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3.参考書籍 その3(2007年8月〜  )    その1は「こちら」 その2は「こちら

 
上達の秘訣?
それは猛練習あるのみ。

エルズワース・バインズ

 ゴルフ関連書籍には、ゴルフのレッスン書とゴルフ愛好家へのメッセージ本がある。いずれも読んでいてとても楽しくさせてくれる。


 New!あなたに似たゴルファーたち」 伊集院 静・著  文春文庫 680円(税込)

 たまたま書店で見つけ、パラパラと読んでみて気に入って買いました。ある年数ゴルフをやっていると、もはやHow toものの本はあまり読まなくなるでしょう。そんな方にも、いや、むしろゴルフ歴が長い人にほど、この本は面白く読めるはず。
 私もゴルフ場へ行く往復の電車の中でこれを読みましたが、ゴルファーたちの人生が刻まれたストーリに、目頭が熱くなるのを感じたものでした。
 タイトルの「あなたに似たゴルファーたち」も、恐らくは、数多くの短編が盛り込まれたこの本の中に、自分に似たストーリーを見つけるでしょう。あなたがゴルファーなら、一度読んでみられることをお薦めすます。

 New!宮里藍の魔法のリズム」 宮里優 著 ゴルフダイジェスト文庫 600円

 この本を書店で見つけ、目次のページを開いてみると、第1章1が一体感のあるグリップを作る、でした。続いて、2正しい前傾姿勢をマスターする、でした。グリップは、たまたま義理の息子がゴルフをやってみたいというので一式をプレゼントしたのですが、どうも上手くクラブが振れない。彼いわく、剣道の癖で左右の手を離して握るのが問題のよう。ならばどうしたら良いと教えたら良いのだろうかと考えていたところにこの本と出合った訳です。
 もう1つの正しい前傾姿勢は、先日まで通っていた「ゴルフスコアアップの体力作り」で、正確なショット作りには、正しい前傾姿勢が不可欠と気づかされたからでした。
 筋力の落ちたシニア世代が、男子プロのスウィングをモデルにするには、あまりに体力差が大きすぎます。そこで小柄だけれど、世界のトップにたっている宮里藍プロのスウィングなら、なんとかモノに出来るのでは?との期待感を持ってこの本を読んでいます。

 New!100切り速効レッスンゴルフ真実の上達法」 桑田 泉 プロ 著   750円(税込)

 ご存知、プロ野球、桑田真澄選手の弟さん。体の故障からプロを断念、アメリカに渡ってゴルフと出会った。中部銀次郎氏も言っているが、動作を言葉で説明するのは至難の技。あとはその人、その人が、どれだけ自分が理解しやすい、イメージしやすい言葉を使って指導してくれるかどうかだろう。その意味で、桑田プロの指導に「面白いな」と思った瞬間がありました。「詳しくはこちらを」 そのプロが書いた本ということで早速買って読んでみましたが、やはりゴルフ雑誌に紹介されている解説とは、一味違う解説でした。最近結婚した娘の旦那が、ゴルフをやってみたいというので、早速アイアンセットをプレゼントしました。まっさらな状態の彼に、桑田流のアドバイスに沿った練習をして貰い、上達を見てみたいと思っているところです。きっと、あっという間に100を切るんだろうなぁ〜。

  「中部銀次郎のゴルフ哲学」 三好 徹 著 日経プレミアシリーズ 893円

 久しぶりに中部銀次郎氏に関する本を読みました。いつも読んで感じるのは、基本の大切さ。基本に忠実だからこそ中部氏は強かったのだと思う。ゴルフ雑誌などを読むと、「XXプロいわく、スイングはこうすべし」とある。しかし中部氏は、年齢、体格、視力によって変化するので全てのゴルファーに当てはまるとは限らないと謙虚。ほとんどすべてのゴルファーにあてはまる事柄として、スタンス、グリップの大切さを説く。
 私がゴルフを始めた53歳の当時は、週1回ゴルフ練習場に通い、週1回コースへ出ていた。しかし、現在はゴルフ練習場へ行くこともなくなり、コースへも、ようやく月2回、というところ。この練習量、実践でカバー出来る部分があるとすれば、スタンスとグリップのことくらいかも。しかし実際には、これが一番肝心なのだということを感じています。

