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143.レッスン・アゲイン(その3) ・・・ (2007/09/19)


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  映画「シャルウィーダンス」はご覧になりましたか?別に社交ダンスに限りませんが、こうした練習場所には必ず「鏡」が用意されていて、自分の姿が見れるようになっています。

  ワイランドゴルフスタジオ(YLannd Golf Studio) の最も優れた点は、鏡に代わって文明の利器、「ビデオカメラ」による撮影と「コンピュータ」による解析が出来る点。1秒足らずで動作が完了してしまうゴルフのスウィングの分析には、ストップモーションやコマ落としによるレビューが不可欠。更にここで出た診断を元に、今度はティーティングプロの資格を持つ田中先生が、生徒さん個々人の応じた適切な処方を考えてくれる点です。
  今まで私がやってきた練習を「健康診断」に例えるなら、さしずめ「聴診器」レベルで、今度は一機に「MRI(脳の断層撮影機)」に移行した感じです。それくらい、目からうろこ状態の画期的なものです。



 

  さて、今回は3回目のレッスンです。初回指摘されたトップ時に右脇が開き、必要以上に上に上がるそのクセが、どうしても抜けません。そこでレッスン3回目の今日は2つの「練習器具」を使ってみることに。

  ★手前の水色の帯みたいなものは「IZZOスムース・スウィング」というもの。これに両方の腕を通して肘が離れ離れにならないようにする。これによってグリップと両方の肩とでつくる三角形を維持出来る。 ★次の大き目の2色ボールは、「スイングボール」で、アドレス、トップ、フィニッシュのポジションを確かめながらスイングの軌道に沿ってボールを振ることで、腕と体全体が正しく同調した理想のスイングがマスターできるというもの。こいつが結構重く、手打ち防止にこの重さが有効なのだそうですが、5分も振り回していると汗が噴出してきました。


 

 

 写真左が前回、写真右が今回。「IZZOスムース・スウィング」の装着によって、グリップと肘が作る三角形が綺麗に治まっていることが分かる。(赤い線は画面上に引いた線)

 補正後は、トップ時のシャフトの位置が高すぎず、しかもスウィングプレーン内に治まるようになってきている。

   <左が初回レッスン時、右がレッスン3回目の写真>

 

 右が以前のスウィング。トップの位置が高すぎる(アップライトになりすぎている)ことが分かる。
 それに対し、レッスン3回目では、スウィングプレーンが安定してきていることが分かる

 <右が初回レッスン時、左がレッスン3回目>

 更に、トップのグリップエンドの位置に(画面上で)印をつけ、そのあとスウィングしフィニッシュの位置で止めてみる。
 もしスウィングがボールの飛行方向に忠実なスウィングならば、トップの位置(画面上の○の位置)と、フィニッシュのグリップの位置はほぼ同じ高さ、位置にくるはず。(上記写真、画面左の方が誤差が少なくなっています)

 


  もう1つの写真を紹介しましょう。こちらは、レッスン初回(写真左)との比較。初回レッスン時の撮影によれば、私のスウィングは、ダウンスウィング時に、本来のスウィングプレーンからはずれ体前方に膨らむようにしてボールにヒットしている(写真左)。 それが、補正した後のスウィング(写真右)では、きちんとスウィングプレーンの中に納まっている。つまり、クラブがしっかりとお仕事をしてくれている動作になってきた訳だ。

  この写真から分析するもう1つの視点は、両方の画面とも、トップから降りてきた"グリップの位置(高さ)"は同じなのに、クラブヘッドの位置が、スウィング補正後の方が(写真右が)高めになっている。これは、前回(レッスン2回目)に注意された「コックのリリースが早すぎ、ボールに適切な力が働いていない(つまり飛距離で損をしている)」を思い出しながらスウィングした結果です。ダウンスウィングで貯めたエネルギーが、タイミングの良いコックのリリースで一気にボールに伝わる訳だ。

 

  こうしたゴルフスクール(ワイランドゴルフスタジオ)を効果的に活用するポイントは、短い(50分)レッスンの中で「診断」と「処方」が行われるので、体が覚えている間に、今度は練習場へ行って、反復練習をし、体に覚えこますことが大事、ということかと思います。

 今日のレッスン

   テークバック時にどうしても右脇が開いてしまうのを用具(IZZOスムース・スウィング)を使って補正

   体の回転と腕の動きをシンクロさせる感覚を掴むために用具(スイングボール)を使って補正

   スウィングバランスが良くなると、トップの際のグリップの位置(高さ)とフィニッシュ時のグリップの位置が同じになる


<練習(編集)後記>

   「人は易きに流れる」とは良く言ったものだ。ワイランドゴルフスタジオ(YLannd Golf Studio)のレッスンを受けていて思うのは、もとより体の硬い私のスウィングは、どこか楽をしようというタイプのスウィングをしていたようです。今よりもほんのちょっとだけ体に無理をさせることが出来たら、目標に向けて真っすぐに、またより遠くへ飛ぶ、という改造を今進めている訳です。こうした改造は、日頃ストレッチでもしていれば、ある程度可能なのでしょうが、そこは人間、お金を払って、こうしたところへでも来ない限り、まずやらないでしょう。

 

  ※ ティーチング・プロが指導してくれた内容と、私の表現が異なったとしたら、それは私の理解力ならびに文字にする表現力が不足しているのであって、ティーチング・プロの指導力に問題がある訳ではありません。


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