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127.お陰でスライスが直りました ・・・ (2007/04/02)

レッスン指導: 藤井 裕子プロ 

 

 

 

 

 

  さて、スライスで悩んでいたドライバーだが、実はPRGRのT3 502 銀ドライバーを購入したのだ。

  今回のレッスンの目的がドライバーのスライスを直すことが目的だった。とにかくスライスがひどく、隣のホールまで飛び込んでしまうので、危険だし、また自分自身、朝一ショットがOBでは、精神的なダメージもあり、それが前半9Hに影響してしまうこともままあった。

  このレッスンを受けているゴルフ練習場で、おりしもプロギアの試打会が開催されたので参加してみた。以前、T3レッドをあるショップのネット内で試打(スウィング)させて貰った時の感じがとても良かったので、こちらを検討しての参加だった。しかし、説明員の人が、T3銀を薦めてくれるので試してみたら、スライスしないので驚いた。いつもスライスが怖くて、左足の指先がティーアップしたボールを指すくらい左一杯にティーアップしていたが、それだと、むしろ左に飛んでしまうくらい、このクラブがスライスを補正してくれる。

  さてさて、一瞬スライスはこれで補正してしまうか、とも思ったが、やはり本来的には打ち方そのものを直してから、と考え直した。それで望んだのが今回のレッスンだった。スウィングの補正も、まずまずとなってきたので、ならばあとは道具でカバーと思っての購入だった。


  T3銀は、非力なゴルファーにも楽に振れるようにと軽めに仕上がっている(私が試打会で薦められ購入したのはM-37、10.5度のものだが、289gほど)。さりとて、ボールに当たり負けすることもなく、良く飛んでくれた。「飛んで曲がらないドライバーはないかな〜」という理想を語るゴルファーをみかけるが、私にとってはこのT3銀は、それに当たる。

  こうした軽めのドライバーについては、「力まずゆったりと、同じ速度で振りぬくように」とのアドバイス。自分でも感じたが、飛ばした〜いと思うと、グリップの握る圧が強くなっていた。本などで「スウィング中はグリップの圧を変えないように」と書いてあるのを読んだが、まさに同じ速度で振り抜くことは、グリップ圧を一定に、と同じことのように思えた。

  あと、トップの位置、クラブフェースの面の向きが違っていることを指摘された。テークバックの際のコックが手前方向にコックするはずが、右へ傾けるようにコックしてしまっているようだ。グリップが腰の位置まで来た際に、一瞬スウィングと止めてみるとこれが分かった。これが真っすぐに飛んで行かない理由のようだ。


  最後に。これはウッドに限らないのだが、「ボールを打ったあとのフォローで、ボールを包み込んで運ぶようなイメージでボールを飛ばす感じが欲しいですね」と。「イメージとしてはポーラ・クリーマーみたいに?」、と話したが、やはりあれは極端すぎるようだ。が、まあイメージとしては、あのような感じでボールを運ぶ、とのことでした。そうしたら、もっと飛距離が伸びますよとのアドバイスが。

  確かに私のスウィングだと、ボールを包み込んで押し出すイメージではなく、ボールを打ち終わると直ぐに体が起き上がってします。(コースでは、更にそれがひどく、ヘッドアップしてしまっている)。この押し出すイメージでボールが打てると、プロいわく「前傾姿勢を保ったまま顔がボールを追うので、横向きに空に向かって顔が上がってくる感じになるはず」とのこと。(私の場合フィニッシュは顔が真っすぐ立って空を見上げてしまっている)なるほど〜。

 


 アイアン編

   いつものようにアイアンのスウィングを見てもらう。マットの上でも時々ダフルのだから、コースへ出てダフリが出るのは当然だろう。そこで、再度アイアンのスウィングを見て貰うことに。

  で、ダフリの原因は、体の捻転が十分でなく、このため手首がほどけるのが早すぎて地面を叩いてしまっていると。対策としては、しっかりと体の捻転を作ったスウィングをすることで、タイミングがしっかりと取れ、正確にボールにヒットするようになる。
  ただし、生身の体ゆえ、毎回機械のような正確性は求められるものではない。ここは足腰の鍛錬で、正確性アップを考えるしかないのだろうと思う。

 私のスウィングはどうも脇が空くようだ。レッスンの数日後、練習場へ行った際にロビーに置いてあったフリーペーパーのスーパーゴルフ5月号(2007年)を手にしたら、面白い練習方法が出ていた。

 2個ボールを用意する。最初の1つは、いつものアドレスの位置に置く。で、もう1つのボールをそれよりも10cmほど手前に置いてみる。で、スタンスは最初の一つ(遠い方)にあわせるが、実際には手前のボールを打つ、というもの。

 グリップ、クラブが体の近いところを通ろうとすると、手と体を一体化させないと振れない。逆説的に言えば、手前のボールがちゃんと違和感なく打てるようになれば、手と体を一体化して動かせるスイングが出来た証となる、というもの。

 私の場合、ダフリがイヤで、ボールの位置を体から遠ざけるか、もしくはグリップを短めに持つ、という対処療法で処理していたが、本来のあるべきこの方法でボールを打つと、脇も締まり、ダフリもなくなった。

 前回も書いたが、ゴルフレッスンも料理教室も同じ。習ったままにせず、自分が理解した料理を2回、3回と作っていってこそ、自分の料理(自分のスウィング)になってくる。

 (写真左)スーパーゴルフ5月号(2007年)
       カリスマコーチ、増田哲仁プロの「門外不出(秘)上達講座」より



 

 ※ ティーチング・プロが指導してくれた内容と、私の表現が異なったとしたら、それは私の理解力ならびに文字にする表現力が不足しているのであって、ティーチング・プロの指導力に問題がある訳ではありません。


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