 「普通のサラリーマンが2年でシングルになるための7つの基本動作」 山口信吾/著  850円

  普通のシリーズ続編。定年後に英国などのリンクスゴルフに魅入られ、そこから著述を始め、現在に至る。その意味で我々と近い年代の著者。だから分かる体の問題。年々ボールが飛ばない、思う方向に飛んでくれない、、、などの背景に関節の可動域が小さくなっていることが原因としてあげられる。この本では、60歳超のアマチュアゴルファーとして何をすれば以前のレベルを維持出来るかが具体的に描かれている。
 考えてみれば、まだ20歳前で体の柔軟な石川遼プロでさえ肩関節の可動域を広げるために激しいストレッチを繰り返している。飛ばし屋の多い米国ツアーで戦おうとして努力をしているのだ。我々も老化という壁を打ち破っていくには、せめてストレッチくらいはやる必要があるだろう。案外これがスコアメークに寄与してくれたりして。

 週刊 ゴルフダイジェスト GW超大号

  特集 60歳から上手になった人の”目ウロコ”練習  400円 (税込)

 
このテーマで特集を組んでくれるなら、そりゃ買わない訳にはいかないですね。特集ページ、初っぱなに登場している人がすごい!この方、ゴルフを始めたのは50歳からなのだとか。60歳でHC20、67歳でシングル入り、84歳でHC6になったのだとか。なにせゴルフへの入れ込み方が半端じゃないですね。年間ラウンド数が120回前後だというのだから。
 ほかの方の話しも読んでみたが、皆さん、年齢を言い訳にしていませんね。体力が落ちても練習方の工夫などでそれを乗り切っています。強い向上心と、練習&プレーの頻度をあげていけば、いつまでも前進することが出来るのですね。感心しました。

 New ! そうか!「ゆっくり上げる」 から、強いんだ。 

    宮里藍が「これだけは!」守る、父が教えたゴルフの基本  宮里優/著  ゴルフダイジェスト社  900円 (税込)

 アマチュア女性ゴルファーを見ていると非力さをカバーしようと大きくテークバックし、結果頭が動いてダフル、などがある。同様に男性の場合は、親の敵討ちでもしているのでは?と思うほど力を入れてすばやく地面を叩いくスウィングを見かける。俗に、運動するのはクラブヘッドでオマエじゃない、と言いますが、まさにそう。

 この本は、世界ランキング1位の宮里藍プロを育てた、父、優氏が、クラブヘッドにお仕事をさせるコツは、ゆっくり上げることなんだと教える。そのほか、100ヤード以内の練習の大切さ、ショートゲームでスコアを作るコツ、などを紹介している。これは読んでおいた放がいいでしょ〜。

 New ! I am here.「今」を意識に刻むメンタル術   宮里藍 著 角川SSC新書 798円 (税込)

 私も当時のことを覚えています。2006年4月の米国ギンオープンでの出来事を。体格が同じような韓国の選手に敗れた直後のこと、確か終了後のインタビューをめずらしくキャンセルした時でした。(管理人)

 「ラウンド後、ロッカールームに閉じこもりましたが、止めどなく涙は溢れてきます。ふと人影が近づいてきたと思うと、そこに立っていたのはポーラクリーマーでした。ミネラルウォーターを差し出しながら”大丈夫?奥にひとりになれる個室があるから、そこに行ったら?”と。しばらくして今度は豪州のカーリ・ウェッブがやってきました。”ハグしていい?”そういうと暖かいハグをしてくれました。ようやく落ち着いてきて外に出ると、キャディとしての仕事はとっくに終わっているのにミックが出口で待っていてくれました。そして”キミはまだ20歳なんだよ。これからいくらでもチャンスはあるじゃないか!”と言ってくれました。」 この日のことは、いろいろな意味で宮里藍にとって忘れられない1日だったことでしょう。
 

  中部銀次郎 悟りのゴルフ(書斎のゴルフ) 日本経済新聞出版社  1,365(税込)
 
