113.ゴルフレッスン再開 (2006/12/08)
もともと人に習うのは嫌いではなかったので、ゴルフを始めた時も1年位スクールに通っていた。投稿者からのお話し(6年も、毎日曜日にまじめにプロのレッスンを受けている)に触発されて、再度レッスンを受けに行くことにした。場所はロッテ葛西ゴルフ(東京都江戸川区)。ここへは時々「90分打ち放題」の練習に行っていたが、打ち放題と同じフロア、3階にこのスクールはありその存在を知った。
以前行っていたゴルフスクールは、加盟の健保組合からの紹介で行くと割引になるのだが、値段を安くして貰っている分、若干サービスが落ちるような感じがある。また、これは自分の"助平度"からしても許容せざるをえないのかもしれないが、男性インストラクターだと女性受講者のところに滞留する時間が長く、男性受講者のそれは短くなる傾向がある。
私の参加クラスのプロは「田川恵子プロ」。挨拶の後、まずは準備体操。以前のゴルフスクールだと準備体操なる物をした記憶がない。私などはせっかちな性格だから、いきなりボールを打ち始めたいところだが、本当はやはり準備運動はするべきなのだと思う。
まずは、歩く形を。ただ、この場合は、通常なら左足を出したら手は右手が先に出るところだが、今回のこのケースでは左ひざと左手を連動して、同時に前(クラブは斜め右前)に出す。そこから、ボールに振り下ろしてやる。このタイミングが正しい振り方で、こうすればこのまま振り上げると、クラブフェースは開かず、体の向いている正面にフェースが向いていることになる。
・・・(注1) この形でクラブを振り上げると何となくカット打ちのようになる。そこで次に先生が周ってきた時にそのことを聞くと、「確かに左足に連動して左手を前に出し、そのまま左手を引いてしまうとカット打ちになってしまいます。しかし、始めに私が言ったように"歩くように"なので、左足、左手を前に出したら、次は右腰を前に出してください。そう、丁度歩くようにね」と言われました。そうなんです、左足・左手を同時に前へ出す形でクラブを動かし始め、そして次に右腰を前に出すように体を回転させていくと、とても無理ない形でクラブが振れる。まさに体にとって自然なリズムで、ということなのだろう。
あとコックについて補足しておくと、ソールしたヘッドを右前に突き出す際、"腰の高さ"まではゆっくりコックで上げていくようにすると良いのだそうだ。
この姿勢からボールを打ち出すと、最初左へ飛ぶような気がするが、きちんと正面に向かってボールは飛んでくれる。従来は、「テークバックはヘッドで床に寝かせたペットボトルを後方へ押す感じで」を意識すると、どうしても肩で運ぼうとする感じがあるが、今回習った方法だと、体の左側全体で運ぶのでむしろこの振り方は体にとっても楽。こうしてスタートはまず体の左側全体を前へ歩き出すようにテークバックしていき、後半、肩で捻転を補足してトップまで持っていく感じ、といったら良いだろうか。
ポイントその1:
市販のゴルフのレッスン書などによれば、グリップエンドは自分のオヘソを指しているように(実際には多少ヘソより左よりになると思うが)、とある。従来の私のやり方、テークバックを腕で持っていくやり方だと、グリップエンドはヘソの方向から外れ、左の腰(または左のポケット方向)を指していた。この状態でトップへ持っていくとクラブフェースは、空を向きがちに。そしてこの状態からボールにヒットしようとするから、フェースが戻り遅れそうになり、いきおい手首で補正する動きが出て、ひいては方向性を不安定にする。(ドライバーではシャフトが長い分、フェースの戻り遅れが顕著で、スライスの原因となっているようだ)
●インターネットで見つけた写真付き解説 ・・・ フリーペーパーGOGOLのホームページより、
●こちらではボディーターンという言葉で表現しています ・・・ エスワイゴルフWEBより、
副次的効果かもしれないが、こうして振ると、なぜか「グリップがソフトに握れている」感じがする。多分、今までのように、クラブヘッドをエイ、ヤァ、と振り上げてしまうと(手で運ぶという意識からか)無意識に手に力が入って握り締めてしまっていたようだ。
さて、この段階での成果はどうかというと、ドライバーショットをしてみると、以前のように極端なスライスは無くなってきた。また、ヘッドスピードが上がったのか、打球音がスカッと抜けた金属音がしていた。現状、まだまだ会得したなどとは言えなさそうだが、以前よりは方向性、飛距離ともに良くなっていると実感している。さぁ、次週も真面目に練習しましょう。
(注1)
New ! 「 江連忠のゴルフ開眼! 」 江連忠/著 日経ビジネス人文庫 700円
13.最初の一歩、最後の一手 より
ステップ打ちという練習があります。右利きなら左足を斜め前に大きく踏み出すのと同時にクラブをフォロー方向に振り、その反動で今度は右足を出すのと同時にバックスウィング、そして最後に左足を踏み出すのと一緒にボールを打つのです。するとどうえしょう。たいがいのアマチュアのリズム感がよくなり、自分でも驚くようなボールを打たれることがあります。このようにリズムは脚が作り出すのです。
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ティーチング・プロが指導してくれた内容と、私の表現が異なったとしたら、それは私の理解力ならびに文字にする表現力が不足しているのであって、ティーチング・プロの指導力に問題がある訳ではありません。