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146.レッスン・アゲイン(その6) ・・・ (2007/10/24)

  東銀座、ワイランド・ゴルフクラブでの私のレッスン(10回)も中盤を過ぎ、いよいよ後半に入ってきました。その成果を見るべく、田中プロが、ここに通い始めた頃の私のスウィング画像を見せてくれました。


      スウィング改造、ビフォー、アフター ・・・ レッスン開始直後のスウィングと5回修了後のスウィング



  左画面がワイランドゴルフクラブに通い始めた頃のスウィング。右画面が今回(レッスン6回目)のスウィング。トップの位置が低くなってきています。また以前は右脇が開いていたものが、ほぼ両肘の高さが同じくらいになっている。

  写真右上は、左上の写真にあるスウィングのトップからダウンスウィングに入る際のカットです。
  腕だけで大振りするためか、腰の戻りが遅れ、いきおい腕だけで戻そうとしているようです。このようにスウィングプレーンからも外れてしまっていた。(アウトサイド、インのスウィング)



  写真左。こちらは現在のスウィングを正面から撮影したところ。ティーチングプロの田中先生は、「まあ許容範囲ですが、」とは言ってくれましたが、回転軸が安定していない為、こんな感じで軸がずれていることが分かります。



  頭が上下運動をしてしまうのを押さえる方法は?とプロに質問してみたところ「必要以上にトップを大きくしようと思わないこと」との答えが返ってきました。

  確かに、私よりも更に初心者の家内のスウィングなどを見ると良くわかるのですが、遠くへボールを飛ばしたい一心で、むやみにテークバックを大きくするからスウィングが安定せず、トップしたりダフッたりしている。かつては私もそうだったし、今もその傾向が残っているわけです。
 



 腕に頼って大きなトップを作ろうとしている弊害としてこんな具合に頭が上下運動をしてしまっている。


 
 上下運動を押さえる練習方法ですが、例えば壁(写真では擬似的にカーテンの前での説明ですが)に頭を付けてスウィングしてみましょう。こうしたスウィングの練習で「頭を動かさずに済む範囲で、トップの位置として十分です」 と田中プロからの説明が。私の場合は、初心者特有の、”大きなトップを作れば遠くへ飛ばせるはず”、という思い込みから、必要以上に高いトップを作ってしまっているようでした。

      

  思いこみその1 ・・・ 自分では体が硬いため、体が回っていないと思っていた。

  この写真を見てプロから「十分、体が回転しています」と。右の写真を見ると、背中が見えてきているのがわかります。「ここまで体が回れば十分」とプロは言ってくれます。むしろ腰が回り過ぎているので、少し押さえるように、とのことでした。
  そこで私を納得させる為に見せてくれたのが、この比較写真(下)。 画面右側の私の写真と、画面左側のプロのスウィング写真を比較してみると一目瞭然。プロの場合、あくまで肩の回転にツラレテ腰が回る、という程度。
  それに対して私のスウィングは、肩と腰と、一緒に回している。これが体がスエーしたり、頭が上下にブレる要因を作ってしまっていたし、肩と腰の捻転差がないためボールに威力がない。

      

   こちら、画面左右が逆になっていますが、画面左が私で、画面右の写真がプロのスウィング写真です。やはりこちらでも、プロのスウィングは肩がしっかりと回転し、これにより腰との捻転差が生まれているので、一旦、腰のリードでダウンスウィングが始まると、とても威力のあるスウィングが生まれてくる訳です。

      
 

      

  こちらはフェアウェイウッドでのスウィング。シャフトが長い分、上体が起きていることを除けば基本的にはアイアンと同じスウィング。いずれも、腰を回し過ぎて、少々オーバースウィング気味。


  こちら、マレーシアで買ったゴルフダイジェスト誌にあった、誌上レッスン講座。真ん中の写真、テークバックしているプロの首に黄色い輪がありますが、これが肩の位置、という意味です。肩がここまで回っていても、腰はさほど動いていませんね。



      体の軸を安定させる方法 ・・・  でんでん太鼓のようにスウィングするには


  バランス・ディスク というのをご存じだろうか。小さめの空気座布団という感じのクッションだが、これに乗ってみると真っ直ぐに立っているだけでも大変。このクッションに乗ってゴルフスウィングをすると体の軸を使ったスウィングが身につき、またスウェーする人もこれで直るという。
  あと私の場合、肩のあたりが猫背になっていますが、これはあごを引いて、少し下目使いにボールを見るようにすれば直せそうです。



   今日のレッスンのまとめ

   ・トップは、頭が上下しないで済む範囲まで上げられれば、それで十分
    (頭が上下動してしまうほど、テークバックを大きくしてはいけない)

   ・腰を回す必要はなく、肩の捻転に連れて腰が回る程度で十分。
    (むしろ捻転差を作るべく、肩がテークバックする際は、腰は反対方向に捻る感じでよいのかも、)

   ・ダウンスウィングは腰からスタートし、それにつれて肩がついて回る



   補足  ・・・ オーバースウィング

  余談ですが、横峰さくらプロがオーバースイングの典型のように言われますが、実際に写真などを見てみると(雑誌等で確認してみるといいでしょう)、横峰さくらプロでも上半身が動いているだけで、腰はさほど動いていません。 肩関節が柔らかいのか、グリップが頭上まで上がり、更にトップでは手首(関節)も柔らかく、グリップがゆるゆる状態でクラブを落としてしまうのでは?と思うほど。

  反対に、一般的なプレーヤーのオーバースイングは、私のように腰も肩も一緒に回ってしまい、それがお陰でダウンスウィングでは回しすぎた腰の戻しが間に合わず、いきおい腕を振り回してしまう傾向があるようです。これが「スウィング軌道」を乱す要素になってしまっています。柔軟性は必要としても、くれぐれも無理やり回さないように。




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