  GDOのホームページに、ゴルフの話しをしようVol.12 中部克子 ・・・ 夫・銀次郎が遺したもの があり、それを読みました。中部銀次郎さんがこの世を去ったのが2001年。それから9年が経ちますが、年を重ねるごとに「伝説のアマチュア」というイメージが強くなっている印象を受けるが、の問いに対して克子夫人が「日本アマを何度も獲るアマチュアが主人の後に続いていないからではないでしょうか」と語っていました。

  この本の中でも、青木功、倉本昌弘、阪田哲男、小林陽太郎氏などのそうそうたるメンバーが中部銀次郎との思い出を語っていますが深い友情を感じました。この本は、ゴルフから帰った日の夜、のんびりと酒でも飲みながら読んでみられると良いかもしれませんね。
  「’09‐10 ゴルフ場のグランプリ icon」 講談社、2009年06月発行、1,000円(税込)

 私自身は、高級コースにさほどあこがれるものではありませんが、こうして写真で見てみると、それだけでも楽しいものですね。この本の面白さの1つは、経営者、作家、芸能人が、自分の好きなコースを紹介しているところでしょうか。
 例えば作家、大沢在昌氏のお好きなコースは(高級コースとは違うかと思いますが)私も時々行く「勝浦東急ゴルフ場」なのだそうですが、なんとなく、うん、うん、と納得してしまいました。

 ちなみにこの本が選んだベスト5は、川奈ホテル(富士コース)、廣野ゴルフ倶楽部、霞ヶ関カンツリー倶楽部、東京ゴルフ倶楽部、太平洋御殿場コース、だそうです。
 「GOETHE (ゲーテ) 2009年 11月号 」 幻冬舎 750円

 
 表紙は青木功プロ。ここから分かるように、青木プロの特集的な号だ。内容には、ゴルフを一生続けるためのトレーニング方法なども書かれている。また元ソニー会長だった出井氏の自宅地下のゴルフ練習場所の紹介なども紹介されている。
あと、このホームページも紹介した、「富津ブリストルヒル」が写真で紹介されていた。

  この雑誌、買ったのは今回が初めてだったが、ゴルフ中心の今号は面白かった。

 普通のサラリーマンが2年でシングルになるための18の練習法 icon」 山口信吾 著、日経新聞社 893円(税込)

 このホームページでも何度か紹介させて頂いている山口氏の最新著作。ご本人いわく、ゴルフを始めた当初が接待ゴルフがメインだったとかで、あまり楽しいとは思っていなかった様子。それがある時、ゴルフの面白さに開眼してゴルフにのめりこむ。そこから付いたタイトルが「普通のサラリーマンが、、」となる訳です。

 ですので書かれている言葉を見ても、「シングルというのは、決して目を見張るようなショットを続けるゴルファーのことではありません。シングルとは、コースにおいて長いクラブを大きなミスをしないで使いこなせて、グリーン近くから3打以内で上がれる技量をもつ人のことです」と書いています。もし、今より上手くなりたいと思っている方、一度読んでみるといいですね。

 「ゴルフの楽しみ方リチャード・ヘルムステッター 著 講談社 1,575円(税込)

  氏は、もともと日本で、ゴルフのキューを製造する会社を持っていた。それがキャロウェイ社の創業者と出会って人生が変わった。米国へ戻り、苦労しながらゴルフクラブをデザインし、その成功のお陰で、トップゴルフプレーヤーは勿論、映画俳優から、ついには大統領にまで出会い、一緒にゴルフを楽しむことが出来た。
  彼の語る、なぜこのクラブを作ったか、に頷きながら読んだが、日本のクラブメーカには、個人が注目されることを許さない企業文化が根強いからか、こう思わせる人は唯一、竹林隆光氏くらいのような気が私にはする。久々に技術論ではないゴルフ書でしたが、読んでいて、とても楽しかったですね。

 「今田竜二のUSA流 アプローチ&パット icon」  今田 竜二 /著 学習研究社  900円(税込) 

  スコアメークに一番手っ取り早し練習は、アプローチとパット。この2つは、しっかり練習すると、必ずスコアに貢献してくれます。最近、パターをスパイダーに変え、以前よりマシにはなったものの、もう1歩上達させたいと思っていました。そんな時に出会ったのが、今田竜二プロのこの本。彼の経験に裏打ちされたアドバイスは具体的。
 例えば、「同じ距離を何度も打つより、距離を変えて打つ方が効果的」とか、「片手でボールを打つ練習を行うと、ストロークの軌道が修正される」など、練習方法が具体的に書かれている。

