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118.ゴルフレッスン再開 6回目(再びアイアンへ) ・・・ (2007/01/19)

レッスン指導: 田川 恵子プロ 

 

 

 



  先週は休暇を取って南の島へ行き、ホテル併設のゴルフ場でゴルフ三昧の4日間を過ごした。とても充実し、楽しかったのだが、これがいけなかった。また自己流に戻ってしまったのだ。スクエアにヒットしなくなった。

  ゴルフレッスン初日に教わった、クラブヘッドとそれぞれの肩が作る三角形をキープし、と習ったはずだったがそれが崩れ、右腕が縮み、左腕が伸びた変則的な三角形になってしまった。それが為に、ボールにヒットする瞬間が、野球のバットでボールを叩く時のようにクラブヘッドのフェースが開いたままヒットするようになってしまった。アイアンでもスライスするが、ドライバーのようにシャフトが長いものは、この傾向が顕著だった。


  さて、練習は、まず歩くリズムでグリップと左腰が一緒に前へ出るように。グリップが右腰の延長線上まで来たらそこでストップ。そこからボールの頭に向けてヘッドを振り下ろす感じ。この練習をまずやった。
  次に、スタンスの状態から、テークバックせずに、一気に前に振りぬく。これは結構大変。しばらくするとヘッドでボールを運ぶ感じが分かってくる。振り終える位置は、まずオヘソがボールの飛行方向、クラブシャフトは胸の前に立つ。つまりフィニッシュに近い形。

  これが出来たら、少しずつスウィングを大きくしていく(いきなり大きく振ると、またスウィングがばらばらになるので注意)。次にテークバックのコツ。練習場はそれぞれの打席の間に高さ30cm程度の仕切りがあるが、おへその方向がこの仕切りと並行になるように立つ。仕切りより立つ位置はおよそ30cm程度左だ。さてそこでテークバックをする。ヘッドを横へ振ろうとすると、当然のことながら仕切りに当たる。当たらないようにコックしてクラブを上げるのだ。これは、横にヘッドを振りたがる私のクセからすると、とても違和感がある。かなり急激にコックして上にクラブを上げている感じがするのだ。が、ティーチングプロが携帯カメラで動画を撮って見せてくれたが、すごく自然なのだ。


  <参考>


  清元登子魂のレッスン icon」 清元登子 (著)  ゴルフダイジェスト社  1,575円 より

 Q: コックは早めのほうがいいですよね。

 A:(清元) どちらかといえば、わたしは早いほうがいいと考えています。グリップが右腰の高さにきた時点で、すでにトップでの手首の角度を作ってしまいます。そのほうがアイアンの切れ味はいいですよ。

 

  もう1度別な説明をすると、クラブヘッドと両方の肩とで作る三角形は必ずキープすること。テークバックを始め、グリップが右腰の延長線上に来たらもうコックを始めていいのだ。私のように大きく後方にヘッドを引っ張りたがる人間には、かなり違和感があるが、打席後から見てみると、これが自然なスイングなのだ。
  これでスウィングするとボールをヒットする瞬間、フェースがスクエアに戻る。また、振りぬいた後のフィニッシュが、ヘソの方向がきちんと飛行方向に向き、かつ自然にシャフトが肩に回りこんで終わる。


  南の島では、ドライバーショットの飛距離が伸びて、楽しみが増えた感じだったが、しばらくドライバーはおあずけ。アイアンをしっかり再練習だ。「人は易きに流れる(楽な方へ、楽な方へと進む)」というが、私のゴルフなどその典型。体が硬いし、五十肩だし。だから楽なやり方を自分でみつけ、それでスウィングが固まってくる。たった3年のゴルフ歴の私でさえ、こうしてスウィングを直すのに苦労するのだから、10年、20年と自己流になれてしまい、また悪いことに、それでそこそこスコアが出るようになると、なおさら補正が難しいのだろう。

  そう言えば、江連プロが本の中で書いていた。片山晋呉がプロになってある時期伸び悩んだのだそうだ。江連プロが言ったのは、1年間賞金がゼロになるけどいいか。その覚悟があるなら指導すると。
  まあ、我々はプロではないけれど、フォームを治そうと思うと、一旦その人の自己流ゴルフを壊すことになるので、当然スコアは落ちる。しかしその覚悟がないと、先へは進めないのかもしれない。さて、またがんばろっと。



補足:
  一晩寝て、ふと気がついた。もともとクラブヘッドを後に引く、ということ自体が間違いだったのでは、と。そういえば、どなたが書いたのかは忘れたが、ゴルフクラブの動きというものは、2つの動作の組み合わせだと。1つは剣道の上段の構えのように、体の正面で下から上に真っすぐ上げる動作。もう1つが、腰をひねる動作。この2つが同時に起きることが勘違いを起こさせやすいが、基本はこれ。そう考えれば、ティーチィングプロが教えてくれたように、クラブヘッドが急激にコックで上に上げるという動作も(剣道をイメージすれば)まったくおかしなものではなく、むしろそうすべき動きなのだと。さ、今週どこかで時間を作ってやってみよっと。

 

 ※ ティーチング・プロが指導してくれた内容と、私の表現が異なったとしたら、それは私の理解力ならびに文字にする表現力が不足しているのであって、ティーチング・プロの指導力に問題がある訳ではありません。


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