをする)傾向が強かった。今までの横からの写真を見てみると、肩のあたりで頭が下がっていることがわかる。背中から頭まで1本の軸を持ち回転するとなると、もう少し頭は上げなくてはいけない。頭が上がっているかどうかは、ボールを正面から見ているのか、それとも下目使いで見ているのかで確認出来ます。


  ・ボールとの距離を常に一定にするには ”左目で”ボールを見ること

    両方の目で見てしまうと、どうしても軸がぶれてしまった。そこで、意識して左目で見るようにしてみた。そうすると、頭が上がりだし、ボールから離れてくることがわかるようになってきた。副次的に、左目で見て、頭が上がり出すとわかるので、いきおいトップをこれ以上上げたらまずい、と感じられるようになってきた。


    以上の点に注意をして、その画像を記録して、プロと一緒に見直してみたが、以前よりズンと良くなったことが確認できた。本日は、いつも以上に明確に成果が確認出来たわけだ。


追伸: (2007/12/30)


  ゴルフは構えたところで打てばいい! icon」 ・・・ Part2 アスリートスウィングより

  ●前傾姿勢を保てばオーバースウィングは直る

   前傾角度を保ち、アドレス時の「張り」をキープしたままスウィングしている人に、悪いオーバースウィングの人はいません。つまり、ここのゆるみを取ることが出来れば、かなりの確率でオーバースウィングを直すことができるのです。

   ボクが見たアマチュアゴルファーの過半数は、スウィング中に前傾角度をキープ出来ていません。特にオーバースウィングに悩んでいる人だったら、まず間違いなく体が起き上がっていると考えていいでしょう。




 
追伸: (2007/11/15)

 本レッスンを受けた翌週、たまたま(11/13)見た週刊ゴルフダイジェスト誌の江連プロによるモダンゴルフに面白いものをみつけました。
 それによれば、

・バックスウィングで頭が大きく動けば、ダウンでそれを元に戻そうと動くからプレーンが安定せず方向性が悪くなる。(更にエネルギーが上に逃げるから飛距離も出なくなる)

・こういうオーバースウィングになるのは、飛ばそうとして無理に体を回しているから。

・で、その原因は体が回りにくい構えにある。例えば背筋を丸めて構えたら体が回りにくいので自分の力で回そうとする。すると伸び上がったりオーバースウィングになったりする。

・それに対していい構えをしていると、右足を右股関節に体重を載せただけで体は自然に回るようになる、と。

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 まるで私のパターンそのものですね。(管理人)
 

  「 新モダンゴルフ(1) icon」、「 新モダンゴルフ(2) icon」、「新モダンゴルフ(3) iconicon

  江連 忠 (著), 山中 賢介 (作), 沼よしのぶ(画)

  ゴルフダイジェスト社(刊)   
1,260円(税込)





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