  
定年後、ゴルフに耽る icon」 ・・・ リンクスめぐりの達人が教える手作りの旅行

                             山口信吾/著 ゴルフダイジェスト  950円(税込)

   右写真の「定年後はイギリスでリンクスゴルフを愉しもう icon」 のその後バージョン。イギリスのリンクスゴルフ行脚に慣れてきたようで、更にリンクスの魅力を奥深く語ってくれている。これを読んでいると、一生に一度でいいから、イギリスでゴルフがしてみたくなる。その時は、片言でいいから英語が話せると、旅がもっと楽しく感じられることだろう。ゴルフ場も素敵だし、住んでいる人たちも素敵なのだから。


  「遅く始めたゴルファーは「型」から入れ!」icon 運動センスのいらないゴルフ 

                                                             栗林保雄/著 ゴルフダイジェスト新書   900円(税込)

  中部銀次郎いわく、ゴルフにおける動作を言葉で説明するのは不可能とのこと。私も同感です。ただ、この本は、元、大型精密機械のSEなのだそうで、そのあたりを、かなり工夫し説明してくれています。著者同様に機械屋的感覚をお持ちの方には、フィットする説明でしょう。(ただ、私のような文科系、事務屋あがりには、まるで工業用の多関節ロボットのマニュアルを読んでいるような感じでした。(^^;)   ・・・ 関連情報は「こちら

 

  頭がいいゴルファー悪いゴルファー icon」 KAWADE 夢文庫  540(税込)

  野球の野村克也監督は、頭を使った野球を提唱し、ダメな球団を生き返らせるというが、この本の効用も、それに匹敵するかもしれない。
  100が切れないのは、技量の問題以上に、頭を使ったゴルフをしていないからだ、とこの本は手厳しい。しかし読んでみると、とても理にかなっている。たとえばコースマネジメント。なんだかマネジメントなどというと経営学みたいで小難しい感じがするが、この本にある説明のように、案外、原理原則というものはシンプルで分かりやすいものなのだろう。

  500円玉1個と少々のお金で、こんな本が買えるのなら、買わない手はないだろう。

 「我が人生にゴルフあり icon」高橋三千綱・著 学習研究社・パーゴルフ新書 900円(税込)

  ゴルフ関連の小説で有名な作家、夏坂 健 氏によるゴルフ関連小説はいくつか読んでいる。しかし高橋三千綱氏は、一般的な意味でいうところの小説家だ。読んでみて感心したのは、その小説家がゴルフについて書くと、こうも甘美な世界に変身するのだということ。毎日会社へ持参し、昼休みに楽しみながら読んだ。
 
 9月中旬、フィジーで一人ゴルフ合宿をしたが、その際この本の中で紹介されていた、トム・ワトソンによる飛距離アップのアドバイス、これがかなり有効でした。なるほど〜、ドライバーショットはそう打てば飛距離が出るのか〜〜。
  江連忠自己ベスト!ゴルフアカデミー icon」 江連忠、山中賢介、沼よしのぶ、著  ゴルフダイジェスト社 1050円

  
 下にある”江連忠 必ず当たる”とは姉妹誌。前作がショット(スウィング)に重点を置いているのに対して、こちらは、アプローチ、バンカーショット、そしてパッティングを重点的に説明している。こちらもポイントごとに区切ってあるので、通勤時間などの細切れの時間に読むのに都合が良い。

  江連忠必ず当たる!ゴルフアカデミー icon」 江連忠、山中賢介、沼よしのぶ、著  ゴルフダイジェスト社 1050円

  週刊ゴルフダイジェスト誌でおなじみの劇画「モダンゴルフ」で綴ったゴルフ解説書。漫画〜?なんて軽く見ないでください。そこに書かれていることは、江連プロが伝えたいことを、写真ではなく劇画+写真+文章で表現しているのです。むしろ動作を強調しているだけに、写真だけより分かりやすいと思います。

  電車の中でなど、細切れの時間を有効に使うのに、この本は良いかもしれませんね。

  「パットの神髄」icon 青木功著 三笠書房 560円

 
 最初のページの青木プロの言葉が「パットがうまくなることは、ゴルフのすべてがうまくなることにつながる」だった。更に、「1mのカップを狙い、それを打つ方法、考え方の延長がドライバーショットなのである。だから、1mのパットを克服すればゴルフのすべてを体得出来るのである」、という。

  さて、パッティングで一番大事なのがグリップ。グリップは左手3本の指が命という。また、距離では、1.5mがきちんと入るかどうかで決まるという。 「パットの神髄」がたった560円で手に入る。詳しくは読んでいただくとして、興味のある方は「こちら」のページを見てください。

  バーディは気持ち 遼くんが育ったゴルフのゆりかご icon」 石川勝美/著 ゴルフダイジェスト社 1200円

  
遼君の父、勝美氏による「子供を育てる意義」を語った本。そこに書かれていたことは、なるほどこれで今の遼君が育ったのかと感心するばかり。また、これを読んで共通性を感じたのは韓国人の教育熱心さ。子供の可能性を広げる為に、家族揃ってアメリカに移住しゴルフに打ち込ませる、などと考え方に相通じる部分が。

  また遼君本人がアメリカ遠征で得た世界で通用するゴルフのスタイル。遼君が、果敢にバーディーを取りに行くスタイルは、アメリカ遠征で得た強烈な記憶から来ているようだ。そう言えば、アメリカ女子ゴルフトーナメントで活躍している韓国人女子プロゴルファーが、日本の女子プロゴルファーに足りないものが果敢なチャレンジ、だと言ったのだとか。安全・確実ゴルフだけでは世界のトップには立てないのだろう。

 「ゴルフコース戦略の超セオリー icon」  永井延宏/著   青春出版社  1,000円(税込)

  今まで私は、しゃにむにクラブを振り回し、フェアウェイをあっちへこっちへと歩いていた。ディーグランドに立つにも、どこに立つの?なぜそこなの?が分らずにいた。この本は、ティーグランドのどこに立つべきか、なぜそこなのか、からコース戦略を具体的に解説してくれている。

  目次から項目を披露すると、「ミスしてもスコアが落ちない本当のコース戦略とは」、「アマチュアに多い対角線理論の間違い」、「ゲームの流れに乗るホールの攻守交代法」など。これはゴルフをやる人の「必読書」かもしれませんね。


  ゴルフは突然うまくなる icon」 佐久間 馨 著、現代書林 1300円

  この本はゴルフの技術書でありませんで、むしろビジネスマン向け、特にセールスマン向けにある、コーティングに近い内容、と思って貰うとイメージ出来やすいかもしれません。
  ゴルフはメンタルなスポーツといいますが、案外「ゴルフでメンタル面を強化、、」といった類のものより、こちらの本の方が効果は高いかもしれません。書店でパラパラとページをめくってみて、感じるものがあれば、その人には効果がある本でしょう。

  
読み終えてから気がついたが、ゴルフダイジェスト社刊の 練習ぎらいはゴルフがうまい! iconを書いたその著者の執筆によるものでした。
 NHK趣味悠々 「石渡俊彦のスコアアップクリニック icon」  日本放送出版協会  2007年12月発行  1,050円 (税込)

 番組視聴と併用するのがベストですが、単純にゴルフの解説本として読んでも、とても参考になる内容でした。3月末で終了の番組のテキストです、興味のある方は早めに入手しておくといいですね。

 「LESSON!岡本綾子 icon 」 ゴルフダイジェスト社 刊  1,200円

  週刊パーゴルフ(2008年3月4日号)に読者アンケート結果が掲載されていた。それによればレッスンを受けたい女子プロの第2位が岡本綾子プロだった(ちなみに1位は現役で、かつビジュアル面でも人気の高い古閑美保)。岡本綾子プロは自分がプレー出来るだけでなく、それを言葉にして伝えることにも長けているようだ。それが証拠に、今をときめく上田桃子が、短いパットに悩み、指導を依頼したのが岡本綾子プロだったのだから。
  現役時代はあまり指導には熱心でなかったそうだが、ある時気がついたのが「教えることは、教わること」だった。実際に読んでみると分かるが、アプローチ時のヒザの使い方など、長い経験に裏打ちされた指導が随所に記されている。初心者は勿論、ベテランの方でも、読んでみれば「目からうろこ」が沢山あることと思います。



  「城山三郎ゴルフの時間 icon」  城山三郎 著、 ゴルフダイジェスト新書 900円(税込)

  この本を読んでいて思ったのは、定年後のゴルフの楽しみ方を解説してくれているような気がした。若造(失礼!)が読んでも、この本の面白さが分かるはずがない!と私は勝手に思っている。それらを端的に表しているのが、表紙(左の写真)の言葉。「スコアなんてゴルフの楽しみの七分の一にすぎない」にも現れていると思う。

  この他、第四章にあった「自分の属する組織や群れから離れ”無所属の時間”を持つ」は興味深かった。これについては「ページ」をあらためてご紹介したい。
  ゴルフ・ルネサンス icon」 PGM 会長 廣瀬 光雄 著、ダイヤモンド 1500円(税込)

  
バブル経済が破綻し、旧態依然としたゴルフ場がばたばたと倒産した。それを買収した外資が、アコーディア・ゴルフと本書に登場するパシフィック・ゴルフ。我々ゴルフ場がどう経営されているのかなどに興味を持ってこなかったが、我々がプレーしているゴルフ場の舞台裏でもドラマが繰り広げられていた。
  ちなみにこの本、タイトルにゴルフとあるが、外国資本を背景にした、日本企業の買収、立て直しの物語である。読んでみると、舞台裏では結構泥臭いやりとりがされているのが分かる。ゴルファーにとっても、これら外資のお陰で、よりプレーしやすくなっているのではないかという気がしてくるから不思議。いっそ自分が通っているゴルフ場も買収されてくれたら、もっと快適になるのでは?と良からぬ想像をしてみたりして、、、。

  ゴルフは構えたところで打てばいい! icon」 江連 忠 著、ゴルフダイジェスト刊 1,575円

 この本、実はずっと以前に発行されたもの(2001年刊)、江連プロが今ほどまでには有名になる前の本。最近の著書は観念的なものもあるが、この当時のものは、ゴルフ技術の基本が書かれている。例えば「どうしてアマチュアゴルファーの9割以上がスライサーなの?」など。ゴルフの基本、スタンス、グリップ、トップ、スウィングなど、もう一度基本に戻ってみたいと思われた方は、読んでみるとよろしいでしょう。私自身、ゴルフを始めてたった数年で、基本を忘れてしまっていたところがあり、この本は「目からうろこ」が落ちる思いでした。

  やっぱりアメリカでゴルフがしたい!icon」 魅力ある海外プレーの楽しみ方 久我修一/著  ノースランド出版  1,680円

  この本の巻頭言によれば、日本のゴルフ場の数が2360なのに対し米国にはその10倍、23000以上ものゴルフ場があるのだそうです。アメリカのゴルフ場といえば、グランドキャニオンを抱える米国のその自然の雄大さでしょう。さすがに全米のゴルフ場を紹介するのは大変だったと見え、比較的に日本人が訪問しやすい西海岸、そして島としてはハワイ、グアム、サイパンのゴルフ場が紹介されています。
  この本の特徴は、ゴルフをテーマにしたパッケージツアーへの参加紹介から、個人でゴルフ旅行をする際の注意、たとえばレンタカーの借り方、給油の仕方、そして肝心のゴルフ場の予約の仕方までが紹介されている。
 多分、アメリカへ行ってゴルフなどする機会はないだろうなと思われる方でも、この本は読んでいるだけでも楽しいものです。

  毎日5分の新ゴルフ生活習慣 icon」 大東 将啓 著 学習研究社 (GAKKEN SPORTS MOOK)   880円 

  ある年代になって、体が硬くなってきた時にやっておくべき練習は、ボールを打つことよりもむしろストレッチなのではないかと思うことがあります。この本は、「ゴルフスウィングとストレッチをミックスした上達の為のエクササイズ」を紹介しているものですが、こちらこそがやるべき練習だと感じました。

  現在、私はデジタル診断をして貰えるレッスンを受けていますが、正確な方向性と、飛距離を伸ばす為の診断と処方をして貰えるのだが、あとやっておくべきことがこれ、処方に基づいた練習だと確信しました。たった880円、1冊買って手元に置き、健康維持とゴルフレッスンを兼ねたものとして生活習慣化してみましょう。

 ゴルフで老いる人、若返る人 icon」 斎藤真嗣/著  サンマーク出版  1,470円

  医師が書いたゴルフの本、メインテーマはアンチエージングですが、随所に面白い話題が。たとえば、「目覚まし時計を使わずに自然に気持ちよく起きた朝、勃起していなければ、男性更年期障害である可能性があります」など。アンチエージング(簡単に言えば老化防止)としては、1日1回、体温を1度上げることによって、成長ホルモンの分泌量はぐっと増えるのだそうです。これによって代謝も良くなり、免疫力もアップするというから良いことづくめ。では、どうしたらよいのか。そこにゴルフも1つの体温上昇への手段として、紹介されています。ゴルフをやって健康になる、が私にとってもテーマですので、とても面白く読みました。ちなみにこの春、私がMRI診断を受けたのが溜池山王のこの医師がいる医院でした。偶然ですね。

 「 風の男白洲次郎 icon」 青柳恵介 著 新潮文庫 400円

  この本をゴルフ関連に入れるのは、ちょっと無理があるかもしれない。なにせゴルフの話しが登場してくるのが最後の第六章だけなのだから。氏は、軽井沢ゴルフ倶楽部の創設に関わった人なのだそうだが、昔のエピソードにこんなのがあった。
  ある日、首相が護衛を連れてゴルフ場へ来たが、護衛はメンバーではないので、とコースに出ることを許さなかった。で、白洲次郎が「どうしても護衛といつも一緒にいたいというなら、首相在任中はゴルフはしないことだ」と言ったのだとか。

  読んでいてなんとなく中部銀次郎と合い通じるものを感じた。

  「 江連忠のゴルフ開眼! icon」 江連忠/著  日経ビジネス人文庫 700円

  江連氏の著書は技術論を語ったものが多いように思うが、この本はゴルフについての「考え方」がメインのようだ。この本の中で私が最も面白いと感じたのは「腰」についてのくだり。

  ボールに対し正対して構えることは、実は本当の意味でもスクエアではないという。腰がピタリとターゲットを狙えるようにセットアップ出来た時、視線も顔も胸も、体のすべてのパーツがターゲットを狙っている、という状況が生まれる、という。

  今をときめくゴルフのトッププロを次々と輩出しているコーチの話しだけにとても納得いく話の数々でした。

  練習ぎらいはゴルフがうまい! iconプラスハンディが考えた合理的スウィング作り 佐久間馨 著 ゴルフダイジェスト 900円

  ゴルフダイジェスト新書は何冊か読んでみたが、面白いのが著者がいずれもゴルフのプロではない点。しかしそれぞれに持つ専門があり、その視点からあらためてゴルフを問う、という形になっている。佐久間氏の弁は「そもそもゴルフコースはパーで周れるように作られている」という。
  従来からの指導は、ゴルフを複雑化させてしまっているが、氏の論によれば、ゴルフの理屈はもっとシンプル。そこがきちんと「頭」で理解出来たなら誰でもパーが取れるという。

  読んでいて、希望が沸いて来る1冊でした。

  年金をもらってシニアライフは海外で! icon」 オーストラリアVSタイ徹底比較 

                                シニアライフ研究会/編 ビジネス教育出版社  1,050円

  表紙の解説にもあるように、海外生活に向けた資金活用、定年後夫婦が暮らすのに必要な経費は?、年金の仕組みと年金のシミュレーション、といった具合に、ゴルフの本、というよりは、定年後の生活に大切な資金計画をアドバイスをした本と言った方が近いかもしれない。

 

ゴルフの本を探すならこちらが便利 

 「セブンアンドワイ」・・・ 通常1冊ですと送料がかかりますが、この本屋ならお近くのセブンイレブンで受け取れ、その場合は送料を無料にしてくれます。

 「ゴルフの図書館」・・・ ゴルフ専門の紹介サイト

参考: ゴルフ雑誌リンク

 


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